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人生が大きく変わった日②


救急車で搬送中
実母と義母。そして会社の社長に連絡。

何が起こってるのか
どんな状況なのかーーー
すぐには飲み込めない。

病院はどこだろう?
どこに向かってるんだろう?

思っていたより早く病院に着いた
ひとまず相方さんは
診察へーーー

あれ?ここはどこ?????
病院の方にここはどこですか?と訪ねた
自宅と実家の近くだった

開業して1ヶ月経たない
注目されている脳神経外科だった。
こんなに近いところに出来てたなんて。

ひとりぼっちの待合室ーーー
病院の場所を家族に伝えると
間もなく実母が来てくれた。

続けて義母に義妹。

診察が終わるのを待った。

しばらくして診察室の方へ通された

MRIの写真がある。
半分真っ白。誰のだ?!

Dr.がその写真で説明を始めた
『?!?!?!?!』

『大きな大きな脳出血です。すぐに手術が必要です』

説明をされるけど
目の前が真っ白に。

『ごめんね。手術室がいっぱいでここでは出来ないの・・・
他の病院で受け入れてもらえるように連絡してます。
血圧を下げる応急処置もしてますから。まだ意識はあるから』

え?すぐに手術できないのか?

もう混乱。

『頑張って!しっかりね!これからが長いから!』

Dr.に励まされ再び救急車に乗るーーー
GW真っ只中・・・道が混んでるから都市高速で行こう!
救急車は都市高速へ。
転送先の病院へ向かう間
とてもとても長く感じた。

母たちも実母の車で転送先の病院へ向かっていた。

大きな救急病院に到着。
病院で看護師さん達がスタンバイしてくれていた

待合室にいるとすぐ呼ばれ

淡々とした話し方のDr.が
いくつかの書類を並べ
サラサラと説明を始める

今すぐ手術をしないといけません。
一刻を争います。
非常に危険な状態です。

麻酔や手術のリスクについて書かれた書類
とにかくお願いするしかないので
手早くサインを済ませ
Dr.へお願いをし待合室へ向った

連絡をしていた弟が来てくれた
『姉貴!大丈夫や?兄貴は???』
『大丈夫じゃないよ』

あまり弱気な言葉を口にしたことなかった
私の言葉に弟は驚いた様子。

とにかく待つしかない。

やがて母親達も到着し
みんなで祈るように手術が終わるのを待った

ちょうどお昼を過ぎた頃で
確か義母がサンドイッチを買ってきてくれ
喉に詰まるような思いで食べた気がする

どうか無事で手術が終わりますように・・・

倒れたのを発見したのが11時半頃?
手術室に入ったのが13時過ぎ頃だったかな
弟のお嫁さんも来てくれた。
15時半頃だったかICUに呼ばれた。
体中管だらけー
口には酸素を送る?大きな管ー
機械で生命維持されてるーーー
そんな状態。

ドクターに呼ばれ説明を聞く・・・

手術は無事に終わりました状況としてはーーー

脳幹を圧迫されていて非常に危険な状態でした
いまは落ち着いています。
もしかすると・・・・
このまま植物状態になる可能性もあります
目が覚めないかもしれません
意識が回復しても麻痺などの後遺症は残るでしょう。

・・・淡々とした口調に
弟がカッとなり詰め寄る。

さて、どうしよう。

とにかく・・・・

目を覚ましますようにーーー

その日は何もすることがなくー

夕方には帰宅した。

毎日病院へ足を運ぶ生活のスタートとなった。

サポート頂けたらとても助かります・・・・ 私たちの介護生活が誰かの役に立てるように 誰かの勇気や元気になれるように 頑張っていきたいと思います!