エンジンがかからなくなったオートバイを迎えに

レッカー代は保険で下りた。ただ次の更新まで、同じバッテリー関連のトラブルでの呼び出しがあった場合は有料になると念を押された。そんな事は無いと思いたい。
愛車が連れて行かれて1週間ほど経っただろうか、バイク屋から連絡があって、やはりバッテリーの問題なようだ。新品に交換する必要があるが、¥16,000ぐらいなんだけど発注してもいいか、と。もちろんですと伝えて3日後、修理が完了したというので早速バスでバイク屋へ向かった。
営業時間中であればいつ来てもらってもいいと言っていただいたけれども、気持ちとしてはできるだけ早く受け取りに行きたい。そわそわしながらバスを待っていたが、まぁ時間になっても来ない。後にわかったのだが、その日は東京マラソンの日で、道路が一部規制で混んでいたらしい。それは仕方がない事だが、そのせいでバスは随分と混んでおり、肩にヘルメットを掛けていた私はそれがブラブラと揺れて乗客にぶつかるのを注意するのに忙しかった。
えっこらバイク屋へ着いて、簡単な説明を受けて、トータル¥23,000ほどを支払った。調整してもらった愛車はすこぶる調子が良く、一発でエンジンがかかった。フルノーマルな私のSRはポコポコと小さなアイドリング音を立ててプルプルと震えている。
プロに修理してもらったのだから当然なんだけど、自分のオートバイのエンジンがかかった事が嬉しくて。
そこからは真っ直ぐ家に帰った。混み混みのバスで汗をかいてしまったのでちょっと寒かったがオートバイはやっぱり気持ちがいい。

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