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〔雑記帳〕Floorをsweepしたくない

私は片付けや掃除が苦手だ。決して自慢できることではないと重々承知しているが、嘘はつきたくないので、露見する前に告白することにした。「かさぶたは、人に剥がされるより自分で剥がした方がマシ」と大学時代の友人が言っていたし。どちらにしても痛いけど。

もちろん、この歳になって急に苦手になったわけでは無い。昔から、片付けの途中で写真や文集をダラダラ見てしまい、「さっさと片付けなさい!」と叱られる子どもだった。あの頃より手を抜くのは上手くなったが、それでも年末などは気が重い。

大学生の頃、Stingやgenesis、Bon Joviはコンサート(当時はこう呼んでいた)に行くほど好きで、洋楽と邦楽を同じくらい聞いていた。その中で、StingのStraight to My Heart を聞いた時は、かつて無いほどにときめいた。“Come into my door, Never have to sweep the floor.” 「うちに来てよ、床の掃除なんてしなくて良いから」。なんて素晴らしい言葉!この後、「来て、僕の妻になってよ」!!!これ以上のプロポーズの言葉を、私は聞いたことがない。(歌詞と和訳は私の記憶をそのまま書いたので、もし間違いがあったらお許しを。)

未だにこんなことを言うばかりで、進歩がないまま。断捨離とか終活とか、不得意な言葉を聞くだけで、微妙にテンションが下がってしまう。大人として情けないが、怠惰という甘い誘惑にずっと連敗中。

きちんと丁寧に生活している方々の話をnoteで読むたび、申し訳ないような、恥ずかしいような気持ちになっている。みなさん凄い。頭の中も部屋も机の上も雑然としている私は、そんな方々にひそかに憧れている。

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