大山選手の起用について

大山選手のコンバートを久慈コーチが否定したというニュースが流れてきました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200109-00000028-tospoweb-base

記事では矢野監督ではなく久慈コーチの話なので本当に矢野監督がそう考えているのかは不明ですが、これが首脳陣の総意であるとして、そこから推測されることをいくつか考えてみようと思います。

(以下敬称略)

まず、来季の助っ人外国人の陣容についてです。この辺は深く考えるのはまた別の機会に譲るとして、自分は投手2、野手2と考えています。

すると、野手はサンズ、ボーア、マルテの3人となるわけです。この中から2人選ばれるわけですが、誰が選ばれるのか。マルテ以外は新しく来た選手ですから、正直わからないのですが、年俸から期待度の一端が透けて見えるのではないかと考えたので、年俸をちょっと見てみます。
https://www.sanspo.com/baseball/professional/data/19/salary/tigers.html

記事によれば、年俸は高い順に
ボーア 2.7億円
マルテ 1.4億円
サンズ 1.2億円
です。バリバリのMLBプレイヤー(と認識しています)だったボーアを連れてくるのには相応のお金が必要だったというのもあるでしょうが、マルテ、サンズの2倍近くのお金をかけて引っ張ってきた選手ですから、ケガなどなければボーアは確定で、マルテとサンズの競争になるのではないかと推測します。

1. ボーアとマルテの場合
ボーアが一塁専門であるとのことから、マルテのコンバートになります。マルテはサードとレフトの経験がMLBであるようですので、どちらかに入り、サードに入る場合のみ大山選手とポジション争いが発生します。

2. ボーアとサンズの場合
サンズは外野手であることから、一塁ボーア、三塁大山、レフト(?)サンズとなります。

こう書いたのですが、このように助っ人の選手を先に決めるのではなく、日本人選手を先に決めて、穴を外国人選手で埋めるという考え方もあるため、それによってはまた別の結論が出る可能性もあります。

例えば、阪神は外野手の層がどちらかと言えば薄いですから、糸井が昨年の怪我の影響で開幕から出られず、福留も年齢の衰えを隠せないような状態になった場合、近本、高山、中谷ではパンチにかけるので大山をレフトに移すかサンズを起用する、といった可能性などです。

どちらにせよ、個人的には2019年阪神打線を引っ張ってくれた大山選手を来年も見たいなぁと思っている次第です。

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