【連載】平成版『喫茶店トーク!』〈第26回〉withターザン山本![人生相談](5)「仕事と遊びを使い分けるには?(1)」
今回の平成版『喫茶店トーク!』は、元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏を迎え、当サイト初の「人生相談」を開幕! 注目の第5回の相談内容は、「仕事と遊びをうまく使い分けるには?」との相談! 果たして、古き良き時代の風景がここに!?(聞き手◉“Show”大谷泰顕)
(⬆︎ユーザーからの「人生相談」に答えるターザン山本! 氏と『週プロ』編集長最後の号となった20年前の743号/96年7月23日号の表紙。ターザンカフェも絶好調!)
〈前回までの内容はこちら⬇︎〉
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(元『週刊プロレス』編集長のターザン山本! 氏が古き良き時代を熱弁!)
▪︎合理的なカースト制度
――要は、「好きな人」がいるから「結婚」に結びついていくのに、もしもそれすらいない男女が「結婚」を口にするのはおかしいと。
山本 でしょう? それじゃあ「結婚」しようにも、できるわけがないもんな。相手を好きになって、相手に好かれて「結婚」するという個人的な問題と、そうじゃなしに、大人になったら「結婚」しなければいけないというシステム。
――ひと昔前は、そのどちらかに当てはまるから、嫌でも「結婚」できたわけですね。
山本 そうそうそう。それがないから、大多数の人が今の経済状況の中で、「負け組」とは言わないまでも、厳しい状況に置かれてしまう。しかもそれがもの凄い大多数なんだよね。一部の人間がメチャクチャお金があって、メチャクチャ異性にモテてという独占状態になっているわけ。
――格差があるわけですよね。
山本 一部の人だけがやりたいことをやり放題にやっているわけですよ。
――一説によると、奴隷制度は現代にもちゃんと敷かれたまま残っている、と言われているみたいですからね(苦笑)。
山本 カタチを変えたカースト制度だよな(笑)。
――困りましたね、それは。
山本 合理的にカースト制度を作ったみたいな。だから、さっきの「お金」の相談をしてきた人と、「結婚」の相談をしてきた人というのは、現代を代表する典型的な、これ以上ない例だよね。
――まさに時代を映す「人生相談」なわけですよ!(笑)
山本 (無視して)そもそも「お金」の問題と「結婚」の問題というのはね。
――はい!
山本 今までは社会に存在する様々なコミュニティが救ってきたんですよ。
(↑上がターザン山本! 氏の、下がそれに返信した聞き手のTwitterより)
――様々なコミュニティが?
山本 うん。だけど、今はあらゆる社会でその様々なコミュニティが存在しないから、孤島みたいになっているわけ。孤島になっているということはどういうことかというと、救いたくても救えないわけよ。
――だけど、極地の時代になってしまったからには、そうなっていくしかないわけですよね。
山本 そう! 社会そのものが離れ小島にいるわけだから、ぜーんぶオール全てが極致化するしかないわけよ。だからさっきの相談をしてきた男女も孤島生活をしているわけですよ(笑)。
――島民が一人の離れ孤島に住んでいるわけですね(笑)。
山本 だから無人島に一人で住んでいるようなもんだよ。かろうじてネットだけはつながる孤島だよな。
――ネットだけは(笑)。
山本 そういうことですよお!
――わかりました。じゃあ次に行きます。
山本 おい、ちょっと待て。
以下、その内容の一部を紹介
▪︎人生の勝利者とは…?
▪︎『週プロ』編集長時代の仕事のしかた
▪︎ターザン山本! のアイデンティティ
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