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『ビッグウィッシュ魔法に願いを』が日本上陸!正直、『リメンバー・ミー』とかと比べてどうなの?

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『ビッグウィッシュ魔法に願いを』リリース&配信開始!

新作アニメ映画がなくなってしまい寂しいことになってしまった4月ですが、その寂しさを埋めてくれる(?)アニメ映画が日本上陸を果たしました。

その名も『ビッグ・ウィッシュ 魔法に願いを』です。

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ビッグウィッシュ魔法に願いを
(原題:DIA DE MUERTOS)
2019年公開/制作国:メキシコ
監督:カルロス・グティエレス・メドラノ

原題のスペイン語タイトルは『DIA DE MUERTOS』で“死者の日”の意味。
英語のタイトルは『SALMA'S BIG WISH』で邦題に近いものですね。
メキシコのアニメーション映画というのも珍しいです。

2020年4月3日よりビデオスルーにて日本上陸して、発売が開始されたのですが、U-NEXTでもレンタルがスタートしていたので、ポイントを利用して鑑賞させていただきました。

『ビッグウィッシュ魔法に願いを』どうだった?

主人公はメインビジュアルの中央に立っている女性・サルマ。親に会うために、幼馴染であり同じ里親に育てられている二人兄弟と、死後の世界へ冒険へ行くという物語になっています。

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猫とウーパールーパーが合体したような謎の生き物や、子供のガイコツたちの挙動など、動きやデザインが可愛かったです。出番こそ少ないのですが、短い尺の中で、存在感を発揮していました。

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ただ、やはり否が応でも同じ「死者の日」を題材にした作品として、『ブックオブライフ』『リメンバー・ミー』を思い出してしまうのは否めないところ。

『ブックオブライフ』がベスト級に大好きな私は世界観やストーリーでは圧倒的に『ブックオブライフ』の方が良かったのに……と思ってしまったり、CGの粗さでは『リメンバー・ミー』のビジュアルの完成度を思い出さざるを得ませんでした。

両作にない魅力としては、サルマの魔法バトルが用意されているところでしょうか。『アナと雪の女王』ばりに手から放たれる魔法を使ったバトルは、『ビッグウィッシュ魔法に願いを』だからこそ楽しめる要素と言えるかもしれません。

そもそも“死者の日”とは、どんな行事なのか?

『ビッグウィッシュ魔法に願いを』を見て、改めて思い知ったのですが「死者の日」って、本当にビジュアル映えする行事ですよね。

少し前までは、死後の世界であったり、ドクロであったりといった要素は、暗い色のイメージを持っていましたが、「死者の日」というフィルターを通すと見事に愉快で鮮やかなイメージになるのだから不思議です。

もちろん「死者の日」は実在する行事です。
開催日は11月1日と2日。
死んだ者の魂が帰ってくる日として、メキシコで盛大に行われるお祭りとなっています。考え方としては日本のお盆みたいな感じですよね。

『ビッグウィッシュ魔法に願いを』では、生者が死んだ人を思うとそれが蝶になって死後の世界に現れる、という設定が展開されていましたが、メキシコには実際に似た言われはあるようですね。

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北米からメキシコへ大移動する種類の蝶々“オオカバマダラ”は、死後の世界から家族に会いに来た魂だと言われていたようです。『ビッグウィッシュ魔法に願いを』蝶々もおそらくこの設定から来ているのでしょう。

アニメ映画界に来ている「死者の日」ラッシュは、国を超えて日本の私たちに異文化を教えてくれる教材にもなってくれてます。

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