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ラブレター

久しぶりに、ヒグチユウコさんのラブレターという絵本を読んでいました。
nekoは、ヒグチユウコさんの絵や作品が大好きです。

このラブレターという絵本は、手のひらサイズくらいの小さな絵本で、素敵な絵に添えられた言葉がとても温かい気持ちにさせてくれます。

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ラブレターを宛てる対象は人(異性)とは限りません。優しくしてくれたあの子だったり、自分の手掛けた作品だったり、毎日を共に過ごす猫さんだったり、心配してくれる友達だったり、たまご(これから出会う命)だったり。

その中に、絵とともに添えられたこんな言葉があります。
「とどかなくてもいいんです。とどかなくてもいとしい気持ちはなくなったりしませんから。」

すごく優しくて素敵な言葉だなぁと思います。

好きという想いって、とどいてほしい、報われてほしいという気持ちもあるでしょう。
だけどこの絵本を読むと、その想いを言葉にしたり、手紙に書いたりして、たとえそれが相手に伝わらなくても、読まれなくても、伝えたいと思ったこと、愛しいと抱いた想いが大事なんだって思うことができます。

大切な人や物に出会って、色んな経験をして得たものが、自分の人生の大事な宝物になる。そう考えると少しの不安も楽しみに変わり、幸せを感じられる力になる。そんな気がします。

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