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「おかあさん・・・」やっと声が・・・

真夏のリハビリ!

リハビリはとにかく暑かった!
理学療法士のMさんは
いつも汗だくになってリハビリしてくれた。
土日祝日は朝9時過ぎには病院に行き
リハビリの付き添い。

歯科衛生士さんのケアも見学して
真似をした。

リハビリになる事は何でも真似した。
だいたい朝10時頃から作業療法士さん
お昼にあわせて言語聴覚士
午後は理学療法士
だいたいそんなスケジュール。

とにかく覚醒を上げることに重点を置いて
とにかく立たせる。

朝はラジオ体操の時間にリハビリのことが多く
手や腕を動かすのを手伝った。
体重はまだまだ重くー
セラピストも大変そうだった。

午後は大体理学療法士さん。
うちわで仰いで声掛けして
応援した。

リハビリ以外の時間は
思い出の写真や動画を無理やり見せたりもした
すぐ寝ちゃうから
無理やりまぶたをこじ開けて見せたり
足や腕を動かしたり
顔や口周りを毎日オイルマッサージした。
人によってはそんな動かして大丈夫?!
て思うだろうなと
それでもどんどんできる事をした。

少しずつ変化が出始める

気がつくとーーー
少しずつ手や腕も動くようになってきて
ベッドの柵を触れるようにもなってきていた。

気管切開しているので
徐々に訓練して切開部分をとじ
口から食事ができ声が出せるような
訓練
が始まっていった

声を出すのも一筋縄にはいかんみたい・・・

切開部分をとじたらすぐに声が出て
話せるようになる!
結構甘く考えていたけど
そんなに甘くなかった。

失語症ーーーー。
構音障害。
高次脳機能障害。
今まで馴染みのなかった障害の
ワードが頭の中にどんどん入ってくる。

くちをモゴモゴするけど
声にならない
。ため息すら聞こえない。
次から次に重症だと言う現実を突きつけられる。

そんなショックな現実なのに
意外と私は元気だったと思う。

変わらず次々に来てくれる友達

8月もほんとに沢山のお友達に会いに来てもらった。
楽しみは来てくれたお友達とご飯を食べに行くこと。
そして時には福岡ドームへ野球も観に行った。

次から次に来てくれるお友達。

ほんとに有難くー
大変な状況なのに 
幸せを感じれた。

家族が同じような病気で
重度障がい者。
お話を聞くことあるけど
その方の場合
両親は早くに亡くされて頼れず
子供さんも居て
病院に行くことだけで必死だったそう。
うちは両親もいて
相方さんの妹もいる。
支えてくれ応援してくれるお友達も沢山。

笑顔で相方さんの付き添いができたことは
回復を大きく後押ししてくれたと思う。

声を出し誰かを呼ぶと言う事が大きな感動

そしてーーー
2017年 8月下旬。
お昼間みてくれてたお義母さんから
嬉しいことを聞いた。

「おかあさん」て言ったよ

声を出す
誰かの名前を呼ぶ。
そんなことが
こんなに感動することだとは

自分が健康であることのありがたさ。
そんなこと今までこれほど実感したことはなかった


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