『あの夏のルカ』のDisney+配信はPIXARとディズニー決裂の布石となるか?
『あの夏のルカ』の新ポスター&新映像続々と解禁
先日、『あの夏のルカ』がDisney+行きをお伝えしましたが、Disney+展開をしていくという予定のまま、新情報が続々と発表されています。
まずは新ポスター。
水に濡れると変化する主人公たちのギミックや、水中と陸上のキャラクターが登場するのが分かるデザインです。
そして、監督のエンリコ・カサローザ監督のコメント映像・そして最新予告編も解禁となりました。
こうして続報が続くと、より楽しみになって来るわけですが.....
やはり気になるのは劇場公開がないこと。
いつもの劇場公開のように、段階的に盛り上げてくれるのは嬉しいのですが、肝心の美麗アニメーションを大スクリーンで観る醍醐味がないのは本当に悲しい話です。
PIXARのDisney+見放題枠配信は二度目
劇場公開をやめてDiney+での配信に移行した作品は、『ムーラン』や『ソウルフルワールド』などこれまでもありました。が、この二つの作品の違いは、別料金がかかるか・かからないか。
『ムーラン』はプレミアアクセスとして、別途追加料金がかかりましたが(現在は配信開始から時間が経って追加料金なし)、一方で『ソウルフルワールド 』はDisney+の料金を払っていれば、追加料金なしで楽しめる配信作品となりました。
その後今春劇場公開と同時に配信された『ラーヤと龍の王国』や今月末公開の『クルエラ』なども、劇場公開も実施されるのですがDisney+でもプレミアアクセス作品として劇場公開とほぼ同時タイミングでオンライン配信が実施されます。
この流れなら『あの夏のルカ』も劇場公開してくれればいいのに、再び『ソウルフルワールド 』と同じく劇場公開なし・Disney+での無料配信枠となってしまいました。
こうなって来ると、ディズニーは『あの夏のルカ』をPIXAR作品だから劇場公開しない判断をしたのではないかと、思わずに入られません。
PIXARの意向?ディズニーの意向?
なぜPIXAR作品だけDisney+オンリーでの無料配信なのでしょうか?
PIXARがこんな時勢だからこそ、無料で自宅で楽しんでほしい的な意図があるのかなぁ、なんて思っていましたが、アメリカでも映画館の興行も復旧してきましたし、どうやらそういうワケでもなさそう。
PIXAR側からは『あの夏のルカ』のDisney+無料配信行きを不満に思っている声が上がっていると報じられています。そりゃそうなんですよね。もともと劇場公開を想定して画面作りをしているのだから、できることなら劇場公開して欲しいに決まってます。
こちらの記事でも書いてある通り、2022年のアカデミー賞でもVOD配信限定作品がノミネート対象になるのかどうか不明であるということも不安要素となっています。
このディズニーの選択......現在のディズニーのスタンスが見えているのかもしれません。
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