デルタ変異株が急増する中、13歳の子にワクチンを接種しなかったことを後悔する母親

「私はただ、子供たちに予防接種を受けさせたいと思っています。誰もが予防接種を受ける必要があるのです。それが私たちが置かれてる状況よりも、はるかに良い選択です」。

著者 メルセデス・マッケイ
公開日：2021年7月14日午後6時00分（米国中部標準時）
更新日：2021年7月16日午前8時36分（米国中部標準時）

アーカンソー州リトルロック：これまで、デルタ株は感染力が強く、ワクチン未接種の人々にどれだけ強い影響があるかを話してきた。今まさに、アーカンソーの子供達にそれが起こっている。

　アンジェラ・モリスさんの娘、カイア・モリス・クーパーさんは、アーカンソー小児病院で命をかけた闘病生活を送っている。

　彼女は我が子が苦しむ姿を見るのが一番つらいと語る。それは、すべてが予防可能な出来事だったからだ。

　「このような状況に置かれている娘を見るのはとても辛いです。この子が家に帰れるのか、もう帰れないのかわからないのは、とてもつらい」とモリスさん。「胸が張り裂けそうです。彼女のためにもっと良い選択をしてあげたかった」と語っている。

　彼女はこの12日間、アーカンソー小児病院内で、13歳の娘が人工呼吸器の助けを借りて呼吸するのを見守ってきた。

　モリスさんによると、最初はインフルエンザのような症状だけだったそうだ。

　「彼女は家にいることが多く、私は外出するときはいつもマスクをしていました。それで彼女は本当に守られていると思っていたのです」と彼女は言う。

　モリスは、自分とカイアの予防接種を取りやめたのは、誤った情報があったからだと言う。

　「私はただのインフルエンザのようなもので、それほど深刻ではないという、間違った安心感を抱いていたのです。ですが、明らかに重大で深刻なものだったのです。今なら理解できます」と彼女は語った。

　カイアさんはアーカンソー小児病院で人工呼吸器を装着している3人の患者のうちの1人であり、現在新型コロナ感染症と闘っている7人のうちの1人である。

　アーカンソー小児病院の感染症チーフ、ジェシカ・スノーデン医師によると、デルタ株の亜種が州内で急増しているため、より多くの病気の子供たちを診ているとのことだ。

　「今年の冬に見られたような状況で、春に見られたような状況ではありません」と、スノーデン医師は述べている。

　スノーデン氏によると、子供達に見られる症状は、軽度なものから重度のものまで、実に様々だという。

　「全く健康な子供が新型コロナに感染して、病院のICUに運ばれた事例もあります。なので、誰にでも影響を与える可能性があるのは間違いありません」と彼女は語った。

　年齢層も多岐にわたっているが、共通している点があるとスノーデン医師は語る。

　「私達が新型コロナで重症化したと診断した子供達は、いずれもワクチンを接種できないほど幼いか、まだワクチンを接種していないのです」と彼女は語った。

　娘が闘病を続ける一方で、モリスさんは他の子供達の誰もが同じ状況に陥って欲しくないと考えている。

　「私はただ、皆の子供達に予防接種を受けさせて欲しいのです。皆が予防接種を受ける必要があるのです。それが今、私達が陥っている状況よりもずっと良い選択だと思います」と彼女は言う。

　スノーデン医師は、ワクチンを受ける資格のない子供を持つ親へのアドバイスをしてる。

　『手を洗う』、『ソーシャルディスタンスを守る』、『人混みにいるときはマスクをする』など、パンデミックのごく初期に学んだガイドラインを実践するよう、子供達に言い聞かせることが重要だと彼女は語った。

ソース：THV11　Mom regrets not getting her 13-year-old vaccinated as delta variant surges

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　今回は特に重要だと思うので、無料公開いたします。

　デルタ株の登場と蔓延によって、若年層なら感染しても重症化しないという、以前の新型コロナに対する知見が覆されてしまいました。
　皆様におきましては、ワクチン接種できるなら可能な限り早く接種し、接種できない年齢のお子さんをお持ちの方は、マスク・うがい・手洗い・ソーシャルディスタンスの確保・三密の回避などと言った基本的なことを言い聞かせる必要があるでしょう。

　現在の日本では12歳からしか接種できませんが、海外では乳幼児からの接種の臨床試験も進んでいるようです。それが済んで乳幼児への接種も早く承認されることを、心から祈らざるを得ません。それまでは、大人達はワクチンを確実に受けて自分が罹らない・他人に感染させないを徹底し、予防接種を受けられない子供達には感染防止の基本行動を徹底させて、子供達を新型コロナから守る必要があるでしょう。

　それにしても…憎むべきは反ワクチンだのコロナは風邪だとか言ってる連中ですね。連中のデマを信じてしまったばかりに、罹らなくてもいい新型コロナに罹った人達の無念を考えると、腸が煮えくりかえってきます。まったく…