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オグイベントCS優勝!【60融合GS】解説

初めまして、ねいつ(@Neiz_ygo)と申します。
この度、ずっとカスタマイズを続けてきた【60融合GS】でCS優勝を達成できたため、自分のデッキ思想を備忘を込めて文章化してみました。

2023/5/7時点の型

直近のCSでも、
4/1 太陽CS 6-2 (準優勝)
4/9 蓮杯3on 3-1-1
4/15 太陽CS2on 3-1
4/23 太陽CS3on 4-1
4/29 RAM杯 3-2
5/7 オグイベントCS2on 個人4-1-3(優勝)
で戦績は23-8-4と安定しています。

・融合テーマが好き!
・烙印ストーリー/9期DTストーリーが好き!
・手数の多いデッキが好き!
といった方には是非お勧めできるデッキとなっていますので、
最後まで読んでいただけると幸いです✨




◆デッキコンセプト

下記4種のカードがこのデッキの軸です。
[赫の聖女 カルテシア]
[赫焉竜 グランギニョル]
[影依の外典]
[エルシャドール・ミドラーシュ]

先攻時に[カルテシア]にアクセスできていれば、
[カルテシア]+光闇で[グランギニョル]
[グランギニョル]効果で[アプカローネ]墓地送り
[アプカローネ]効果で[影依の外典]サーチ
が成立します。
[影依の外典]から出てくる[ミドラーシュ]で相手に大きい縛りをかけられるのがこのデッキの強みとなっています。

後は、
・[カルテシア]へのアクセスをどう確立するか
・[ミドラーシュ]をどう守るか
・環境デッキの先攻盤面をどう捲るか
の3点を軸にデッキを組み上げました。

また、デッキを太らす過程で大事にしていたのが、
・サーチ/リクルート/墓地肥やしに関係しない(アクセス元/アクセス先にならない)カードは極力採用しない
ことです。
60枚構築である以上、素引き前提のカードに頼ることは間違いであると考え、サイド込みで[増殖するG]のみに絞っています。

その結果、60枚デッキでありながら事故となることは滅多になく、手数が多い都合上相手からすると明確な止めどころがない、面白いデッキになったと考えています。


◆採用カード解説(メインデッキ)

烙印ギミック

このデッキのメインギミックです。
[グランギニョル]の成立、および+αの妨害を用意する役割があります。

[赫の聖女 カルテシア]

カルテシア

デッキの中軸です。
単に[グランギニョル]成立に用いるだけでなく、
[アルベル][クエム][オフリス]への[無限泡影]ケア、[次元障壁]を食らった際の最低限の妨害擁立等、器用に動けるモンスターです。
エンドフェイズ時の回収効果も地味ながら強力で、手札消費の激しいこのデッキにおいて、ハンドコストや返しの動きを継続的に用意する手段となります。
後に言及する[烙印の気炎]および[融合派兵][封印の黄金櫃]等込みで14枚アクセス手段があります。(実際は墓地送り含め、もっと多いです。)
被っても2枚同士で融合する、もしくは手札の[カルテシア]と他モンスターで融合することで場の[カルテシア]を残すことすらでき、文句なしの3枚採用です。

[アルバスの落胤]

主人公

[烙印融合]や[赫の烙印]の弾として、[カルテシア]の特殊召喚効果発動のトリガーとして、デッキや墓地にいてほしいモンスターです。
素引き、[烙印の気炎]、または[融合派兵]によって、後手まくりの一手段としても使えます。
素引きしたいシーンはそこまで多くないものの、デッキに最低1枚は眠っていてほしいため2枚採用。

[デスピアの道化 アルベル]

アルベル

[烙印融合][烙印の気炎]に触れられるモンスターであり、
その2種を持っている場合でも他の烙印魔法罠に触れたい場合が多く、基本的に引いていれば召喚権を割きたいカードです。
間接的に[カルテシア]に触れられる点、[烙印融合]が通れば最強な点を加味して3枚採用。

[悲劇のデスピアン]

