見出し画像

不妊治療#14 自然周期のクリニックに転院する〈前編〉

気合い入れて書きましたら長くなってしまったので(笑)前後編に分けます。



再び、転院を検討する

3回目の移植が化学妊娠の結果となり、ズドーーンと落ち込んだ翌日。
転院しようかな…と、以前より気になっていたクリニック(鍼灸院で紹介された自然周期治療先)を調べ始めます。

それまでは正直、自然周期の治療というと

卵子が取れるかどうか、もはや賭け!
通院回数が多くてコントロール出来ない!

というイメージがあって、選択肢にも入れていませんでした。
というか、年齢的に高刺激しかありえないし、それならK先生のクリニックで結果を出したいと思っていたので、転院自体を考えていませんでした。

なのですが……


「ちょっと疲れたな」

という、自分に対する違和感。


いくつかありまして

・ホルモン剤に体調とメンタルが振り回され続けている(職場で色々とありました)
・胚盤胞2個移植まで、採卵2回しないと辿りつかない(1回の採卵で1個しか胚盤胞にならない)
・クリニックの混雑具合が徐々に悪化(待ち時間だいたい3〜4時間。7時間拘束された日も)

前回、初めての胚盤胞移植で初めての着床だったので
このまま根気強く続けていけばいつかは喜ばしい日が訪れたかもしれません。

ただ、そのいつかに

もっと早く健康なメンタルで
仕事を辞めることなく
辿り着ける方法があるなら検討してみようかな?

自分や夫にとっての最適解を
立ち止まって考えてみるタイミングなのかな、と思った次第。

不妊治療経験者の知人・友人には、根気強く1つのクリニックに通い続けて
妊娠・出産に至った人も、もちろんいます。

こんなふうに文字にしてみると、
不妊治療との向き合い方って本当に人それぞれだなぁ…と改めて感じますし
正解は1つじゃないということを痛感。

だからこそ難しいし悩むんですよね。


説明会に参加して

通院に当たってのハードルは
・通院環境
・自費診療推し(と最初は思っていた)
・採卵時の麻酔は局所麻酔のみ

この3つをネックに感じていたので、とりあえず説明会を予約。
オンラインでも参加出来たのですが、AMH検査を無料でしてもらえることと、クリニックの雰囲気を掴みたくて、夫婦で現地参加にしました。

いざ行ってみて

広く明るい待合室に、培養室の様子も窓越しに見えるようになっていて、ちょっと圧倒されます 笑

先にAMH検査を。
数値、下がってました…
約1年半前は3.3。平均よりだいぶ良かったのですが
今回は1.8。平均を下回っています。
日毎に変動はするそうですが、薬の影響もあるとか。

説明会はだいたい公式Youtubeで把握していた内容ですが、リアルタイムで聞くとより信頼感が生まれます。
有名なクリニックで、技術にとても期待が持てそう。
保険診療でも一部にその技術が活かされており、それだけでも転院する価値がありそうでしたが
せっかく転院するなら、余すことなく享受したい…ような気がする…

その後、医師によるカウンセリングを受けました。
保険診療を選ぶ気満々だったので、そちらに寄った質問を準備していきましたが
回答をもらって診察室を出る頃には

「自費診療の方がいいんじゃない?」
(もはや転院する前提)

と気持ちが傾いていました。


つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?