北欧の少年風
髪を切りました。
この季節に髪を切るとだいたい風邪をひくのはどうしてでしょうね?いや、今は元気です。元気ハツラツ。どうやらインフルエンザも大活躍しているようなので、みなさんもお気をつけて!
「北欧の少年風にしてください。できればマッシュルームの要素も盛り込んでいただいて」とオーダーしました。ずっと同じような髪型をしているので、いつもと同じようになるかなぁと思ったのですが、いつもより短め!耳も眉毛も丸出しです。
それはそれでよいでしょう!と意気揚々と出勤したのが今日。
おぉ、切りましたね。
わぁ、面白い髪型ですね。
これまた個性的な。
・・・誰ひとり褒めていない。きっと、これ、褒めていない!ですね。まぁ、よいのです。それはそれでよいでしょう!今日お話したいのは、そこではないのですから。
大学生のとき、はじめて代官山の美容室で髪を切ることにしました。当時は「カリスマ美容師」ブームまっさかり。ドキドキしちゃいますね。予約して、前日からどんな服を着ていこうか考えて、朝は恋人のうちに行って、このドキドキを共有して、さあ行ってくる!というタイミングで喧嘩です。恋人と喧嘩です。思ったより、大きな喧嘩です。
原因もどうやって収まったかも覚えていませんが、二人とも大泣き。そうこうしているうちに出発の時間どころか、予約の時間になっていました。ドキドキしていたことも相まって、行きたいんだけど行きたくない。涙と遅刻を言い訳にキャンセルしようと思いました。
が、恋人に背中をおされ、電車ごとごと(この電車の中で緩やかに恋人との別れを予感していくのです)、代官山まで1時間。「カリスマ美容師」に平謝りして完成した髪型が「北欧の少年風」でした。
髪を切るたびに、当時を思い出してキュンとしています。
その帰り、なんだか怪しい(と思っている)けれど芸能事務所にスカウトされた話はまたいつか。さすが「カリスマ美容師」です。そして、さすが「トーキョー」です。
なんだか「面白い髪型」の
音瑚ひらり
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