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にじのはしスペイクリニック

にじのはしスペイクリニックのFacebookに投稿されていた「手術車」に関する記事をご紹介致します。

投稿の紹介

今回は「なぜ手術車なのか」をお話しします。
みなさんご存じのとおり、猫に関する社会問題が全国各地で発生しています。
それらの問題は、猫が過剰に繁殖することに起因しており、問題解決には「猫の繁殖を止めること=不妊去勢手術(TNR活動)」が必要です。
しかし現状は、繁殖を止めるための病院がまだ少ないがゆえに、そこに通える方達だけの活動にとどまっています。活動されている方の中には大変な労力を使い遠くのスぺイクリニックに通われている方もいらっしゃいます。
身近にあるべき不妊去勢手術が、敷居の高いものになっていると感じるのです。
それを打破する可能性を秘めたものが、「移動式手術室」です。
小さなクリニックである私たちが、複数の地域でボランティア活動家さんたちの協力をいただきながら過剰繁殖問題に取り組めるのは、移動式手術室があるからです。
これにより、拠点となる本院での手術だけでなく、定期的に開院することで問題解決に継続して取り組むことができる診療所、さらには多頭飼育現場や地域猫活動を始めた町内会での緊急の臨時開院など、スぺイクリニックの無い地域や、病院まで出向けない事案に対しても対応可能なうえ、獣医師1名で何カ所にも行けるため、スぺイ獣医師自体の不足という課題をもカバーできると考えました。

だからこそ、この移動式手術室を普及させ、共感してくださるたくさんの方達とともに問題解決に取り組みたい!そう思っています。

次回は、以前お伝えしていた移動式手術室ニコワゴン2号車制作状況について報告予定です
にじのはしスぺイクリニック 髙橋


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