2020年阪神のプロテクトリストを考える

こんにちは。今季の阪神は藤川選手と能見選手の引退、及び退団試合で幕を閉じました。藤川選手のストレートも、能見選手のワインドアップもグッとくるものがありました。個人的には福留選手の打席も見たかったですが、残念ながら叶いませんでした。この場を借りて福留選手にもお礼を言いたいと思います。外野手の薄い中ここまで支えてきてくれてありがとうございました。

さて、日本シリーズは残っていますがいよいよストーブリーグが本格的に始まります。阪神ファンとして有名だった大野選手は中日に残留となりましたが、他にも西武の増田投手やDeNAの梶谷選手などの獲得に乗り出す可能性があります。そこで今回は、これらBランク以上の選手を獲得した際のプロテクトリストを考えてみようと思います。

<やり方>
プロテクトに入る日本人28人を、A 一軍戦力 B 期待の若手(プロスペクト) C 一軍当落線上、かつての一軍戦力 D その他
に分類します。AとBに入る選手は全てプロテクト入り、Cの選手の中から取捨選択することによりプロテクトリストを完成させます。

<前提>
以下のことを前提とします。
○ この記事を書いている時点での戦力外、引退リストである選手たちは含んでいません(福留、能見、上本、高野、福永、横山、岡崎、伊藤隼、藤川、敬称略)
○ トミージョン手術を受けた才木、島本両投手は育成落ちとの報道がありましたのでプロテクトリストには含めません。
○ 基本的に一年前のドラフトの選手はリストから漏れていて引き抜かれるとアマチュア球界との信頼関係に関わるため、全員がプロテクトされていることとします。

それでは始めます(以降敬称略)。

A レギュラー
投手:西勇、岩貞、馬場、藤浪、高橋、秋山、青柳、岩崎
野手:木浪、大山、近本、坂本、糸原、梅野、陽川、原口

B 期待の若手
投手:西純、及川、川原、齋藤、小川
野手:井上、小幡、遠藤、藤田

C 一軍当落線上あるいはかつての一軍戦力
投手:小野、谷川、浜地、守屋、小林、望月、桑原、伊藤
野手:北條、熊谷、糸井、高山、江越、島田、中谷、植田

D その他
投手:中田、岩田、尾仲、湯浅、石井
野手:長坂、荒木、板山、俊介、片山

このようになりました。
Aのメンバーは基本的に誰でも同意できるのではないかと思います。陽川選手も今シーズンは糸井選手不調の際のスタメンであり、何より内外野守れることから一歩抜け出したかなと思います。Bについては基本的にここ2年のドラフトメンバーです。2年目の川原、小幡両選手のうち小幡選手は一軍定着のため間違いなくプロテクトですが、川原投手も貴重な左腕のためプロテクトとしました。齋藤投手は賛否が分かれるかと思いますが、今期先発転向で覚醒し、結果は伴わなかったものの一度はローテの谷間として一軍でも先発した、現在若手で最もローテ入りに近い選手と捉えているのでプロテクト入りとしました。

ここまでAとBで合計25人ですので、Cの中から3人選ぶことでプロテクトリストが完成します。これがなかなか難しいですね。阪神特有の1シーズンだけ活躍した選手や、かつて活躍したものの怪我をしたり不調になったりした選手、殻を破りきれずに若手の域から脱しつつある選手、守備固め代走の選手がここにいます。
この中で実力が一つ抜けているのは谷川投手でしょう。オープン戦絶好調で、コロナの開幕延期の影響でシーズン序盤打ち込まれ防御率が落ちてしまいましたが、終盤はなんとか取り戻し再昇格以降は9試合で一度も失点せずにシーズンを終えました。
残り2人は非常に難しいですね。糸井選手は減俸額によっては今後退団の可能性もありますが、残留の場合一軍レベルの外野手が絶対的に不足しているためプロテクトします。最後の1人は年齢も考慮すると投手では望月、浜地、守屋選手、野手では北條、高山、中谷、植田選手あたりから選ぶことになると思います。残りの選手は個人的な好みになってしまうのですが、北條選手とします。二遊間はまだ層も薄く流動的ですし、2018年の輝きをもういちど取り戻して欲しいです。

以上プロテクトをポジションごとにまとめます。
投手:西勇、岩貞、馬場、藤浪、高橋、秋山、青柳、岩崎、西純、及川、川原、齋藤、小川、谷川
捕手:坂本、梅野、原口、藤田
内野手:木浪、大山、糸原、陽川、小幡、遠藤、北條
外野手:近本、井上、糸井

今回は以上になります。これからの報道が楽しみですね。ありがとうございました。

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