一般ドラグマ国民

[アルベル]に触れられる、および墓地の烙印魔法罠に触れられるモンスターです。
デッキにいる場合は[おろかな埋葬][封印の黄金櫃]で、ハンドに来た場合は融合に巻き込む or [烙印の気炎]によって([ネフィリム]を切りながら)墓地に送ってサーチ効果を使用することが多いです。
2枚でもいいですが、明確なアクセス手段があるため1枚採用。

[導きの聖女 クエム]

クエム

ドラグマでありデスピアでもあるため痒いところに手が届く便利モンスターです。
ドラグマ…[グランギニョル]の特殊召喚範囲に含まれる
デスピア…[烙印開幕]の特殊召喚先、[悲劇]のサーチ先、[赫の烙印]の弾、[プロスケニオン]の融合素材になる
効果自体も強力で、[グランギニョル]から出てきてアルバスを落としながら相手を牽制できるため、ようやく[ミドラーシュ]を突破した相手を悩ませることができます。
仮にクエムがいる状態で相手がEXモンスターを特殊召喚した場合、
①クエム効果対象アルバス
②アルバス蘇生
③アルバス超融合効果
④相手のEXモンスターとアルバスで融合、ミラジェイド着地
と質の高い妨害を2回使用することが可能です。
ちなみに、各種[アルバス]融合体は、蘇生制限さえ満たしていれば[クエム]で蘇生可能です。
役割は多いものの素引きして召喚権を割きたいカードではないと判断し、1枚採用。

[鉄獣鳥 メルクーリエ]

撮影機能付きメカモズ

[封印の黄金櫃]を打つ際の選択肢、且つ[失烙印]にアクセスできている場合は追加の妨害手段となります。
サーチでは専ら[カルテシア]、かぶっている場合は[アルバス][黒衣竜][キット]のどれかを引っ張ってきます。
稀に墓地に落ちたこのモンスターをビーステッドで除外することでサーチ効果を使うこともあります。
後述する[リンドブルム]の素材としても優秀で、逆にあちらの存在によって[烙印の気炎]で切ることができます。
積極的に素引きしたくないため1枚の採用。

[スプリガンズ・キット]

MVP

基本的には4枚目以降、且つ[烙印の気炎]でサーチできる[アルベル]という感じのモンスターです。手札を1枚戻す行為は結構痛いですが、デッキに眠っていてほしいカードを戻せる場面もあるので一長一短です。
[烙印の気炎]でのサーチは、別手段で[カルテシア]にアクセスできている、且つ墓地に[烙印融合][烙印断罪]のどちらも落ちていない場合に有効です。
[気炎]でドラゴン族や鳥獣族を切ってサーチする場合は、[烙印竜]等を落とすことで特殊召喚効果が使えることは覚えておきたいです。
2ターン目以降に墓地にいる[烙印融合]を拾う手段の一つでもあります。
可能であれば召喚権を割きたくないため、1枚の採用。

[黒衣竜アルビオン]

アル

墓地にいると[アルバス]として扱ってくれるため、[カルテシア]の特殊召喚条件を満たすことができます。
素引きまたは[烙印の気炎]等で引っ張ってきた場合には専ら[烙印断罪]を落としながら手札交換をしてくれます。
また、墓地に落ちている場合は[烙印断罪][烙印融合]の墓地にいないほうを落とすことで[烙印融合]へのアクセスに一役買ってくれます。
後述の[サロニール]とはニコイチの関係です。
被りが弱いので1枚の採用ですが、2枚に増やしてもいいかもしれません。

[深淵の獣サロニール]

無制限の人

墓地に落ちた時に烙印魔法罠もしくはビーステッドを送れます。
[黒衣竜]同様、基本的には[烙印断罪][烙印融合]の墓地にいないほうを落とす目的です。
[サロニール]を[気炎]で切ると、[烙印竜]を墓地に用意しながら[黒衣竜]にアクセスでき、あちらの効果と合わせて[烙印融合]を手札に用意できるため強力です。
刺さる対面には手札誘発として刺さる点も考慮し、3枚の採用。

[深淵の獣ルベリオン]

