「魔女と過ごした7日間」東野圭吾 ラプラスの魔女3
読みやすさと展開のスピード感が、ハリウッド映画のような東野圭吾作品はほぼ読んでいる。
彼の作品に度々登場する、特殊な才能を持つ羽原円華という魔女。元見当たり捜査官という警察官の父が殺害された。中学生の息子の陸真が、同級生の純也と謎めく羽原円華と脇坂刑事で事件を追う。
ゲノム・モンタージュという科学の未来に、マイナカード、ビッグデータの扱いについての問題提起。警察の威信と権威に歪められる事実。AIが及ばない熟練の技。闇カジノは非合法ギャンブルたが、合法のギャンブルとの線引は人が定める法と運用の決め事。
事件が解決し、それぞれの人生が新たに始まる。保護者を失い児童養護施設に入居する旅立ち。闘の赤いTシャツが瞼の奥に残る。
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