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オーズ10th 復活のコアメダルの感想

注意

・この記事は『復活のコアメダル』のネタバレを含みます。この作品を見てない人は絶対に見ないでください。
・この記事は『復活のコアメダル』に否定的な部分があります。
・オーズは好きです。元からのオーズアンチが作品を否定している訳ではないです。
・突貫工事的な所があるので文章が大変稚拙になっていると思われます。ご容赦ください。
・(個人的にですが)『復活のコアメダル』を見に行く際は生半可な気持ちで見に行くことをお勧めできません。「オーズか〜!小さい頃見てたな〜!」くらいの気持ちで行くととんでもないことになりますよ。最低限本編は完走してから行くことをお勧めします。『MOVIE大戦 MEGA MAX』も予め見ておくといいでしょう。

前書き

こんにちは、ねこふらです。

待ちに待った仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルを見てきました。
それはそれは楽しみでした。

私が4番目に見た平成ライダー。10周年まさにその時の2020年9月。一挙配信があるというのでその配信……ではなく、配信の事前にTTFCで約1週間で完走。配信でももう一周完走しました。その後映画などの番外作品を網羅して(流石にDVD特典などは見れていませんが)今に至ります。

熱心なオーズオタク、というわけではないですが普通にオーズは好きです。

そんなオーズがVシネをやるという噂を聞いて最初は冗談だろうと思っていましたが本当にやるって知った時もうめちゃくちゃ驚きました。

素直に嬉しかったです。

あの発表から約4ヶ月(合ってる?)、ついに待っていたオーズを見に行ってきましたので感想やらゴチャゴチャした感情を綴って参ります。

しんどくね?という

見終えた時の感情は「しんど…」それ以外の何者でもありませんでした。

映司が死んだので。

どんなに展開が良くても。どんなにタジャドルエタニティがエモくたって。映司が死んだことには変わりはなくて。

このクソ長ふせったーの追記の最後の方にも書いてあるんですけどアンクはメダルだから復活することが出来たんです、メダルなら直すことだって出来るんです。強い欲望さえあればそれに呼応するように復活することは出来たんです。

でも人間は違う。
死んだら蘇ることなど出来ない。それが普通。
どんな叡智が重なったって、倫理的にアウトというのもありますし、人間は蘇れないんですよ。
いやライダーならね?どんなミラクルも起き放題っていいますから。火葬で蘇る1号を筆頭にいろんな死亡者が復活しますけど。もう今回のは希望持てない感じじゃないですか…。

「起きてくれ…!不思議なことが起きてくれ…!」と期待を抱いても、エンドロール後に期待しても、映司は生き返らなかった。

最終回のアンクと立ち位置を逆にしただけかもしれませんけど、意味合いが全然違うんですよ。

最終回はアンクを復活させよう!その方法を探しに行こう!という希望に満ちた爽やかな終わり方。
復活のコアメダルは映司はもう生き返らない。お疲れ様、映司。といったように希望も未来も見えないような終わり方だと思うんです。

それがただ辛いです。

“綺麗”な映画

個人的にですけど良かったとは思います。映司の死含め演出的な意味で。感情的に耐えられないだけで。

タジャドルエタニティとか良かったですし。
アンクIN映司が見られるなんて思ってもなかったですし。

ただ、やっぱり映司が死んだことによって終わらせられた感というか。そういうのが残りました。

良い意味でも悪い意味でも、オーズは間違いなくこの作品で終わってしまったんですね。

これが良いなんて、思いたくないです。
綺麗に終わらせたらそれこそ真木博士のようになってしまう。私は良き終末を見るために映画館に足を運んだのではない。

ぐちゃぐちゃでも良いから、映司とアンクが未来に向かって進んでいく姿が見たかった。

ジオウOQでも言ってたじゃないですか。別にそれが綺麗である必要なんてないんですよ。

アンク復活して良かった!映司は手を伸ばすことが出来た!映司とアンクの絆は確かにあった!良かったじゃないか!なんて、手放しで喜べない。

女の子を助けたいのはわかるけど、もっと自分を大切にしてくれ、映司。そこで死んだら何の意味もないんだよ。自己犠牲が必ずしも良いとは限らないんだよ。もっと生きたいって、もがいてくれよ。

