“あの”作品も選出されて歓喜!東京アニメアワードフェスティバル2021ノミネート作品発表!!
こんにちは。
アニメ映画ライターのネジムラ89です。
昨年は新型コロナウイルスの直撃によって春の開催がされなかった東京アニメアワードですが、2021年の開催も発表され、この度コンペティション作品の発表が行われました。
長編コンペティション部門には、今年もバラエティ豊かな作品たちが揃っているので、ノミネート作品を紹介していきますね。
ジョン・ズーヤー:神々の伝説
2020年の中国No.1興収アニメ映画が『姜子牙』こと『ジョン・ズィーヤー:神々の伝説』。中国神話をベースに最古の軍師・呂尚の物語を描いた作品。
2019年の大ヒット映画となった『哪吒之魔童降世』の姉妹編でもあり、今中国アニメ映画界で広がりを見せる封神演義ユニバースに触れる貴重な機会となりそうです。
ジョセップ
原題も同じく『JOSEP』。1930年代後半より共和国の崩壊をきっかけにフランス政府により建設された強制収容所に投獄された、芸術家のジョセップ・バルトリを描いた作品。過酷な状況の施設の中で、警備員とジョセップが友人になる実話を元にした作品出そう。ヨーロッパ映画賞2020のアニメーション賞受賞作でもあります。
ナウエルと魔法の本
『Nahuel and the Magic Book』こと『ナウエルと魔法の本』。チリ発の長編アニメーション映画です。船乗りの子供・ナウエルくんが魔法使いの家から、魔法の本を盗み出してしまったことをきっかけに、その本を狙うカラス使いの悪いやつに襲われてしまうファンタジー冒険譚。
日本人にも馴染みのあるルックが逆に新鮮な海外アニメ映画です。
本作は以前レビュー記事を書いているので、詳しくはこちらを参照。
トゥルーノース
インドネシアと日本の共同製作となっている『TrueNorth』。北朝鮮の強制収容所の状況を脱北者の取材などを元に、突然収容所の生活を強いられることになってしまった家族の姿を3DCGアニメ化した作品。
2020年10月に東京国際映画祭にてジャパンプレミア上映がされているので、その際に観たという人も多いのではないでしょうか。
本作も以前レビュー記事を書いているので、詳しくはこちらを参照。
以上、4作品。
今年も、史実をベースにしたような社会派作品や子供も楽しめるファンタジー作品が並ぶバラエティ豊かなラインナップとなっています。個人的にはまだ未鑑賞の『姜子牙』と『JOSEP』が上映されることが嬉しいですね。
そして今年は短編部門でも注目して欲しい一本があります。
おまけ・ショームの大冒険
短編部門のスロット1に選出されている『L’Odyssée de Choum』こと『ショームの大冒険』。これ、めちゃおすすめです。
嵐の明けた街を舞台に、巣からはぐれたフクロウの子供を描いた26分の中編。1シーン1シーンが絵葉書にしたくなるような美術で、終始愛おしさで満たされます。傾いた街並みが示す様な少し危なっかしくも優しい物語となっています。
アヌシー国際映画祭のオンラインプログラムで鑑賞以来、すっかり私は本作の虜となってしまったので、ついにこれを劇場の大スクリーンで観れるのかと思うと、ホントにホントに嬉しいのですよね。
あとは、春までにはこのコロナの波が収まっていることを祈るのみ。
来春、東京で皆様と会えるのを楽しみに、アルコール消毒&マスクの日々を重ねてまいります。
関連記事〜こんな記事も書いています〜
2020年のTAAFの結果に関して紹介した記事。
そしてそんなTAAF2020の上映会のレポ。秋のお披露目となりました。
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