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宗教的なゲリラ戦を20年続けてきたカブールのタリバン戦闘員、戦いが恋しいと語る

スザンナ・ジョージ
2021年9月19日午後4時35分(米国東部標準時)

カブール発:一ヶ月前にカブールの陥落を祝って以来、米国に支援された政府を打倒するための聖戦を続けてきたアブドゥルラフマン・ニフィズ氏の指揮下にある250人のタリバン戦闘員は、新しい日常任務である都市の安全確保という平凡な仕事に慣れるのに苦労している。

 「私の部下達は皆。ジハードと戦いを愛している」と彼は語る。「だから、カブールに来ても居心地が悪かったんだ。ここにはもう、戦いがない」

 ほんの数ヶ月前までは、この部隊は政府の前哨基地や護送部隊を攻撃していた。しかし今、彼らは検問所に立ち、通過しようとする車を調べ、車両登録を検査している。

 「私の部下の多くは、戦争で殉教するチャンスを逃したのではないかと心配している」とニフィズ氏は語る。「私は彼らに気を楽に持つよう言って回っている。彼らにはまだ殉教者になるチャンスがある。しかし、彼らを宥めるには時間がかかるだろう」

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