いや、火野映司はこういう人間だってわかるし。女の子に手を伸ばしたいのもわかる。自分の命を優先したら間違いなく女の子は死んでた。そもそも命を優先したところで映司が生きてるかすら怪しいが。でも自分の欲望を叶えて去っていくのは反則だろ…。それで満足しないでくれ。最終回のアンクと重ね合わせてるつもりか?火野映司というたった1人の人間は替えが効かないんだぞ。もうメダルも入ってないんだぞ。

残された皆はどうするの?アンクは??アンクは何を思って過ごしていけばいいの???映司の欲望で蘇ったのに?その映司がいないのに?比奈ちゃんは?千代子さんは?伊達さんは?後藤ちゃんは??

良い映画…だとは思うんですけど、やっぱそこらへんの終わり方に納得がいかなくて、“綺麗”に舗装した映画みたいな印象があって。オーズは欲剥き出しでなんぼみたいな所があると思っているので。私の解釈、及び皆が生きていて欲しいという私の願いにそぐわなかった作品。ただそれだけだと思います。

別にキャスト陣やスタッフ陣に文句もありません。(強いて言えば毛利先生のオーズじゃなくて靖子にゃんのオーズで終わらせて欲しいものだった)
キャスト陣も頑張って飲み込んだのでしょう。申し訳ないけど私はそれでも飲み込めないよ、という話です。

大荒れしたネット

鑑賞後、激混みの映画館のロビーの片隅でふせったーに感情を綴った後Twitterを覗いたら激荒れしてました。

※激混みの原因は紛れもなくオーズ。500人キャパの劇場が満席、特典・購入者限定抽選のあったポップコーンバッグを求める売店に出来た長蛇の列、劇場入り口が最後尾の物販列。中に入るだけで一苦労。入口で記念写真を撮るのにも列ができる、など。

並んでまで撮った記念写真。入口のアレ。
並んで撮った入口の写真

見事に二つに割れていましたね。「これで良かったんだ」という人もいれば「許さない」という人もいて。

まあ私は後者寄りなんですけど。

辛い…あれ?

そんなかんなで今綴れる限りの復活のコアメダルに対する感情です。おいおい内容が膨れるかもしれませんが。

辛かったです。苦しかった。悲しかった。でも自然と、何故かもう一度見たいという衝動を生み出してくれたのもこの作品でした。
そうです。明後日、もう一度復活のコアメダルを見に行きます。チケット取りました。同じ変身サウンドカードが増えます。2週目に行けば良かったのにな。

もう一度見る前にMEGA MAXを見返してそれからこの感情と折り合いをつけられれば良いなと漠然と思っております。

MEGA MAXも見方変わっちゃいましたよね。2011年の映司に会いにきたのは当時からすると40年後=今から30年後のアンクなわけで、その未来のアンクには映司はいないんですからね。

あ、変身サウンドカード、良かったです。これはほか2種も欲しくなりますね。3枚目はタジャドルエタニティですかね。エモかったですもんね。映司とアンクで一緒に言うタカ!クジャク!コンドル!は。

それでは。

追記:MEGA MAX見た

見ました。

見て思うことはなおさらなんで映司死なせた!!??でした。

あの文脈からしたらどう見たって「いつかの明日」は誰一人欠けることなく幸せに未来へと歩んでいく世界。

アンクが復活するだけではいけないはず。

まして映司が死ぬ、なんて登場人物の誰も望んでいないだろうに。仮に映司がいつか何らかの出来事で死ぬことが目に見えていたとしても。

製作陣、やることエグい………………
もうそれ以上に何も言えない。

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