見出し画像

オタワ国際アニメーション映画祭2021長編コンペノミネート作品一覧!

2021年9月22日〜10月3日にかけてカナダにて、オタワ国際アニメーション映画祭が開催されます。

画像1

オタワ国際アニメーションフェスティバルとは
世界3大アニメーション映画祭の一つとされるアニメ映画祭。
毎年9月にカナダのオタワにて開催されており今年が45周年目です。

本映画祭も例によって長編コンペティションがありますので、長編コンペティションにノミネートされている作品だけを紹介していきます。

短編コンぺなど別の部門のアニメーション作品については公式サイトでも紹介されています。

============

Archipelago

画像4

Archipel(英題:Archipelago)
制作年:2021年 / 制作国:カナダ
監督:フェリックス・デュフォー=ラペリエール

ある女性のガイドとともに、現実とも夢とも受け取れる幾千もの島々の世界を巡るアニメーション映画。監督の出身地であるケベック州を巡るセミフィクション作品なのですが、ケベック州といえば......そう、昨年日本公開された『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』のフェリックス監督の最新作でもあります。ザグレブへのノミネートを果たしていたり、アヌシーコントルシャン部門にノミネートされて審査員受賞している。

============

ELULU

画像5

ELULU
制作年:2020年 / 制作国:チリ
監督:ガブリエル・ヴェルデュゴ・ソト

母親を失った科学者兼画家が、子供時代の家に戻るとそこで芋虫に遭遇するというあらすじだけ聞くと、謎な映画なのですが、映像を見るとさらに謎な雰囲気の長編作品。8年の歳月の末完成させたという力作です。
本作はザグレブの長編コンペに続いてのノミネートです。

============

Blood of the Family Tree

画像7

Blood of the Family Tree
製作年:2020 / 製作国:アメリカ
監督:クリスティン・パヌシュカ

血、木、体などの繰り返しのモチーフを通して、目に見えないつながりや病気を含む隠された家族の歴史が私たちを過去にどのように結び付けているかを探っていくという“実験的”な長編作品です。
今回のノミネート作品の中で唯一、私も存在を知らなかった一作です。

============

Chicken of the Mound

画像6

Chicken of the Mound
制作年:2021年 / 制作国:ドイツ、中国
監督:Xi Chen

ロボットアーマーに身を包んだ主人公が危険な存在となり、文明衝突を引き起こす物語。ドイツと中国の共作なので、厳密には欧州とアジアのブレンド。なんなら監督......というかほとんどの制作部分を担っているXi chen監督は中国出身の方です。アヌシーのコントルシャン部門に続いてのノミネートです。

============

Bob Spit - We Do Not Like People

画像3

Bob Cuspe - Nós Não Gostamos de Gente(英題:Bob Spit – We Do Not Like People)
制作年:2021年 / 制作国:ブラジル
監督:シーザー・カブラル

ブラジルの漫画家・アンジェリの作品『ANGELI THE KILLER』をベースにしたストップモーションアニメーション。漫画家のアンジェリの心の中に住む、老いたパンクロッカーのボブ。そんなボブを殺してしまおうとする作者に対し、ボブが抗う物語です。
こちらはアヌシーのコントルシャン部門受賞を果たした快挙の一作でもあります

============

漁港の肉子ちゃん

スクリーンショット-2021-05-21-11.06.12

漁港の肉子ちゃん
製作年:2021年 / 製作国:日本
監督:渡辺歩

今年の長編コンペティションでは唯一の日本作品となったのが、日本でも初夏に劇場公開を果たしている『漁港の肉子ちゃん』。漁船を家としている少女きくりんが、親の肉子ちゃんと暮らしながら成長していく物語。
本当に多くの国際映画祭に招待を受けている作品であり、世界的にも渡辺監督が注目を浴びているのがわかります。

============

Mount Fuji Seen From a Moving Train

画像8

車窓に富士を見る(英題:Le Mont Fuji vu d'un train en marche)
制作年:2020年 / 制作国:カナダ
監督:ピエール・エベール

なんぞこれ!?といった感じのカナダのピエール・エーベル監督の訪日の記録と、日本の歴史・文化を実写映像とアニメーションを交えて描いたドキュメンタリー。アヌシーのコントルシャン部門にノミネートを果たしています。

============

以上7作品!

こうして並べてみると、アヌシー国際アニメーション映画祭のコントルシャン部門などで取り上げられるような変わり種作品が充実している感じです。

この中からどの作品が選ばれるのか、注目ですが、オンライン開催も現地と並行して実施されるそうで、一部作品は日本からでも視聴ができそう。
気になる人はぜひ実際に自分の目でも作品を試してみてくださいませ。

※9月26日追記

一応私が視聴パスを購入した流れを載せておきます。
参加したい人は参考にしてくださいませ。

関連記事

============

noteのマガジンもほぼ毎日更新を実施中。
更新情報が届くので、ぜひフォローよろしくお願いします。

購読マガジンもやってます。購読してくれた嬉しいです。

過去のアーカイブも月間ベースでご購入いただけます。
買い切りの方で買ってくれても嬉しいです。

お仕事も絶賛募集中ですので、お気軽にご連絡くださいませ。

nejimura@gmail.com

ここから先は

0字

月20回以上更新(多分)。一記事あたり25円以下でお楽しみいただける計算となっています。クレカ決済だと初月無料です。

アニメ映画に関する最新情報、イベントレポート、古今東西のアニメ映画作品レコメンド、海外アニメ映画事情、Tipsなどなど…アニメ映画に関する…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?