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『服と賢一』今年買った本の中で一番かも


2021年買った本の中で一番良いかもしれません。

『服と賢一 滝藤賢一の「私服」着こなし218 』

ネット記事やYouTube(UOMO)で滝藤賢一さんの私服やファッションに対するこだわりが紹介されていて「めっちゃオシャレだな〜」と前々から思っていたら

なんと今年スタイルブックが発売されると。

気になるので買おうかどうしようか迷っていましたが
インスタで吉田羊さんがストーリーズでこの本の紹介をされていて「わーやっぱ読みたい!えいや!」とポチりました。

結果、買って大満足です。

私は女性ですが、性別関係なく楽しめるスタイルブックでした。
むしろ同じ子を持つ親として共感できたり、憧れる部分もありました。


ファッションってもっと自分らしくて良いよね、と背中を押してもらえるような、自分の好きを掘り起こされる本でした。


私は楽天ブックスで定価で買いました。
今は品薄状態みたいですが、再入荷するみたいです↓


このnote記事は本の内容紹介というより
読んだ感想や私自身のファションを振り返る個人談です。
お時間ある方は続きをどうぞ↓


■なぜ滝藤スタイルに魅了されるのか

柄物やビビッドカラーアイテム、個性的な小物、それらの斬新な組み合わせ。
「うわー!この組み合わせが成立するのか!」と驚き・刺激の連続。

ここ最近インスタや雑誌で見るようなユニクロ・GUのアイテムを使ってノームコア、シンプルでもトレンドを抑えつつオシャレに着こなす的な今のメインストリームとは一線を画すどころか異次元にも見える世界観が刺激的すぎて読みながらよだれが出そうになる内容でした。

なぜここまで刺激的に感じるのか魅了されるのか、考えてみるとどこでも手に入る無地のアイテムを使って今の王道・正解パターン(というより無難パターン?)ばかりってちょっとつまらないよね、と思っている自分に気づきました。

※ユニクロがつまらないとか、無地のものディスりたいわけではないです。
定番アイテムをおしゃれに着こなすスタイルも好きです。

■古着MIXに憧れた学生時代

『服と賢一』を読んで、学生時代は古着屋や柄物が好きで、下北沢や原宿の古着屋行って人とかぶらない一着を探し求めてた頃の自分を思い出しました。

学生の時に読んでいた『non-no』
モデルさんの普段着紹介で古着MIXをしていてそれが当時の私に刺さりました。
森貴美子さんやEMIさんが可愛くオシャレに古着MIXしてたのが懐かしい(20年近く前なのでうろ覚えですが)

そこから古着屋で買い物をするようになりました。
エスニック雑貨の服も色や柄が個性的で大好きでした。

学生時代はお金はないけど好きなように古着やエスニックを織り交ぜてファッションを楽しんでいました。

新品ジーンズを自分でダメージジーンズっぽくしたり、ポケットにレース付けてみたり、切りっぱなしにしたり、リメイクも楽しんでました。


■就活・就職・出産を経てどんどん自分の好きを忘れる。

就活を機に、みんなで真っ黒に装うあの通過儀礼を終えると、それ以降買う服は社会人を意識した、無地のベーシックな色や形になりました。

実際に社会人になるとジャケットに合わせやすい女子アナが来てそうなカットソー、ワンピース、ひたすらAラインを意識したファッションを買うようになりました。

好きかと言われると…
ほとんど着たことがないので食わず嫌いなだけかもしれないし、似合ったら好きになれるかな?と前向きには捉えてみたものの思えば基本消去法で選んでいました。
実際似合ってませんでした。

古着やエスニックなんてキレイめオフィスコーデに組み込む余地なし!と決め込み、OLっぽく見える服を、給料も高くないので安いお店でそれっぽく見えるものを買っていました。

休日は好きな服を着たいけど、休日しか着ない服にお金を回す余裕はほとんどないので仕事用で買ったけどやっぱ職場では着ていけない二軍の服などを主に着ていました。

その後転職し、社長や上司がジーパン・スニーカーで仕事している会社に入ったことと働き方が少し変わり、「OLっぽく見える服」を着続ける必要がなくなったので私は少しずつ自分の好きを取り戻し始めました。

ですが、出産を機にまた好きを追い求めるよりも効率優先の服選びに。
汚れていい服、どうせ汚れるので高くない服、動きやすい服。
トレンドは少しは抑えたい、でもじっくりゆっくりお店で選んでいる時間はないのでSNSでよく見かけるプチプラアイテムを買ってテキトーに着る日々。

もちろん子育てしててもオシャレな人はたくさんいます。
でもそこまでの気力がないのが現状の私。
これは子育てあるあるの一つですかね。。

■人の好きに触れると突き動かされる。

『服と賢一』読んで、本当に滝藤賢一さんの服への好きが溢れていて、またお子さんと満面の笑みで並んでいる(またお子さんも洒落てるスタイリング)その画を見て突き動かされるものがありました。

私も自分の子どもと満面の笑みで自分の好きな服で並んでみたい。
もっとスタイリングを楽しんでみたい。と

「もう学生じゃないんだからそんな好きな服ばかり着てられない」と自分自身でマインドブロックかけすぎてるのかも、と思いました。

ミニマル志向もいいけど、削ぎ落とし過ぎもどこか貧相で面白くない。

さすがに毎日のスタイリングをいきなり好きを全面にしなくても、柄モノや古着を少し取り入れるくらいならできるかも、と思い最近「柄シャツ」「ペイズリー柄」ばかり検索してます。
本の影響受けまくりです。笑

『服と賢一』からインスピレーションを得て色々試してみたいことが増え、自分の好きを思い起こすきっかけになりました。

石田ゆり子さんのスタイルブックも好きが溢れていて私の好きな本のひとつなのですが、この『服と賢一』もまた全然違う方向性の好きがあふれていて、何度も見返したくなる一冊になりそうです。


社長・部長クラスのサラリーマンが滝藤賢一さんみたいな格好で働いてたら、自分らしい服で働ける人が増えて、明るく楽しい職場になるんじゃないかなぁ(妄想)

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