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教育改革の第一歩は通信簿の撤廃から

12月は、教師にとって、最も忙しい時期の一つです。
というのは、2学期の成績をつけなければならないからです。
私も、現役の時は、4,5か月分の成績をまとめるのに、何時間もかかっていました。

その中で、特に負担だったのが、所見です。
現在は、小学校だと総合所見に加えて、道徳の所見、外国語の所見、総合的な学習の時間の所見等、文章で評価するものがとても多くなっています。

ところが、先日友人と話していたら、その友人の学校では、3学期とも総合所見を撤廃したようです。
校長の判断だといいますが、かなりの英断だと思います。

今の学校の教育システムを変えていくには、指導要録や通知表が変わらなくてはいけません。
指導要録があの形式だから、通知表が同じ形式で作られています。
さらに、通知表があの形だから、そういった評価をするために、一斉授業をして、テストをして点数を出すという一連の流れから抜け出すことができません。

もし、本気で個に応じた個別最適化の授業であったり、プロジェクト型学習を進めていくのであれば、学期の終わりにまとめて評価するような、いわゆるあの従来型の通知表を撤廃すべきです。

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