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エンプティ・チェア

そういう技法を使ったカウンセリングを、受けました。
からっぽの椅子。
椅子に座っている人物を想像して、椅子の位置関係も自分で決めて、それぞれの役割の椅子に座ってみて、その人物からみて自分がどうみえるか、その人物は状況をどう感じているか、など、自分の口から話していく。
今回、初めて受けた技法でした。
私が子供の頃の、家庭を再現しました。

その人物が何を言うかって、結局自分の想像で話しているので、変な感じだな~、これって意味あるのかな?って、最初思いました。
でも、あとから考えてみると、意味あるんだなって。
自分がそのときどう感じたか。相手の人物がそのときどう感じたと自分が思っていたか。全部、自分の思い。自分の感じたこと。それが真実。

真実というと、語弊あるかな。
真実じゃなかったかもしれないけど、そのときの私がそう感じていたということが重要なんだ。

そのときの私がそう感じていたということを、今の自分がちゃんと認めて、口に出してみること。そのときの相手がどう感じたと自分が思っているかを、口に出してみること。
小さかったから、自分がどう感じているかってことを、はっきりとは分かっていなかったんだ。
それに、自分の本音を言ったらこの家庭が壊れるかもしれないと思って、飲み込んでたんだ。
飲み込んでるうちに、自分の感情が分からなくなって、何が好きとか何を楽しいと思うとか、そういうことも分からなくなってたんだ。
だから、今、大人の私が、気持ちをしっかり言葉にして認識することで、初めて、踏み出せるんだ。

色んなやりとりがあったんですけど…、なんかねー。私は、「お母さん、私を見て」という一言が、どうしても言えませんでした。
でも、最後には言えました。最後には言えたっていうことが、重要らしいです。

とっても疲れました。でも、良い時間でした。

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