中国での強制労働問題に対し口を閉ざすIOC
2022年北京五輪関連グッズがウイグル人の強制労働によって製作されているという疑惑が持ち上がっている。オリンピック関係者はこの件について調査を渋っていると、活動家グループは非難の声を上げている。
ビビアン・ワン
2022年1月4日
活動家達の要望は単純明快なものであった。中国の人権、特に北京オリンピックの公式グッズが強制労働で作られている可能性についての懸念を共有し、それが行われないために国際オリンピック委員会が何をしているかを聞きたいというものである。
何ヶ月も前から、彼らは五輪関係者らに対話を迫ってきた。これに対し五輪の監督機関であるIOCは当初、横槍をいれてきていたが、最終的には面会に同意した。ただし、その目的は『積極的な聞き取り調査』であり、情報を共有することではなかった。そしてその対話は秘密裏に行われることになっていたのである。
そして先月末、IOCは有力人権団体『ウイグル自治区の強制労働を終わらせるための連合』との面会を全面的に取りやめた。
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