最後の光
私はもう人生の折り返し地点に来ている。前半にはもちろんいいこともあったけど、辛いことも多かった。
これからはもう一人で生きていくんだなと思っていたところに現れた私の最後の光。
眩しいし、優しいし、何故か私のことを好きと言ってくれるし、でも絶対に付き合うとかはないと思ってた人。色んなハードルを飛び越えて私の手を取ってくれた人。
ありのままの私でいいと言ってくれた。私の今までの頑張りを認めてくれた。辛い時は抱きしめてくれた。頭を撫でてくれた。
そんな人をどうして手放せるだろうか。
こんなにしてくれて私のことを救ってくれたのに、私はその半分も返せてないといつも思っていた。思ってたのに、つい彼の優しさに甘えていたんだと思う。
彼は思うところがあって別れを切り出した。私はみっともなく縋って保留にしてもらった。
エゴだって分かってる。彼の気持ちを尊重して綺麗に別れるべきだったというのも分かってる。でもね、できなかったの。彼なしで残りの人生を送るなんて現実、到底受け入れられなかった。彼という光もなく暗闇を一人で歩いていくなんて、無理。
このブログを始めた一番の理由は今まで感じてきたことの言語化をしたいからだけれど、もう一つの理由は保留と言われてから情緒がぐちゃぐちゃで何かしていないと心が壊れそうだったから。
最初の数日は色んなサイトでタロット占いをして結果に一喜一憂したり、心が張り裂けそうでご飯も喉を通らなかったり、何度も廊下をうろうろ歩いたり、いきなり泣き出したりしてた。
もう彼を解放しないといけない、と「未練を断ち切る方法」「執着を捨てる方法」をググってみたり、なんとか繋ぎ止められたらと「復縁するためにやるべきこと」「遠距離恋愛の秘訣」をググってみたりした。
その後また以前のように頻繁に連絡するようになってからも、未読のままだと胃が痛くなってくる自分をどうにかしたかったの。
ずっとこんなメンヘラだったわけではないのだけど。別れを切り出される前はもっと精神的にも自立してたと思う。一人の時間も普通に楽しめてたし。
でも一気にメンヘラ化した。それだけ実は彼に依存してたんだと思う。自覚してなかったけど。
私の最後の光。あなたがいないと生きていけない。
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