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元社畜のおじさんが2軒目の家をしかも一条工務店の注文住宅で建てた話2/2

雨らしい雨じゃなかったけど結構稼げましたUber配達員、こんなに人生ラクで良いのかってくらい楽でもう少し仕事の負荷を上げようかな。

さてこだわりまくった一条工務店のi-smart2は、断熱材を作ってるフィリピンの工場が火事になるという予測不能のアクシデントにより、1世代前の物ならすぐできますよ?
と言うオファーを既に学者として働いている奥さんが、科学的にどうかという事を調べまくって大差ないと判断してそのオファー通り行く事になりました。

全館床暖房オール電化高気密高断熱ダイキンのハイエンドエアコン、ビルトイン食洗機電子ロックの玄関。
おじさんの趣味である筋トレ用ホームジム。
このホームジムがまた拘りまくったとこで、200キロのバーベルをズドンと落としても平気かつ床暖房の土間コン。
と言う無茶振りを難なく解決した一条工務店凄い、当時の床引きデッドリフトのベストが200キロだったんでモモくらいの位置から床に落として大丈夫な床にしてくれや?
はいわかりましたと出来ちゃうんだから注文住宅素敵。

さて家も建った事だし次の子供カモン、とはすぐには行かずおめでたになったのは1年半後の事でした。
まあこの辺は割愛します、まぁまぁ苦労したって事だけ。
子供が出来ちゃうと奥さんの身体を可能な限り労わるくらいしか、出しっぱなしの父親に出来る事はありませんね。
それで物足りなかったおじさんは近所の神社に行って神様に誓いを立てました、元気な赤ちゃんが生まれるまで大好きな釣りを断つので神様お守り下さいとお願いしたわけです。

そうすると産まれるまでの間家を離れられないおじさん退屈になっちゃいましてね、暇に任せて荒れ放題の庭をどうにかしようプロジェクトが始まりました。
さて何を植えてどんな庭にしようかなと、市内の公園でやってた植木フェアなる催しに奥さんのつわりと相談しながら遊びに行ってみました。
そこで奥さんの目に止まったのがレオナルド・ダ・ヴィンチ、と名付けられたピンクの薔薇。
値段は4000円くらいだったかな、奥さんとにかくこれがいいというので成り行きで庭に薔薇を植えることにしました。

売り子のボーイッシュなお姉ちゃんに色々聞いて、最初から地植えにするんじゃなくてプランターで世話をして慣れてからのほうが失敗が少ないと言われて素直にそうしてみました。
帰りに寄ったホムセンでプランターと土と肥料と消毒液を買ってきて、そして我が家最初のバラ、学者さんの家にふさわしいレオナルド・ダ・ヴィンチが家の前に鎮座するようになりました。

その後の事はよく思い出せないのですが、結論から言うとレオナルド・ダ・ヴィンチはもちろん、多種多様なバラ30株近くに庭が埋め尽くされ、近所でちょっとした有名なバラ園になってしまいました。
なかなか壮観ですが、もう家は貸してしまっているので成長が見れなくて残念なこっちゃ。
この頃になると釣り断ちの誓いも果たしたのでガンガン釣りまくってて、釣りと庭で休みが潰れる事多々でした。
おじさんは変則交代勤務なので平日休みだと結構自由に使えたのです、前職で一つだけいい事だったのかな。

バラで脱線しましたがその秋には無事長男誕生となり、奥さんまさかの最短産後8週で仕事復帰かつおじさんは育休4ヶ月取得と言うレアな育児環境となりました。
生後すぐの息子を抱えて何ができるわけもなく、育休に入る前育児の合間にアレやコレやの勉強をしようとか思ってましたが結論から言うと何もできませんでした。
あんなうにゃうにゃ言うちょっと放置すれば死ぬようないきもの相手にしながら出来ることなんて、テレビでYoutube観るくらいでした。釣りのチャンネルにずいぶん詳しくなりました、Youtuberってのは新手の芸人ですね。

時は流れて秋になり、またまた奥さんがとんでもない事を言い出しました。
今の研究環境ではあたしはこれ以上は成長できない、首都圏の一流大学に行きたい。

次回に続く


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