見出し画像

〔チェーンナーさんバトンリレー企画〕ドラえもんになりたい

どうも、ネコハルです。老婆の日常茶飯事さまから、まさかのバトンが!


これまでこの企画に参加したことがなく、良く分からないまま「頑張ります!」などと調子の良い返事をしてしまってから、「ん?大丈夫か、私?」となりました。日常茶飯事さまのように、しっかりとまとまった記事は書けそうにもないのに…。
ま、まあ、もともと計画性に欠ける私なので、思い出すまま、出たとこ勝負で行きたいと思います!


私の鞄は大きくて重い。整理整頓が苦手で、不要な物まで持ち歩くのが1番の原因だが、実はもう1つ理由がある。誰かが何か必要なときに、「あ、持ってるよ」と颯爽と取り出す快感に抗えないのだ。

思えば小学校の頃に、この快感に囚われたような気がする。家で翌日の時間割を見て、例えば「あ、コンパスがいるけど、どっちを持って行こうかな」と2つを手に持って迷っていると、母は「2つとも入れとき」と言っていた。「誰か、忘れた子がおったら、貸してあげ」と。当時の素直だった私は「それもそうだな」と2つを持って行き、案の定誰かが忘れていると、「もう1つ、あるよ」と貸してあげていた。その時の相手の嬉しそうな顔が癖になり、コンパスや三角定規など、小さくて軽い物は両方持って行くようになった。

その癖は治ることなく高校生になり、お昼は給食からお弁当になった。毎朝お弁当を持たせてくれた母は、「箸箱の中に箸を入れ忘れることがあるかも知れないから、鞄に予備の割り箸を一膳入れておいて欲しい」と言うので、その通りにしていた。
当時、仲の良い友達はみな、食堂を使わずお弁当を持ってきていて、昼休みは机をくっつけてランチタイムを楽しんでいた。そんなある日、友人の1人が箸箱を開け「あ!お箸が入ってない!食堂にもらいに行かないと!」と悲鳴を上げる。確か、その時の教室は三階で、食堂は別棟の一階。昼休みに往復するには、まあまあの距離があった。私はここぞとばかり「割り箸、あるよ」と鞄から取り出す。その友人には私が救世主に見えたかも知れない。が、すぐに別の友人が「嘘!私も入ってない!」…え?割り箸は一膳しか持ってきていない。私としたことがしくじった!と後悔しても遅い。「じゃあ、食堂に二膳とももらいに行く?」「ええーでも面倒くさいなあ」「じゃあ、これ一膳を折って…」は?と思っていると「そ、そうしようか」と、2人で合意し、私の目の前で2本の割り箸をバキバキッと折った。…う、うん、確かに、2本から4本にはなったけど…「短ーい!食べにくーい!」2人が言いながら食べるので、みんな笑いが止まらなくて困った。翌日から私は鞄に二膳の割り箸を潜ませていたが、流石にそれ以降、2人も同時に必要になることはなかった。

その後も、ほんの数パーセントの割合で役に立つ「かも知れない」ものを、鞄に入れる癖が抜けない。これは、誰かを喜ばせたいからではない。喜ぶ顔を、私自身が見たいのだ。結局、自分が喜ぶためにやっているだけなので、役に立たなくてもダメージはない。むしろ、役に立つと、宝くじに当たったように嬉しくなる。目標は、いつでも必要なものが出せる、四次元ポケットを持つドラえもんだが、まだまだその道は遠い。


これで企画に合っているのか、少々不安ではありますが、何とぞ広ーい心で読んでいただけると有り難いです。さて、バトンを渡す相手ですが、悩みすぎて誰にも連絡できていません💦
突然の指名になってごめんなさい!いつも、私が諦めた企画にも、ちゃんと作品を仕上げて参加されている羽根宮糸夜さん、良かったらバトンを受け取って下さい!

突然なので、どうか無理のないようお願いします🙇ああ、本当に計画性のない私で、申し訳ない💦
チェーンナーさん、老婆の日常茶飯事さん、楽しい企画に参加させていただき、ありがとうございました。読んで下さった皆さま、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?