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嫌われ者の外来種

「外来種=絶対悪」みたいな記事を見ます。

外来種、撲滅!」「外来種、許すまじ!

何故、こんなにも憎まれるのでしょうか?

固有種もしく生態系全体を危機にさらすから、というのが理由のようです。

「人間が持ち込んだのに、今更何を」という意見も見かけます。

私の感覚としてはどちらかというと後者よりです。
でも「どちらかといえば」という程度です。

人間というのは自分の周りの環境を変えて、ここまでやってきました。
その一部の活動が外来種を呼び込んでしまうことになりました。

迷い込んでしまった外来種の中には、その環境に適応できなかった種もいたでしょう。
多くの嫌われ者は適応できた種です。

つまり、頑張って暮らしているだけなのですね、嫌われ者たちは。

人間は環境を変え、変わった環境に適応する種が残る。

それだけだと思います。

「外来種、頑張ってるよなぁ、在来種、負けちゃったね」と思い「放っておいてあげればいいのに」とも思ったりしています。

人間は環境を変えずにはいられないですから、この先も同じことが起きるでしょう。

以前からボンヤリとこのようなことを思っていましたがハッキリ気がつかせてくれたのがこの本でした。

内容はタイトルからもわかる判るように都会に適応した生物たちに関して記されています。

少し厚めの本ですが冒頭の章だけを読むことで私がこんな考えに至った事を理解してもらえるかもしれません。
(私は読む前の素地からして少し変わっているので理解は無理かも?)

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