人をダメにする人が本当にいるんだと実感したこと

「姉ちゃんは周りの人をポンコツにする」というドラマのセリフが妙に記憶に残っているの。
【妻、小学生になる】というドラマで、神木隆之介くんが言ったセリフだったと思う。毎田暖乃ちゃんの演技が高評価だった。

TBSテレビ「金曜ドラマ『妻、小学生になる。』」

石田ゆり子の役がその、人をダメにするよく出来たお姉ちゃん。
その時は、人のせいにしたらあかんとしか思わなかったんだけど・・・

確かに人をポンコツにする人はいるのよね。
そう思いながら昔のことを思い出した。

私をポンコツにする人Aさん

ある現場で組んだ人が私にとっては私をポンコツにする人だった。
美人で（多分）頭が良くて優秀で、周りから認められている人（なんだと思う）

そしてその２日間が私にとっては地獄だったの。
最初は気づかなかったのだけどね・・・
初日になんだか調子が狂うことに気づいたわ。
いつもの慣れた現場が妙にぎこちなくなる。

一体なぜ？
なぜいつもと同じように私は動けないのだろう？

そして２日目の朝、あることに気がついたの。

とにかく彼女の口出しが多い！

私が次にやろうと思っていることを、いちいち先回りして全て指図をしてくださる。
それが多過ぎて初日から調子が狂っていたのね。

私も現場はベテランの方だから、任せてくれれば大丈夫なのよ。
でも彼女のペースが大事なのだろう。
全てにおいて先に先に指図をする。

彼女からすると、きっと「いちいち言わなきゃ動かないのよ、あのおばさん！」と思っていたのだろう。

断っておくけれど、私も人より段取りは良い方よ。
なのに彼女の頭の回転が良過ぎて（←よく言えば）周りの動きが遅く見えるのだろう。

あーこういう人の周りにいる人は全員「言わなきゃ動かない人」認定されるんだろうな、と思ったわね。

周りをポンコツにする人Bさん

また知り合いにもこういう人がいた。
結構周りの人（家族や子ども）をポンコツのように言っていたけれど・・・

きっと家でも次々に指図をしているんだと思う。
「ほら、早くお風呂入って」
「早くそこ片付けて」
「新聞読んだら掃除して」
・・・・

周りをポンコツにするのは、石田ゆり子役のお姉さんではないと思うわ。

周りをポンコツにするのは・・・
何から何まで自分のペースで事が進まないと気が済まない人なのよ。

人には人のペースがある。
家族なら共有部分のルールだけ決めたらいいの。
あとは、自分の時間は自分で使わせた方がいい。

思い返せばこの彼女は、仕事でも役員でも前任者や現場のことを良いように言っていたことがないの。
そして自分はこう変えてやったとか、自分の仕事を手柄をとったみたいに語っていたわ。
だけど実際はどうだったのかしら。

自分のペースや自分に都合の良いように変えただけだったのなら、周りの人はたまったものじゃないわよね。

詳しくは語れないけれど・・・
その後、彼女の家族は壊れていったの。

人を育てられる人か、人をポンコツにする人か・・・

周りの人をポンコツ扱いしている人は要注意なんだと思うわ。