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クラウドバックアップ 〜Backblaze〜

※以下の記述はmacOSに関するものです。他OSに関しては異なる点があるかもしれません。SSDに関しては確認していません。

動画データがたくさんあるがバックアップしていない

現在、内蔵+3台の外付けハードディスクに計9Tのデータを抱えています。
データの80%がビデオカメラで撮影した動画です。
テープが残っている動画は時間は掛かりますが再度、読み込めばよいです。
しかし、途中からSDカードへ録画するタイプのビデオカメラに買い替え、撮影した動画はiMacに取り込んだ後はSDカードから消去しました。
この他、PDF化した各種データも有り、これもハードディスクにしかデータが存在しません。
つまり、これらは宇宙の中にはここにしか存在しないデータなのです!

このような状況でもしハードディスクが壊れたらどうするのか悩んでいた時期が長く続きました。

Amazon S3の利用

RAIDなども考えましたが、火事になったらバックアップもなくなります。
ということで「オンラインストレージサービス」を検討することに。

いろいろと調べて、たどり着いたのが「Amazon S3」。
兎に角、保管料が安く、無制限にアップロードできることが魅力でした。
Transmitというアプリも持っていましたので、放っておけばアップロードしてくれるなぁ、などとのんびり考えていましたが、5G以上のファイルは単純にはアップロードできないことが判りました。

Q: Amazon S3 にはどれだけのデータを保存できますか?

格納可能なデータの総量とオブジェクトの数には制限はありません。個別の Amazon S3 オブジェクトのサイズは、最低 0 バイトから最大 5 テラバイトまでさまざまです。1 つの PUT にアップロード可能なオブジェクトの最大サイズは 5 GB です。100 MB 以上のオブジェクトの場合は、マルチパートアップロード機能を使うことをお考えください。

よくある質問 - Amazon S3 |AWS https://aws.amazon.com/jp/s3/faqs/

(今はどうか判りませんが)当時のTransmitではファイルサイズが5G以上の場合はアップロードができませんでした。
MultipartUploaderなる物を使えばできそうなのですが自分の手には余るので再びバックアップの無いデータを抱えて過ごしていました。

Backblazeの利用

月日は流れて、ひょんなことからBackblazeというサービスがあることを知りました。

個人用バックアップの場合、
・容量無制限
・容量従量制ではない
つまり、いくらアップロードしてもお値段同じということです。(2020/08/18現在、$6/MONTH,$60/YEAR,$110/2YEARS)

取り敢えずお試し期間を利用し実際にバックアップを取ってみました。

サイトからクライアントアプリをダウンロードし、バックアップ対象のハードディスクを認識させます。
後は自動でバックアップしてくれますが非常に時間がかかります。
iMacの内蔵ハードディスク(使用量1T強)をバックアップするのに3日くらいかかった気がします。
回線の細さよりサーバー側の処理速度に依存しているのではないでしょうか。

ちなみにTimeMachine用のハードディスクはバックアップ対象外です。
(1時間毎に更新されるためバックアップの頻度・対象も多く、そもそもTimeMachine自体がバックアップなので)

残りの外付けハードディスクもバックアップ。非常に非常に時間が掛かりましたが取り敢えずはアップロード完了です。

途中でお試し期間が過ぎましたが上記の契約は行わず、年間ライセンス(Prepade Code)を購入することにしました。
(前のライセンスが切れる30日前から次のライセンスを登録することができないため、下記のような画面になりますがPrepade Codeを入力エリアが表示されます)

スクリーンショット 2020-08-22 17.52.45

年間ライセンスはSOURCENEXTで購入。1年で4000円弱。
今後は毎年、シリアル番号を購入することになります。

要常時接続

外付けハードディスク常にはiMacには接続していません(iMac側のUSB端子が足りないため)。
しかし、Backblazeサービスでは30日以上接続しない(ハードディスクを認識できない)とサーバ側のバックアップが削除されてしまいます。
そのため、ハードディスクを定期的にiMacに接続する必要があります。

スクリーンショット 2020-08-18 0.34.40 2_2

サーバの管理画面を見ると上のようにドライブ毎に最終バックアップ日からの日数が表示されます。これが「30 days ago」になるまでにハードディスクをiMacに接続する必要があります。
ただし、接続してもすぐには管理情報は更新されません。
(6時間以上、接続しておく必要があるとのこと。)
確かに1,2時間ではサーバ側のバックアップ状況は変わりません。
(世界中のユーザが多いので順番にバックアップしているからでしょう)
心配なので不要なファイルを追加して「前のバックアップから更新されたよ」と明示的に示したりしています。

これでバックアップは完璧?

今後およびリストアに関して

やはり、定期的にハードディスクを接続するのは面倒です。
対処方法としては

・USBハブを買って、常時、接続状態にする。
・大量料のハードディスクを買って分散されているデータをそこに集めて常時接続状態にする。

USBハブの候補はこれですがこんなにポートは不要なのですがバスパワーでポートが少ないのが見つかりませんでした。

本当はHGST製の10Tが良いと思ったのですが、見つけられませんでした。

とりあえずバックアップはできているので追々、検討していきます。

リストアも一度はやってみなければ、と思ってはいるのですが、腰が重いのでまだ試していません。

リストアに関しては以下のサイトの記述が気になっています。

これもマシンを乗り換える時に考えることにします。

では、また。

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