見出し画像

【連載】直撃・青木真也!〈20〉証言! 『DREAM』④「 “バカサバイバー、『DREAM』の大黒柱になる宣言!」

(⬆︎『DREAM3』『同4』とそれぞれの大会でGPが……!)

 2016年、著書『空気を読んではいけない』(幻冬舎)を上梓した“バカサバイバー”青木真也。するとAmazonの売り上げランキングでもまさかの上位に食い込み、発売からわずかの期間で一気に2万部の増刷に至ったという。出版不況、格闘技は売れないと言われる中、なぜそんな奇跡のようなことが起こったのか。
 さらに昨年末、青木真也はBASEにてオンラインショップ「青木真也商店」を開店させた(『技術DVD 青木真也 足関節の精髄』も大好評発売中!)。これで昨年末に開設したオンラインサロン(現在移行中)に続き、ネット上での新規事業がスタートしたことになる。
 そんな“バカサバイバー”から、かつて自身が主戦場としていた『DREAM』について振り返りたいとの提案が。『DREAM』といえば、2008年3月から2012年大晦日まで開催された総合格闘技のイベントだが、ここに関わった関係者やファイターを含めた流れが現在にも息づいている。そう考得るとこれを再考することで、今後の格闘技界の行く末が見えてくると考えるのは、実はかなりの確率で的を射ている気がする。
 ということで、早速、“バカサバイバー”と接触を図り、『DREAM』をひとつずつ検証して行くことに。
 果たして『DREAM』という夢の舞台から、改めて“夢”は導き出されるのか?
 そして、“バカサバイバー”は本当に空気を読んでいないのか——。(聞き手◉“Show”大谷泰顕

以下、その内容の一部を紹介
▪︎『DREAM』を「背負う器」になかったファイター
▪︎欠けていた「アントニオ猪木」
▪︎“バカサバイバー、『DREAM』の大黒柱になる宣言!
▪︎○○○だった公開抽選会
▪︎桜庭和志の苦悩と2008年時点の格闘技界減量事情

◉『DREAM3』(2008年5月11日、さいたまスーパーアリーナ)試合結果

第1試合 フェザー級ワンマッチ(67kg契約) 1R10分、2R5分

○ 山崎剛 vs. 昇侍 ×

2R終了 判定3-0

第2試合 ミドル級グランプリ 1回戦 1R10分、2R5分

○ ジェイソン・"メイヘム"・ミラー vs. 柴田勝頼 ×

1R 6:57 TKO(レフェリーストップ:マウントパンチ)

※ミラーがミドル級グランプリ2回戦進出。

第3試合 ミドル級グランプリ リザーブマッチ 1R10分、2R5分

○ メルヴィン・マヌーフ vs. キム・デウォン ×

1R 4:08 TKO(レフェリーストップ:パウンド)

※マヌーフがリザーブ権獲得。

第4試合 ライト級ワンマッチ 1R10分、2R5分

○ 中村大介 vs. チョン・ブギョン ×

2R 1:05 TKO(レフェリーストップ:右ストレート)

第5試合 DREAMウェルター級チャンピオンシップ代表者決定戦(77kg契約) 1R10分、2R5分

○ ニック・ディアス vs. 井上克也 ×

1R 6:45 TKO(タオル投入:スタンドパンチ連打)

※ディアスがウェルター級王座挑戦権獲得。

第6試合 ライト級グランプリ 2回戦 1R10分、2R5分

○ 川尻達也 vs. ルイス・ブスカペ ×

2R終了 判定3-0

※川尻がライト級グランプリ準決勝進出。

第7試合 ライト級グランプリ 2回戦 1R10分、2R5分

○ エディ・アルバレス vs. ヨアキム・ハンセン ×

2R終了 判定3-0

※アルバレスがライト級グランプリ準決勝進出。

第8試合 ライト級グランプリ 2回戦 1R10分、2R5分

○ 宇野薫 vs. 石田光洋 ×

2R 1:39 チョークスリーパー

※宇野がライト級グランプリ準決勝進出。

◉『DREAM4』(2008年6月15日、横浜アリーナ)試合結果

第1試合 ライト級グランプリ 2回戦 1R10分、2R5分

○ 青木真也 vs. 永田克彦 ×

1R 5:12 フットチョーク

※青木がライト級グランプリ準決勝進出。

第2試合 ヘビー級ワンマッチ 1R10分、2R5分

○ アリスター・オーフレイム vs. イ・テヒョン ×

1R 0:36 TKO(レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)

第3試合 ヘビー級ワンマッチ 1R10分、2R5分

○ ハレック・グレイシー vs. ガジエフ・アワウディン ×

1R 3:02 腕ひしぎ十字固め

第4試合 フェザー級ワンマッチ 1R10分、2R5分

○ 所英男 vs. ダレン・ウエノヤマ ×

2R終了 判定3-0

第5試合 ミドル級グランプリ 2回戦 1R10分、2R5分

○ ゲガール・ムサシ vs. ユン・ドンシク ×

2R終了 判定3-0

※ムサシがミドル級グランプリ準決勝へ進出。

第6試合 ミドル級グランプリ 2回戦 1R10分、2R5分

○ ゼルグ・"弁慶"・ガレシック vs. 金泰泳 ×

1R 1:05 TKO(レフェリーストップ:右肘の脱臼)

※ガレシックがミドル級グランプリ準決勝進出。

第7試合 ミドル級グランプリ 2回戦 1R10分、2R5分

○ ホナウド・ジャカレイ vs. ジェイソン・"メイヘム"・ミラー ×

2R終了 判定3-0

※ジャカレイがミドル級グランプリ準決勝進出。

第8試合 ミドル級グランプリ 2回戦 1R10分、2R5分

○ メルヴィン・マヌーフ vs. 桜庭和志 ×

1R 1:30 TKO(レフェリーストップ:パウンド)

※マヌーフがミドル級グランプリ準決勝進出。

〈前回までの内容はこちら⬇︎〉
《【連載】青木真也は本当に空気を読んでいないのか?の記事一覧》←ハッシュタグ #青木真也  をクリック!
 ⬆︎『空気を読んではいけない』担当編集者・幻冬舎の箕輪厚介氏他が激白!
【直撃】『RIZIN』を語り尽くす壮絶ラインナップ!←ハッシュタグ # PRIDEとは何か をクリック!
⬆︎『RIZIN』の最新情報と、その源流『PRIDE』からの流れを今に伝える鉄壁の布陣!
〔関連項目〕
《【連載】青木真也は本当に空気を読んでいないのか?の記事一覧》←ハッシュタグ #青木真也  をクリック!
 ⬆︎『空気を読んではいけない』担当編集者・幻冬舎の箕輪厚介氏他が激白!
《【連載】平成版『喫茶店トーク!』の記事一覧》←ハッシュタグ # 喫茶店トーク をクリック!
 ⬆︎Uとは? 長州とは? 元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!


ここから先は

5,467字 / 1画像
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?