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不妊治療#7 培養結果、はじめての移植

体外受精1回目、後編です。


培養結果

さて、採卵から1週間後に培養結果を聞きに行きます。
(こちらのクリニックでは電話・メール等で結果を聞くことができません。来院のタイミングは1週間後か、月経が来て1〜3日以内かで選べます)


採卵6個
→成熟卵6個
→受精確認5個
→初期胚凍結2個(成長停止3個)


受精能は問題なし。
なぜ胚盤胞まで育てていないかというと、
高齢のため初期胚2個移植がお勧めと事前に提案があったから。
妊娠率が上がりますが(38歳で40%)、多胎妊娠のリスクも当然上がります。
初期胚2個凍結後、残りが胚盤胞まで育ったら嬉しいなーなんて思いましたが、状態の良いものから凍結するのでまぁそれはなかなか難しいですね;

ここで保険適用の条件が気になり確認したところ、上限は移植回数でカウントされるので、2個戻してもカウントは1回。
極論ですが、2個ずつ戻せば最大で12個の受精卵を戻すチャンスがあると考えられます(保険適用の上限は移植6回)

リスクはあれど少しでも確率を高めたいので、この提案内容で進めてもらうことに。

薬の供給問題

移植周期には2つの方法があります。
自然周期と、ホルモン周期。

自然周期ではリセット後、もう一度生理が来てから移植準備にはいります。
移植前の通院回数は多め。移植後も継続する薬は少なめ(内服と貼付剤のみ)

ホルモン周期ではリセット後、すぐ移植準備に入れます。
通院回数は少なめで、移植日も希望が通りやすい。投薬に膣剤が加わる。
選べるのであれば、ホルモン周期が望ましいのですが
この頃、膣剤の供給が不安定であった為、代わりに注射を打ちに毎日通院しなければいけないとのこと(!)

「毎日?え、毎日ですか?どれくらい……4週間?!ですか?」
最初に看護師さんが説明してくれたのですが、驚いてしつこく聞き返してしまいました。

フルタイム勤務の身としては毎日通院は論外なので、今回は自然周期一択です。

前のめり過ぎた質問

クリニックの待合室では様々な関連動画が流れており、その中にERA・EMMA・ALICE検査の情報がありました。
子宮内膜には乳酸菌がいて、ラクトバチルス属の菌の占有率が着床に影響するのだとか。
調べると自費の検査でしたが、是非ともベストな状態で移植したい!とK先生に相談。
しかし
「まだその段階ではありません」
と止められる(苦笑)
3回移植しても着床しないケースで、検討する検査なのだそうです。

「今からできる事としては、サプリを服用するといいですよ」
おすすめされたサプリは、プロバイオティクス(ラクトバチルス菌)の腸溶錠。
これは現在も飲み続けています。
サプリについてはまた後日、まとめて投稿したいと思います。

移植当日→妊娠判定結果

何度か血液検査とエコーで通い、移植の数日前からデュファストンとエストラーナテープ開始。

移植当日、採卵時と同じ手術室にて準備開始。
胚培養士さんが登場し、わざわざ自己紹介してくれます。
受精卵という大切なものを扱ってくれる、真摯な姿勢が伝わります。

移植はK先生と胚培養士さんの連携で、あっという間に終了。
モニターを凝視していたのですが、どれが卵かわからず(泣)

術後は当日の入浴がNGなくらいで普段通りの生活に戻ります。一応、注意書きには「妊婦と同じ生活をするように(アルコール、カフェイン、喫煙、激しい運動など控える)」と文言が添えられています。

ちなみに、卵のグレードは先生曰く"普通"
K先生の考えでは、グレードはあくまで見た目の話なので、染色体異常があるか無いかはわからない。なので、あまり気にしてないそうです。
(これはクリニックによって考え方が違いそうな部分ですね)

連休を挟んだ為、妊娠判定は16日後。
長かった……
症状らしいものは何もありませんでした。
いつもの月経近くの症状があるだけ。
フライング検査も、真っ白。
判定日当日は血液検査のみ。陰性でした。

「大丈夫ですよ、いつか陽性出ますから」
いつもは事実を淡々と話すだけで明言しないK先生が、はっきり言ってくださり、ちょっとホロリとしそうになる。

まだ1回目。これから!と、夫と共に自分に言い聞かせます。
薬の服用を中止し、月経が来たら2回目の採卵周期に入ります。

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