全10作品!アヌシー国際アニメーション映画祭2020の長編コンペティションノミネート作品一覧!
こんにちは。
アニメ映画ライターのネジムラ89です。
ついに大型のアニメーション映画祭である、アヌシー国際アニメーション映画祭2020の長編コンペティション作品が発表されました。今年はコロナ対応として、オンライン開催となりましたが、その分普段現地に行けない人もどんな感じなのかが受け取りやすくなるのではないでしょうか。
まずは日本作品から紹介。
ぼくらの7日間戦争
ぼくらの7日間戦争
制作年:2019年 / 制作国:日本 亜細亜堂製作
監督:村野佑太
昨年末に公開された『ぼくらの7日間戦争』。
しっかり2020年現在の青春映画として、絶妙なバランス感の映画でした。
ルパン三世 THE FIRST
ルパン三世 THE FIRST
製作年:2019年 / 製作国:日本 トムス・エンタテインメント、
マーザ・アニメーションプラネット製作
監督:山崎貴
こちらも昨年末に公開されたルパン映画最新作。
ルパン初の3DCG映画でした。
日本からは以上2作品がエントリー。
続いてヨーロッパ作品。
KILL IT AND LEAVE THIS TOWN
KILL IT AND LEAVE THIS TOWN
製作年:2020年 / 製作国:ポーランド
監督:マリウス・ウィルチェンスキー
ポーランド発のコラージュやルーズリーフに描いたようなシーンなど、トレーラー内だけでもその異様さが感じられる作品。製作に14年をかけたという力作です。
Petit Vampire
Petit Vampire
製作年:2020年 / 製作国:フランス
監督:ジョアン・スファール
2000年代にTVアニメシリーズが製作され、日本では『プチバンピ』の名前で知られる絵本発キャラクターの劇場版です。監督のジョアン・スファールさんといえば『The Rabbi's Cat』でアヌシーの最高賞であるクリスタル賞を受賞しています。
紹介記事を別途書いています。詳しくはこちら↓
Bigfoot Family
Bigfoot Family
製作年:2020年 / 製作国:ベルギー、フランス nWave Pictures製作
監督:ベン・スタッセン、ジェレミー・デグルソン
nWave Picturesの2017年公開作品『The Son of Bigfoot』の続編。
父親がビッグフットだった!という子供のお話です。
Calamity une enfance de Martha Jane Cannary
Calamity, une enfance de Martha Jane Cannary
製作年:2020年/製作国:フランス・デンマーク
監督:レミ・シャイエ
『ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん』のレミ・シャイエ監督の最新作。1800年代を舞台に、女の子が主人公の新たな物語が描かれます。
紹介記事を別途書いています。詳しくはこちら。↓
続いてはロシア製作作品。
The Nose or the Conspiracy of Mavericks
The Nose or the Conspiracy of Mavericks
製作年:2020年 / 製作国:ロシア
監督:アンドレイ・クルザノフスキー
ニコライ・ゴーゴルの小説「鼻」を題材に、ロシアの映像作家アンドレイ・クルザノフスキーさんがアニメーションを製作。日本ではあまり見かけないお名前なのですが、80歳という古株監督です。
Ginger’s Tale
Ginger’s Tale
製作年:2020年 / 製作国:ロシア
監督:コンスタンティン・シャーキン
ロシアからはもう一本、ファンタジー映画が選出。
アンデルセン童話の『火打箱』をアレンジしたアニメーション映画となっています。伝統的な手描きアニメーションに注力した作品だそうです。
そしてそれ以外の国からの出品。
Nahuel and the Magic Book
Nahuel and the Magic Book
製作年:2020年 / 製作国:チリ Carburadores、Punk Robot製作
監督:ゲルマン・アクーニャ
こちらは南アメリカの細長い国でお馴染みのチリ発のアニメーション。
少年ナウエルが、魔法の本を見つけたことをきっかけに冒険に出ることになる物語となるそうです。
鑑賞後の感想記事↓
Jungle Beat The Movie
Jungle Beat The Movie
製作年:2020年 / 製作国:モーリシャス
監督:ブレント・ドーズ
「モーリシャス!?」と一回、ウィキペディアで調べてしまうほどのマニアックな国発のアニメーション映画。『Munki and Trunk』というTVアニメシリーズが存在しまして、今作はその劇場版のようです。
鑑賞後の感想記事↓
以上、10作品!
公開前の作品だったり、日本語での情報がほとんどない様な作品ばかりなので、情報を集めるだけでも一苦労ですね。
この中から、最高賞であるクリスタル賞を受賞する作品が選ばれます。果たしてどの作品が受賞することになるのでしょうか。
作品個別にもうちょっと詳しい情報なんかを今後も記事にしていこうと思いますので、良ければ購読までしなくてもフォローしてくださいませ。
そして、アヌシーはこれで終わりではない!
コントルシャン部門という昨年よりスタートした部門で、さらにもう10本の長編アニメーション映画が選出されています。
こちらにも日本作品がノミネートされていたりと要注目なので、同じく紹介したい!
……と思いましたが、今日はもう体力が切れたので、また明日。
※ 5月20日追記
コントルシャン部門の記事も書きました。
※ 2021年5月21日追記
どうもこの記事のアクセス数が急に増えてまして、間違えて2020年分を観に来てる人が居そうなので、2021年版へのリンクも置いておきますね。
_________________________
今回の記事は全文無料なのですが、そのほか有料記事でも、日頃から「読むと アニメ映画 知識が結構増えるラブレター」では、古今東西のアニメ映画を、より楽しめるような情報を発信中です。
初月無料となっているので、まずは一か月お試ししてみてくださいませ。月々20記事前後で配信中なので、ひと記事25円以下で読める計算になってます。記事単体で買うよりも定期購読の方がお得。お支払い月の記事は読み放題になりますー。
_________________________
ここから先は
読むと “アニメ映画” 知識が結構増えるラブレター
アニメ映画に関する最新情報、イベントレポート、古今東西のアニメ映画作品レコメンド、海外アニメ映画事情、Tipsなどなど…アニメ映画に関する…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?