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嫌いな人②

昨日、「姑が嫌いだった」と過去形で書きましたが、亡くなったわけではありません。
今は施設に入っているだけで、生きてます。

約10年間同居しました。
最後の方は、入退院を繰り返していましたが。
3年ほど前から、一人でお風呂に入れなくなり、毎日ヘルパーさんにお世話になっていました。
施設へ入る前の半年くらいは、ほとんど歩けない状態でした。
リュウマチで両手が使えないので、着替えにも困るくらい。
ベッドから隣の部屋やキッチンに行くのも大変でした。

昼の間は、夫も私も息子も仕事でいないので、誰もいない部屋で毎日のように転んでいたようです。

冷たいようですが、頼まれるまで、私はなるべく手を貸さないようにしていました。
嫌いな人だというのももちろんありますが、親切にしすぎると、家の居心地が良くなって、施設に行ってくれないと困るなと思ったからです。

夫のうつ病の原因の一つが彼女なのです。
姑の介護がかなりの負担になっているのは、明らかでした。
基本的に優しい人なので、母親の辛そうな様子を見ると、放っておけないのでしょう。
夫が辛そうだからと私が手伝うと、いつの間にか私の仕事になってしまうのは、目に見えていました。
だからなるべく手伝わない。
言われるまでは、手を出さない。


最後の入院は、急な入院でした。
当然、入院の用意をしていなかったので、私と夫で用意することに。
本人は病院に置いてきたので、とりあえずの用意だけして、持っていきました。

コロナ禍で中には入れず、エレベーター前で看護師さんに渡して帰りました。
家に着く前、車の中で電話があり、あれがない、これがないがはじまりました。
家に帰って探しましたが見つからず、夫が電話で伝えると、
「○○さん(私)がいるのになんでわからない!○○さん!あんたなんか大嫌いだ!」
と言われ、
「私も嫌いです。」
とはっきり伝えました。

それから、彼女の電話は着信拒否のまま今日に至ります。

今、施設では皆さん親切で、快適だそうです。
私の作戦は今のところ、成功しているようですが、どうでしょうか?


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