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禁断の中国アニメ映画!?『DAHUFA-守護者と謎の豆人間』2021年日本公開発表!

かなりビックリなニュース!

『DAHUFA-守護者と謎の豆人間』の2021年日本公開発表!

2017年に中国で公開されたアニメ映画『大护法』が日本公開されることが発表されました。邦題は『DAHUFA-守護者と謎の豆人間』。2021年公開予定とのこと。

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DAHUFA-守護者と謎の豆人間(原題:大护法)
制作年:2017年 / 制作国:中国
監督: 不思凡

奕衛(イーウェイ)国の守護者ダフファーが、王宮から失踪した皇太子を捜すうちに、自らの意思を持たず、しゃべらず、見た目も皆そっくりな不気味な村に迷い込み、この村に隠された秘密を知ることになる物語です。

以前書いていたブログでも、本作について紹介していたので、その辺りの内容も改めて紹介しておきますね。

暴力描写有りの大人向け!?前代未聞の中国アニメ映画

『DAHUFA-守護者と謎の豆人間』は2017年7月13日に中国で公開されたアニメーション映画。

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ポスターのインパクトもさることながら、本作はなんといってもPG13作品(※13歳未満は保護者の助言・指導が必要)を公言していた暴力描写が描かれていることが注目点。 

暴力描写への制限がちょっと厳しかったりする中国で、珍しい攻め方である点や、『西遊記ヒーローイズバック』という大ヒットアニメ映画が出た直後だったとはいえ、アニメ映画と言えば未だキッズ層市場というイメージが強い中で、もっと上の層を対象にした作品である点など、特殊な印象が強かった映画でした。

中国のアニメ映画市場の変化
2010年代は中国の映画市場の拡大と共に中国アニメ映画の変化が著しかった時代。
アニメといえば当時はまだ子供向けの印象が強かったのですが、『魁拔』や『劇場版十万个冷笑话』などキッズ向け映画ではない中国アニメ映画が出てきたのが10年代前半。
2015年に『西遊記ヒーローイズバック』が9.5億元という異例の大ヒットを飛ばしたことをきっかけに市場の見方も変化。『DAHUFA-守護者と謎の豆人間』『紅き大魚の伝説』など大人も楽しめるアニメ映画が登場するようになり、ついに2019年に『哪吒〜魔童降臨〜』という50億元級の歴史的大ヒットアニメ映画が誕生することになります。

そんな中での『DAHUFA-守護者と謎の豆人間』の興行結果は8700万元程度。決して、大ヒットとは言い難い数字ではあったものの、かなりの挑戦作であることも考えると、当時としては十分に健闘とした数字でした。

可愛いルックでハードなことをする映画大好き

キャラクターデザインや質感は私の大好きな韓国アニメ映画『アーチ&シパック世界ウンコ大戦争』を思わせる具合も気になるところ。ちょっと可愛いぐらいの頭身のキャラクターでハードめなことやる映画って、それほど数がないだけに、このニッチなラインの中国アニメ映画が登場するとは思ってもみませんでした。

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とは言え、『羅小黒戦記』みたいな人気が、このルックから生まれそうな気がしないので、日本興行がどうなっていくのかは結構見ものですかね。

ちなみに日本版ポスターの元ポスターはこちら。

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『DAHUFA-守護者と謎の豆人間』は他の中国版ポスターもたくさん作られているのですが、そちらもめちゃめちゃかっこいいポスターがあるので、本格的にPRがスタートしたらそちらもぜひ使っていって欲しいですね。

2020年代に入りすっかり中国アニメ映画が、日本に入ってくるようになってホクホクです。アニメ映画の風通しが良くなってきてくれて嬉しいです、ほんと。自粛だ延期だと大変な時期だと思いますが、そんな中でも海外作品の配給に動いてくれる皆様にも感謝です。

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