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ドイツの森

神奈川県からクルマに乗って、千葉県千葉市のホキ美術館というところに行ってきた。写実絵画専門の美術館で、一度行ってみたいと以前から思っていた。今回ようやく、念願叶ったという次第。ホキのあとは成田まで足を伸ばして、「さくらの山公園」という飛行機がよく見えるスポットに行ってみた。ここも以前から行ってみたいと思っていたところ。羽田の城南島海浜公園も飛行機が間近に見られるところだけど、城南島は羽田のB滑走路のそばにある公園なので、B滑走路が使われていないと(沖合のD滑走路ができてからBの使用頻度はずいぶん下がった)飛行機を間近に見られないという欠点がある。その点、「さくらの山」は飛行機を見ることにできる確率がはるかに高い。実際、音も姿も迫力があった。

ホキ美術館や成田に向かうのには、横浜からだとアクアラインを通って、千葉の外環道を進む。大網白里町のICまで。ほとんどが片側1車線の道だけど、交通量が少ないからいたく快適に走れる。自然の多い環境だからドライブも気持ちがいい。

しかしそれにしても。

千葉県というのは奥深いところだなあと、いたく実感した。木更津〜茂原〜東金と、成田に向けて外環を走るのだけど、もうまわりがひたすら森の中。行けども行けども森、森、森。ドイツの森かここはと(行ったことないけど)。こんなにも自然が豊かなところなのか。酸素濃度がひどく高く感じられる。空気が美味い。神奈川ではこの景色にはまずお目にかかれない。すごいな、千葉。

若い頃なら「こんなところ、何にもない」って思ったかもしれない。遊ぶところもないし、退屈だと。でも歳を重ねたいまは、逆に豊かだと思う。何もないことが豊かだなと。千葉県の北西部(東葛地域というらしいですが)はどうかわからないけどね。千葉県って面積広いよね。神奈川と東京都を足したぐらいの広さがある。いや、もっとか。探索したら面白いところたくさんありそうだなーって思った。住んでみたら楽しいのかもしれない。

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