眼鏡猫【こびと部公式応援企画】
あるところに「眼鏡猫」と呼ばれる猫がいた。
眼鏡をかけて本を読む姿は
どんな者よりもしっくりくるそうな。
この猫がかけている眼鏡はそもそもは飼い主のものだが
猫はこれをとても気に入っており、その眼鏡をよく盗んでは
自分の方がよっぽどかけているという始末である。
そして飼い主が眼鏡がないと探していても全くお構いなしで
「おやおや」といった顔ですましている。
ここでは「眼鏡が見つからない時は猫を疑え」なのだ。
今日も眼鏡猫はいつもの様に主から眼鏡を盗んだ。
それを背中に背負