明和電機とずとまよ福岡ライブ感想
2022年12月17日に夫婦それぞれの行きたいライブが重なってしまった。
どっちも行くしかない。
というわけで行ってきた感想です。
明和電機ナンセンスマシーンコンサートin大野城
明和電機、知らない人もいるかも。
というのも行きつけの美容室の美容師さんが知らなかったので。
映像研知ってるのに明和電機知らないなんてことある?
あるだろうよ…
明和電機とは
簡単にいうと、音の出る変な機械を作ってそれで演奏してる面白い社長(と工員さんたち)で、アーティストと呼んでよいのではないか。
間違えやすいが会社や企業ではない。
オタマトーンっていえば通じる?
通じてほしい。
夫がファンなので一緒に行くことになった。
会場は福岡県大野城市にある「まどかぴあ」
ホールはもちろん図書館とかフルーツのお店がやってるカフェとかある。
近くにあったら週4で通うところだった。
俺、このライブ見たらフルーツサンド食べるんだ…
開場は13時15分、スタートは14時。
無料の立体駐車場が隣にあるのでありがたかった。
13時30分には物販の列に並んだ。
わくわくしながら待ってるとどんどん人が増え、いつの間にか長蛇の列ができていた。
明和電機、めっちゃ人気だ…
ちなみに物販で3000円以上買うと、コンサート終了後のサイン会に参加できる応募券をもらえる。
夫も嬉々としてもらった。
いよいよスタート
物販のお客さんが多すぎるのとブースが狭いのとスタッフも少ないのがあって、物販がなかなかさばけなかったのか。
14時になっても始まらず、10分か15分ほどすぎたくらいからスタート。
明和電機の眼鏡の社長さんこと土佐さんを中心に、工員A~Dさんたちも加わってナンセンスマシーンたちの紹介と実演をする。
土佐さんのトークが面白く、笑いながらも斬新な機械たちの奏でる音に聞き入った。
ちなみにしょっぱなから「なんかこのホール換気されとらんな…空気がよどんどる…」と感じていた。
寒かったから遠慮してたのかな。
もっとガンガン寒くしてもろてよかった、ライブはテンション上がって体が熱くなるので。
実際に夫は終わったあと「換気がいまいちで気持ち悪くなった」と言って真っ先に屋外に出て行ったが、フィジカルがタフなので秒で回復していた。
閑話休題。
土佐さんのトークで知るが、ライブは前後編に分かれており、途中で20分の休憩時間が挟まれていた。
そこで物販に行くこともできる。親切。
前半で紹介された「スシビート」や「オタマトーン」といったおもしろかわいい楽器も販売されており、欲しくなったらすぐ買える仕組みが大変よい。
実演販売、いい。
後半は演奏メインの音楽ライブらしいライブ。
明和電機オリジナルの楽曲を中心にカバー曲などもあった。
恥ずかしながら明和電機にオリジナル曲があることを知らず、ひたすらびっくりした。
土佐さん、めっちゃ歌う…知らなかった…
あと座席が割と前列だったんだけど、周囲に公式グッズのジャケットやシャツを着用したコアなファンが多く、彼ら彼女らは曲に合わせた振り付けをマスターしておりさすがだった。
土佐さんにもちょいちょい「このあたりの濃い人たちが…」といじられており、幸せそうだった。
さらにスシビートを持っている人はステージ上に招待され、一緒に演奏もできるというファン大歓喜の展開だった。
もちろんコアなファンたちが壇上へあがっていったのは言うまでもない。
スシビート、社長のブログ読むとわかるかも。
かわいい。
フルーツサンドとサインに別れを告げる
さて、そんなこんなで楽しんだ明和電機ライブ。
休憩時間もあり、ずっと座りっぱなしだったこともあり、ライブを見たあとにしては体は疲れていない。
ぜんぜん余裕でずとまよのライブ行けるな。
…と、思うじゃん?
