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「tl;dr」毎日スマホを高速スワイプ


『デジタルで読む脳 X 紙の本で読む脳 :「深い読み」ができるバイリテラシー脳を育てる』という本で「tl;dr」という俗語を知りました。


【tl;dr】Too long; didn't read.

つまり、長すぎて読まなかった。

これがこの本のメインではないのですが、
紙の本なら長文でもじっくり読めるのに
デジタルデバイス上の文章は
年々「tl;dr」になりがちだなぁと感じることが増えました。

ネットのニュースやコラム、検索結果一覧、個人ブログ、このnoteも
長すぎると読むのをやめることが大半じゃないですか?

読んだとしてもタイトル、太字、ハイライトされてる部分を
ざっとスクロールして読む。
いわゆる、キーワード拾い読みしませんか?

受験みたいな時間以内に問題を読んで回答する、解答を短時間で導き出すようなシーンでは必要だけどキーワード拾い読みや「tl;dr」がゆきすぎて、やや弊害になってるとも思います。

気づいたら処世術のように「クリックしたけどこれ長すぎ。読むのやめよ」と毎日スマホを高速スワイプ

クリックしてもらうために過度な釣り表現、煽りタイトルで炎上するとか、内容読まずに拡散されて元の情報がどんどんあらぬ方向・解釈で炎上とか、そういうのを見ると「tl;dr」からくる弊害だなぁと

Twitterではいつの間にかリツイートする前に
「読みましたか?」とアテンションがつくようになりましたね。

そのうち「いいね!」する前にも同様のアテンションがついたり、一定の視聴時間を経過しないと「いいね!」できなくなる仕組みになったりして…

そうなったら、中々わずらわしいですよね。
「それならもうリツイートもいいねもしません」となりそう。
SNSのリツイートやいいね数を指標としてた人は困るんだろうなぁ

日々の「tl;dr」についてぼんやり思ったことでした。

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