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【ボス・ベイビー】に続け!【スノーベイビー】日本上陸決定…ってこれ『Abominable』だ!

本日の記事は全文無料となっています。

ドリーム・ワークス・アニメーションの最新作が日本上陸!

ユニバーサルさんから、新たなディスクリリースが告知されました。
その名も『スノーベイビー』
ドリーム・ワークス・アニメーションが送る最新作です!!

っておい!!

これ、『Abominable』じゃねーか!!

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スノーベイビー(原題:Abominable)
2019年公開/ドリーム・ワークス・アニメーション製作/製作国:アメリカ・中国
監督・脚本:ジル・カルトン

ご存知でしょうか、『Abominable』
昨年海外で公開された、アメリカのドリームワークスアニメーションと、中国のパールスタジオ(元・オリエンタルドリームワークス)が共同で製作した3DCGアニメーション映画です。

邦題が『スノーベイビー』とのことですが、明らかに同じくドリームワークスアニメーションの『ボス・ベイビー』を彷彿とさせるタイトルです。こういう手法って、人気タイトルに寄せれば効果があるのかなー?とか疑問に思うのですが、よく見かける手ではあるので、やはり引っ掛かりを作るのは大事なんだろうなぁとは思います。パチモンみたいな感じがしてあまり好きではないのですが、キャッチーなタイトルなのは間違いないと思います。

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『スノーベイビー』は昨年末頃から、日本上映がされるのか、されないのかみたいな話は一部では話題に出ており、一時期は今年の上映予定作品の中にも名前が上がっていたような作品です。ですが、つい最近パタリとその情報もなくなってしまい、不穏な空気が流れていました。

そしてここに来て、ついにビデオスルーの発表です。

作品が観れること自体は嬉しいのですが、個人的には映画館のスクリーンサイズで楽しみたかった作品なので、残念な気持ちが大きいというのが正直な感想です。

とりあえずドリパスさんで、上映リクエストさせていただきました。賛同者求む。

『スノーベイビー』ってどんな作品なのか?

では『スノーベイビー』はどんな作品なのか?
ということで、まずはトレーラーを観てくださいませ。
しっかり日本語字幕付きのトレーラーが解禁されております。

主人公は少女イー。ある日、街で出会った雪男の子供を、仲間たちと一緒にヒマラヤまで届けてあげるという、なかなかシンプルなストーリーです。

舞台が中国であったり、イーがバイオリン弾きということで、バイオリンを使ったBGMなどが特徴な作品でもあります。

この雪男の子供というのが魔法が使えるようで、イー達が雲に乗って飛行するシーンがあったりと、ドリームワークスアニメーションらしいファンタジックな描写も盛り込まれていたりと、そこも楽しみな部分であったりします。

そして、実はこの作品、曰く付きでもあり、一部の国で上映中止という事態にもなっている作品でして、それについてもぜひ、抑えておきたい情報だったりします。

『スノーベイビー』が上映中止になった理由とは?

2019年10月4日よりベトナムでも『スノーベイビー』は上映をスタートしたのですが、公開から10日で急遽上映の中止が決まりました。その理由と言うのが、中国が南シナ海全域の領有権を主張するために地図上に引いている破線「九段線(牛舌線)」が、劇中に出てくる地図に映っていると、観客から指摘されたのが原因だそう。

これに続いて上映を予定していたフィリピンやマレーシアにおいても上映の中止が決定。東南アジアからの強い反発を受けることになってしまいました。

いずれの国も、中国の主張する九段線のことを認めておらず、これまでも中国の領海侵犯に厳しく反発していた、という事情があったようです。

九段線の正当性に関してはまだ決着していないとはいえ、2016年には、フィリピンが国連海洋法条約に基づいて、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所にその違法性を申し立て、仲裁裁判所は中国及び台湾の権利主張に「法的根拠がない」という裁定が下っている状態です。

そういったグレー(しかも現状黒寄り)なものを、わざわざ盛り込まなくてもいいに……とは思うのですが、映画がプロパガンダとして使われるという近年の例としても、この映画を観る上での豆知識として抑えておいた方が良いでしょう。ちなみに台湾も中国領として破線内に収められてます。

強烈でしょ?
『スノーベイビー』
国際事情も学べる『スノーベイビー』をぜひ家族揃ってお楽しみください。
2020年6月3日(水)リリースです。

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