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【ターボ】勝負に勝つ秘訣はカタツムリのアニメ映画に学べ!

“世界3大レース”。
あなたはその中の一つでもご存知でしょうか。

まずは市街地を舞台に繰り広げられるF1の世界選手権モナコグランプリ
次に24時間の周回数を競うフランスのル・マン24時間レース
そして、アメリカで行われるクラッシュ多発のスプリントレース、インディアナポリス500です。

今回紹介する映画は、この世界3大レースの一つ、インディアナポリス500を題材に『AKIRA』ばりの走りを見せるカタツムリの映画の話です。
その名も『ターボ』

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ターボ
2013年公開/ドリームワークスアニメーション制作/製作国:アメリカ
監督:デヴィッド・ソーレン

この『ターボ』が、ちょうど2019年12月よりNETFLIXでの配信がスタートしました。多くの人が見やすい環境になったこの機会に、ぜひ紹介しておきたいと思います。

『ターボ』は、動きが速くなりたいカタツムリのターボくんが主人公の物語。ひょんなことから、スーパーパワーを手に入れたターボは、超高速で動けるようになります。タコス屋の青年ティトの手も借りて、ターボはインディアナポリス500に出場。憧れのレーサー、ギー・ガニエとのカーレースに挑みます。

カタツムリに生まれてしまったばかりに、素早く動くことができない冒頭のターボの姿は、思ったように仕事がうまくいかなかったり、自分の不出来を嘆くことが多い自分の姿に投影してしまい、妙な親近感が湧きます。だからこそ、そんなターボが世界を駆け抜ける姿には極上のカタルシスがあります。

ただ、多くの人に注目してもらいたいのは実は主人公ではなく、脇役の方。
物語の途中で出会う、ウィップラッシュをはじめとした仲間のカタツムリたちの方です。

ターボは、ウィップラッシュ、バーン、スキッドマーク、スムーヴムーヴ、そしてホワイシャドウの5匹のカタツムリと出会います。彼らはターボのようなスーパーパワーを持たないのですが、走り屋として人生を楽しく、そして自信を持って生きています。その姿がとてもカッコイイ!
勝負の映画である『ターボ』において彼らの生き方にこそ、勝利の秘訣があると思うのです。

そんな走り屋カタツムリたちに学ぶ秘訣がこの3つです。

1.自分のフィールドに持ち込む

ターボに圧倒的な速さを見せつけられたウィップラッシュたちは、自慢げなターボに対して怯むことなく勝負を挑みます。ただし、無謀なことはしません。挑発しつつも、自分たちが勝てる見込みの高い、高所でのレースを提案します。まともに戦ったら勝てない相手だからこそ、自分の勝てる確率の高い舞台に誘い込むのです。

2.工夫を怠らない

ターボのようなスーパーパワーを持たないウィップラッシュたちは、速く走るために様々な工夫をします。フックでワイヤーに捕まったり、ボードに乗って滑走したりと、斜面を使った自然のエネルギーを利用し加速することで高速移動を実現します。
まさにRHYMESTERの名曲「K.U.F.U」。“知恵を結集し君をレスキュー”というリリックそのもので、頭を使うことを怠りません。

3.強気でいる

そして、何よりも強いのがメンタルの部分。
ウィップラッシュたちは、相手が自分より速いターボであろうが、自分を捕食しようとするカラスであろうが、決して怯むことなく自信満々でいます。自分たちを鼓舞できるからこそ、ベストに近い力を発揮することができるのです。

以上3つをウィップラッシュの姿から学ぶことができます。
不器用でなにをやってもうまくいかない……そんな時、私はウィップラッシュたちの姿を反芻して、強い生き方を思い出します。そして、再び勝負に挑むのです。

そして、実はもう一つ。
ウィップラッシュたちから学べる勝負の世界の秘訣があります。

4.リスペクトを怠らない

速く走れるターボを、ウィップラッシュたちは慕い、称えます。
自分よりもすごい相手を素直に認め、リスペクトを忘れない……それは強気になると、つい忘れてしまいそうになることですが、それができるからこそウィップラッシュ達はターボとの親交が続いているとも言えます。

基本スタンスの1〜3、そして実は一番大事な芯の部分の4。
以上の4つを胸にレースに限らず、様々な勝負に挑んでいきましょう。そうすればきっと、“やつら”と同じ楽しくてエキサイティングな日々がきっと待ってるはずです。

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