StableDiffusion研究① サンプラー比較
本記事では、StableDiffusion WebUIに搭載されているサンプラーの比較を行っています。NovelAIとかnijijourneyにもサンプラーがあるのかはわかりませんが、自分の備忘録として投稿しています。
年初からStableDiffusionを使い始めて1か月、これまでイラストとか一切描いたことがない僕ですが、美しいイラストを自分で生成できる面白さにハマってしまいました。
現在はTwitterで主に猫イラストを投稿しています。↓は僕が猫イラストを作り続けるきっかけになった作品です。めっちゃかわいい。
さて、今回の本題ですが、StableDiffusionにはサンプラーと呼ばれるよくわからない設定が存在します。
サンプラーとは、簡単に言えばイラスト生成するやり方のことであり、それらにEuler aやDPM fastといった名前がついています。
デフォルトでは先頭のEuler aに設定されており、十分綺麗なイラストが生成されます。しかも、サンプラーを変えたところでいまいち違いがわからない!という人も多いでしょう。(僕もそうでした)
ですが、やってみると案外違いが見えてきたので、結果を共有します。
言葉で説明しても結局よくわからないと思いますので、まずできたイラストを見てみてください。
適当に選んだ4種類のサンプラー(Euler a, DPM++ 2S a, DPM++ 2M Karras, DDIM)だけで比較しても、なんか違うのがわかりますね。そもそも構図も違ってるし。
一部をもっと拡大して比較してみましょう。
遠目で見ると大体同じように見えていても、よくみると質感が全然違います。Euler aはアナログ絵に近い質感ですが、DPM++ 2S aは写真に近い質感を出していますね。
ちなみに、アニメ調の女の子の絵で比較すると上みたいな違いは急にわかりづらくなります(以下)
女の子のイラストを作る分には、サンプラーは速度を重視してもよいのかもしれません。生成速度はサンプラーによって結構違うみたいです(以下引用)。
webUI(1111版)で全サンプラーの所要時間比較 1stepが最短のおすすめサンプラーはどれか
https://economylife.net/webui1111-best-sampler/
Euler aはなんとなくモヤのようなものが入りやすい気がします。クリアな絵を作りたい場合はサンプラーを変えてみてもいいかも。
やっぱり自分でやってみないとわからないことはありますね。
とりあえず、全サンプラーで比較してみました。
構図だけみても系統のようなものがありそうです。
ここからは好みですが、僕はDDIMとかよく使ってます。でも高精細な絵を繊細なタッチで描きたいときはDPM++ 2M KarrasとかDPM++ SDE Karrasとかもいいかも。時間はかかるみたいですが、DPM adaptiveも試す価値はありそう。
最後に全サンプラー比較の元画像を全部載せておきます(Step30,t2i)。
以上。なにかあればコメントをお願いします!
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