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【注目】権利関係の都合により上映が中止になっていた『トムとジェリー夢のチョコレート工場』とは?

※この記事は2017年にアメーバブログで投稿した記事の再編集版として無料公開しております。
https://ameblo.jp/nejimakikoibumi/entry-12308228640.html

『カンフーパンダ3』がNetflix独占配信になったことで急遽上映中止になった話は、結構な人が知る事件でしたが、この時期、似たような事情で上映中止を発表した作品がありました。

それが「トムとジェリー夢のチョコレート工場」です。

トムとジェリー夢のチョコレート工場
(原題:Tom and Jerry: Willy Wonka and the Chocolate Factory)
製作年:2017年 / 製作国:アメリカ
監督:スパイク・ブラント

https://eiga.com/movie/87228/

原題は「Tom and Jerry: Willy Wonka and the Chocolate Factory」
本作は、アメリカではオリジナルビデオ作品として2017年の夏ごろにアメリカでリリースされた作品です。

日本では秋ごろの劇場公開・パッケージ販売が発表されていたのですが、9月に入っても具体的な日程は明かされることなく、「遅い」と思っていた矢先に“権利関係の事情”によりまさかの劇場上映は中止と発表されました。

パッケージ販売は通常通り行われることになったのですが、ちょっとかわいそうなのが横山だいすけお兄さん

トムとジェリー夢のチョコレート工場』でアニメーション声優初挑戦ということになっていたのですが、せっかくのその作品もビデオスルーとなってしまう事態に。舞台のグレードが下がってしまう感じは否めないですよね。

「カンフーパンダ3」に続いてまたもや権利上の理由による上映中止騒動。連続してこういったことが起こってしまうとなんだか不穏な感じはします。

「トムとジェリー」の長編シリーズは定期的に限定公開を果たしていたシリーズなだけに、『カンフーパンダ3』とはまた違った衝撃も感じます。今回の事件が「トムとジェリー」の長編シリーズの上映が途絶えるきっかけのニュースにならないといい……と思っていたのですが、本国のOVAシリーズがしばらく途絶えてしまい、上映する作品自体がなくなってしまいました。

当時はそもそも「トムとジェリー」のファン層ってどれぐらいのスケールで存在するのかも正直よくわかんないので、そもそもこれまでの上映自体も黒字に結び付く施策なのかは疑問にも思ってはいたんですよね。

経済的なところも、実は今回の中止の要因だったりするのかも……なんて思っていたのですが、実写映画の登場あたりからグッズや日本オリジナルシリーズの展開も実施されるなど、日本でのマーケティングの仕方もすっかり変化しました。

もしかしたら今なら興行のしようがあるかも……なんて思っていたら、ちょうど2022年からOVAシリーズが復活。早速日本向けのリリースが始まっています。

今後、「トムとジェリー」のOVAの劇場公開が復活する可能性は全然ありそうです。


公式サイト


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