アコースティック、テクノ

きょうYouTubeチャンネルにアップした「象」は「アメマチ」に入ってるインスト。

https://www.youtube.com/watch?v=KsBILogOexI

ギターの面白いところのひとつに、チューニングを変えて演奏できることがある。オープンG、オープンD、DADGADなどなど色々なやり方があってそれぞれに違った雰囲気があり、そこからインスパイアされる演奏、曲は違ってくる。象のチューニングは遊んでるうちに偶然見つけたアジアっぽく感じるやつ。そしてスライドバーで遊んでるうちに面白いフレーズが出来て曲になった。象が明るい森で天気雨を喜んで散歩してる、みたいな。

自分のオープンチューニングはLed Zeppelin から。in my time of dyng のブルージーなのもいいけれど、rain song の絵画的な演奏にやられました。そこからDADGADとか知り、2000年リリース、RIKKIさんの「シマウタtricles」では奄美民謡にすごく合うので2曲ほどDADGADでやってます。その後モルドバという国のワールドミュージックフェスに参加した時には、イギリスのバンドから「アイルランド民謡にすごく近い」と言われた。メロディーもドリアンモード+こぶし、みたいだしなにか共通項があるのかもしれない。もっと突っ込んでやってみたいと思いつつ月日は流れ去るばかり。

ところでアコースティック楽器でミニマルな演奏を重ねていくとすごくテクノなんです。タッチによって音色が変わるから同じフレーズを繰り返していても倍音が違って飽きない。楽器が増えればますます倍音が増えてトランシー。大人数のお経を聴く感じというか。ビョークがアンプラグドで、シンセのフレーズを生楽器に振り分けてやってるのをみたときにテクノと生楽器の親和性を再発見したのでした。

そのあたりを踏まえて2作ほどアコースティック+テクノなアルバムを密かにつくってまして「spontaneous mechanicle」はまだspotifyにもあります。「rain guitar」はフィントンの縁で日本クラウンから出たのですが、まあいいです。


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