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ちょっとはマシ

ちょっとはマシになった。

この表現、いつもモヤっとしないではいられません。


マシになった、つまりよくなったというポジティブな結果なのに、どういうわけか、そのポジティブ感が薄い。


それはなぜなら、出だしが悪いという前提があるから。

出だしが悪い、つまりマイナススタートだから、それがよくなったとしても、ゼロになったぐらいの感覚なのです。


トントンになるっていう表現があるけど、これも同じ。

マイナスとプラスを相殺してトントンになる。

トントン。

シャンシャン。

リンリン。

マタマタ。

シンシン。

ユウユウ。

はい、言いたいだけです。


戻りましょう。

“マシになる”も“トントンになる”も、よくなったにも関わらず、元々のマイナスが頭にあるから、やっと見られるようになったとか、やっとマトモになったとか、やっと体裁が整った的な、やっと感しかない。

でも、結果を見ると、確実によくなっている。

そう、よくなっている。


だったらシンプルに、よくなったって言えばいい。

その方が、結果を充分に満喫できるし、単純にいい気分になる。

自分にも他人にも、「マシになったね」と言う代わりに、「よくなったね」と言ってあげよう。


ふと自分に聞いてみたくなる1000の質問 #20

ダメな自分を引き合いに出しては、「ちょっとはマシになった」なんて言っていませんか?

おまけ

先ほど挙げた、トントン、シャンシャン、リンリン、マタマタ、シンシン、ユウユウ。

この中に、パンダじゃない名前があります。
どれでしょう?


答えは、マタマタ。

”水底で獲物を待ち伏せ、獲物が接近すると口を大きく開けて水ごと獲物を吸い込んで捕食する”
だそうです。

恐い。。。

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