きょうのつぶやき

人はおそらく、今生きている人生の中でも

次の人生があったとしても あるいは 以前の人生があったとしても

きっと個々人の持っている本質的なところは何も変わらないんだろうと思う。

大抵の人は、その時生まれた環境によって その人生で先々にまで影響を与えるであろう

後天的な素養を獲得して、それに半ば誘導されるようにして

次の環境(あるいは生まれた時の環境のままということもあるかもしれない)に移行し、

その環境に染まりながらも基本的には「変わらない本質+生まれた環境で得た後天的な素養」の

セットのまま生き 死んでいくんだろう。


「環境を変える あるいは どんな環境でも自分を貫く強い意志を持っている」人は

その概念を打ち破る存在なのかというと、それは違うと思う。

「強い意志を持っている」という性質こそが、その人にとっての「変わらない本質」

なんだろう。


じゃあ今を生きる人間が持ちうる自由って何なのだろうか。

きっと、「変わらない本質+後天的要素」のセットはもう変えられないものなんだと

認めた上で、流れ着いた環境でそのセットでいかに 環境との折り合いをつけて生きていくか、

「心地よく生きていけるような折り合い」をつけるのか 闘争するのか 妥協をするのか

隠して演じるのか、折り合いの付け方を選択できる という点が自由なんだろう。

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