発症から２カ月　3年目の結婚記念日

意識回復しないまま結婚記念日

発症から2カ月の2017年7月5日は　
3回目の結婚記念日。

発症当初は流石に結婚記念日くらいには
目を覚ましてリハビリに励んでいる事だろうと
そんな姿を想像していた。

日々突きつけられるのは
どれだけ重症なのか？という現実。

少しずつ少しずつ・・・
相方さんの発症時の状態が
どれだけ酷いものだったのか
思い知らされていく。

相方さんは目を開けている事は本当に少ない。

リハビリ病院の患者さんの姿を見ると
意識がしっかりしていなかった人が回復していき
徐々に蘇っているのを横目に
必死で脳卒中患者の方の体験談を検索したりしたけど
相方さんと同じような人の体験談は見当たらない・・・

3ヶ月が勝負と出てくるし
ある程度回復した方でも残った麻痺や高次脳機能障害
失語などに悩まされているといった事で
焦りばかりでてくる・・・
そんな焦りと闘いながら
とにかく今出来る事を少しずつやる事しかできなかった。

病室では笑顔で！

3年目の結婚記念日・・・
何もないのも悲しい。
2年間相方さんとやってきたように
その日は仕事の休みをとり
挙式を挙げた神社へ行き
命があること、家族が健康である事
そして家族・友人・病院のスタッフの方
私たちを支えてくださる大切なご縁に感謝し
結婚指輪を買ったお店で指輪を
クリーニングしてもらい
病室へ向かった。

久しぶりに結婚指輪も付けさせてみた・・・

これから更に家族で頑張ろうという思いと
相方さんの復活を祈りつつ
披露宴をしたホテル内の和食屋さんを予約して
家族全員で食事会をする事に。

薔薇の花への思い・・・

一旦病室に家族が集合して
3周年迎えれたことを喜び・・・
相方さんには面会時間終了まで
居れない事にゴメンナサイして
披露宴で使ったバラの花を
病室に2輪（相方さんと私の分）置き病室を出た。
・・・ちょっとやることクサイかな？と
おもいつつ(笑)

お店にはあらかじめ・・・
披露宴と同じ様にバラの花を
1綸づつセッティングしてもらった。
披露宴の担当をしてくれていたプランナーさんが
予約したお店へ異動になっていたので
色々とお願いしやすくて
ありがたかった。

12名
相方さん・私・両親4名・義妹・
実弟夫婦・姪っ子2名・元プランナーさん

披露宴でダーズンローズのセレモニー。
1ダースのバラの花には12の意味があり・・・
といったセレモニー

感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情
情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠

改めてその一つ一つの言葉を胸に
どうにかして相方さんらしい生活を
取り戻してあげよう！
そんな気持ちでいっぱいになった。

改めて気持ちを強く

美味しい食事にお酒・・・
家族で見る挙式～披露宴のDVD
元気な姿の相方さん・・・
動いている姿の相方さん・・・

あんなに健康な事を自慢していたのに・・・
なぜパーソナルトレーニング続けなかったのだろう・・・
色んな思いが胸いっぱいになった。

多分、家族それぞれ思う事あっただろうな。

来年は皆でお祝いしたいね。
それ目標に頑張らないとね。
とてもいい日になった。