(※元ネタはワールドトリガーの米屋くんです。ワートリはいいぞ)
終了時点の時刻、17時すぎてる。
もう開場しとる。
誰だフルーツサンド食べるって言ってたの。
私だ。
泣く泣くフルーツサンドを、そしてサイン会をあきらめ、あわてて車に乗り込んだのだった。
ちなみにグッズへのサインは確か公式の通販サイトでもしてもらえる。
夫にサインをあきらめさせてしまったので、今度そちらで購入してサインをもらおうと思っている。
ファンサがすごいぞ、明和電機。
そしてサンパレス福岡へ
都市高速を安全かつ最大限にかっ飛ばし、サンパレス福岡へ向かう。
都市高速を走る車窓からサンパレス福岡が見えたのだけど、会場入口にたくさんの人が並んでいた。
駐車場はサンパレス福岡にもあるが、少し離れた埠頭の立体駐車場に停めた。
大相撲九州場所でいつも利用している駐車場なので、勝手がわかるためそちらにした。
そしてこの判断が大正解だったりしたが、また後ほど。
ずとまよライブ テクノプア福岡店
私の愛するずっと真夜中でいいのにのライブ、テクノプアである。
正式タイトルは ゲームセンターツアーテクノプア。
この日にそなえて事前通販でジャケットとしゃもじと光るリングを買っておいた。
時間がなかったので買っておいて大正解だった。
ファンクラブ会員、もといプレミアム会員なので最速で買えたわけだ。
へへ…いいだろ…
車内でコートを脱ぎ、事前通販で買っておいた公式グッズのジャケットをはおり、途中コンビニでおにぎりを食べるなどして会場へ向かった。
これ着て会場まで5分ちょい歩いたけど、ちょっと恥ずかしかった。
メンタルが老人な私にとって、若者向けのデザインを身にまとうのはなんだかくすぐったい。
しかし同時にすごくうれしかった。
推しを身にまとえるって、最高なんだな…なるほど…
あとずとまよのファンクラブ会員になると勲章(バッジ)が送られてくる。
もちろんこちらもジャケットに装着しておいた。
会場入り~最近のライブはチケットもハイテク~
オフィシャルで予約したら電子チケットだった。
メンタルが老人なので「本当にこれで入れるのか?」と疑いつつ、会場入ってすぐスタッフに画面を見せる。
よかった入れた。
それはそう。
座席、けっこう前のほうだったので驚いた。
そして最も驚いたのが、ステージ上のセット。
チケット画面の上部にゲームセンターの画像が出ているわけだが
これの2階建てバージョンがそこにはあった。
画像の2倍くらいすごくておしゃれなセットを想像してほしい。
すごくておしゃれだった。
語彙はない。
隣の若々しいカップルにおびえつつ座席につき、
(※既婚者なのにいまだにメンタルが陰キャキモオタなので、カップルなどという陽キャの象徴はすべて怖い)
おそるおそる周囲を見回すとやはり10代20代のファンが多かった。
こんなに平均年齢の若い空間にいるの、いつぶりかな…
しかしよくよく見ればソロで来ている人、人生の酸いも甘いも体験したであろう年齢の人、一昔前のオタク感あふれる人、百道浜の一等地に住んでそうな上品な人など様々にあふれており、ファン層の厚さを知った。
なんだ、メンタル老人のキモオタがいても大丈夫じゃん!
とはいえ初参加のライブ、はじめは周囲の楽しみ方を観察してから踊るかどうかを考えよう。
などと考えているうち、ライブが始まった。
エンターテインメント性に溢れすぎていたライブ
正直、そこからの記憶はほぼ曖昧となっている。
同じ空間にACAねちゃんがいて、歌っていて、しゃべっている。
推しと同じ空気を吸えるこの尊さ。
口からCD音源と評されることの多い彼女であるが、ライブ会場でもその歌唱力は健在だった。
いくつか印象に残っていることがある。
ひとつはACAねちゃんがライブ序盤で言ってくれたこと。
ずとまよのライブではツアーごとにデザインの異なるしゃもじが販売される。
ライブ中は電光掲示板に
・振る
・たたく
・ジャンプする
などの指示が出るため、我々ファンはそれを頼りに振ったり揺らしたり叩いて鳴らしたりジャンプしたり、または拍手として叩いたりする。
ではしゃもじを持っていないものはどう楽しめばよいのか。
ACAねちゃんはこのような旨のことを言ってくれた。
しゃもじを振ったり鳴らしたりして一緒に楽しもう、
しゃもじを持っていない拳で勝負の人も、拳を突き上げて(このへんで昇竜拳みたいなこと言ってた、推せる)みんなで楽しく過ごそう、
踊ってもいいし踊らなくてもいい、
好きに楽しんでほしい。
要約するとそんなことを言ってくれた。
そして私はそれがすごくうれしかった。
初参加のライブ、しかもこういったノリノリになるようなライブ、正直どう楽しんでいいのかわからなかった。
そもそもリズム感がないので手拍子だってひとりズレる。
あんまり踊ったりするのはよくないかもしれない。
他のファンの気分を害しないように、ひっそりとそれなりに楽しめればいいか。
などと思っていた私の不安を、ACAねちゃんはその言葉で打ち砕いてくれたのである。
いいから好きに楽しんでよ、そう言われた気がした。
そしてそのとおり、思い切り楽しむことにした。
最高だった。
ライブは約2時間半に及んだ。
濃密で、あっという間で、充足感ばかりを残す夜となった。
まじでやばいくらい楽しかったし最高だった。
ありがとう、ずとまよ。
永遠に大好き。
プレミアムブースに行くのも忘れずに
さて、ライブを楽しんだあとはプレミアム会員専用のブースに行かなければならない。
ずとまよのプレミアム会員はライブ会場でグッズがもらえるのだ。
さらにライブに参加した証をマイページに残すこともできる。
もらえたグッズはテクノプア仕様のA4のクリアファイルとステッカー。
写真を撮らずに丁寧に収納してしまい、再度取り出すのが手間なので写真はない。
ツイッターで「ずとまよ プレミアム ライブ」とかで検索するとめっちゃ出てくる。
気になる人は検索してください。
ちなみにライブ終わったあともグッズは買えるし、なんならライブチケットなくても会場でグッズだけ買うこともできる。
親切。
おまけの帰り道
さて、帰るぞ。
サンパレス福岡は会場すぐそばに青空駐車場がある。
近いので通常ならそこに停めるのがいいが、ひとつだけ難点があった。
帰り道、非常に出づらいのである。
しかも博多駅方面となると、駐車場を出てすぐ右折しなければならない。
しかし右折レーンにはすでに何台も車やバスが並んでいたりして、すごく入りづらい。
かといって右折レーンに入るために直進レーンを塞ごうものなら下手すると発砲事件に発展しかねない。
修羅の国なので。
うそです。
徒歩5分ほど離れた駐車場に停めたおかげで、出口でひたすら渋滞している駐車場を横目にスイスイ走ることができた。
混雑が平気な人は問題ないだろうが、苦手な人は別の駐車場(あるいは少し離れたサンパレス福岡の第2駐車場など)がいいかもしれない。と、思った。
終わり
私が重度のずとまよのファンであるためにずとまよに偏った感想日記になってしまったが、どちらも本当に素晴らしい時間だった。
しかしもう二度とライブのはしごはしない。
時間に迫られながらライブを楽しむのは本当に失礼だったし、何よりそんな体力がもうない。
今後、もし推しのライブが重なってしまったら先に予約したほうを優先していきたい。
フルーツサンド食べたかったし土佐さんにサインもらいたかった。
これ一生に残る悔いになっちゃったな。
愚か。
しかし何はともあれ最高に楽しい一日でした。
明和電機もずとまよも大好きです。
ありがとうございました。
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