アル

4枚目の[サロニール]且つ、後述の[失烙印]を用意する手段の一つです。
このモンスターを有効活用するためには展開をゆがめないといけない場合も多いので、特殊召喚効果は無理して使わない意識が重要です。
制限カードのため1枚。

[烙印融合]

MD見習って返して

言わずと知れた最強カードです。
このデッキにおける役割は大きく分けて2つあり、
①ティアラメンツを落としながら[ミラジェイド]を成立させ、展開を伸ばす
②[カルテシア]にアクセスできていない場合に[影依の外典]にアクセスする
といった感じです。
ただし、このカードにはまず[灰流うらら]を打たれると考えるべきであり、その前提でいかに他の動きを通すか、が大事となってきます。
制限カードのため1枚。

[烙印の気炎]

気炎のイラストすき

[カルテシア]にアクセスできるほか、すでにアクセスできている場合は[黒衣竜][キット]等にアクセスすることで柔軟に動くことができます。
コストと対応する融合モンスターは以下の通りです。
・ドラゴン族→[烙印竜][神炎竜]etc.
・天使族→[ネフィリム]
・水族→[ルルカロス]
・鳥獣族→[リンドブルム]
・魔法使い族→[グランギニョル]
(・悪魔族→[マスカレイド][クエリティス])
(・幻竜族→[ミラジェイド])
 #余談ですが[キメラフレシア]のレベルがあと1つ高ければ
  墓地効果含めて完璧なかみ合いだったので惜しむばかりです…
[カルテシア]になれるため3枚採用。

[烙印開幕]

そろそろ準制限になって

4枚目の[アルベル]であり、ドローフェイズに打つことで[ドロバ]をケアしながら展開できます。
すでに[アルベル]にアクセスできている場合は[クエム]をサーチ/リクルートすることもあります。
G受けも良い点、手札を効果で捨てられるため各種効果を誘発できる点も含め非常に優秀なカードです。
制限カードのため1枚。

[赫の烙印]

赫の烙印

基本的には[烙印竜]の墓地効果でエンドフェイズにセットします。
また、[アルベル]のサーチや[烙印断罪][悲劇]の墓地効果が余った際に、非常に有効な妨害として機能してくれます。
[ガーディアンキマイラ]の成立でリソース確保と盤面妨害を両立でき、きれいに通ればほぼ勝ちです。
デスピアまたは[アルバス]が墓地にいないといけないのは一見シビアですが、[グランギニョル]が成立しているのであればそちらの効果で[クエム]の特殊召喚は容易であり、[クエム]は戦闘破壊されることも多いため思ったより発動しやすいかと思います。
初手にほしいカードではないため1枚の採用。

[烙印劇城デスピア]

アルバ・ゾアのおうち

[テラフォ]および[架け橋]ギミックのサーチ先として、また烙印ネームを持ちサーチ/サルベージ可能な融合魔法としての役割があります。
[カルテシア]の効果に[無限泡影]等を食らった場合、こちらを引っ張ってきて[グランギニョル]を融合することも多いです。
後手では[ガーディアンキマイラ]を融合できるのも魅力です。
サーチ先であり、素引きは許容できるもののかぶりたくないため1枚採用。

[失烙印]

リブートケア

[深淵ルベリオン]で置くことができる[暴走魔法陣]です。
このカードを発動できた and 融合手段がある の場合は先手でも後手でもかなり強い動きが可能です。
サーチ効果では、召喚権を切っている場合は[メルクーリエ]をサーチすることで追加の妨害を構えることが多いですが、[黒衣竜]をサーチすることでリソースの確保を狙うこともできます。
[影依の外典]に対し、環境で流行っている[レッド・リブート]はかなり無理よりなメタカードでしたが、このカードの採用によりケアすることが可能になりました。
引きたいカードではなくサーチ等で追加で触りたいカードであるため1枚の採用。

[烙印断罪]

勝った!第三部完!

ほぼ②墓地効果しか使用しません。
[サロニール][黒衣竜]で落とすことで、墓地の烙印魔法罠をサルベージする役割です。
手札コストが足りない場合、発動したあとの[烙印融合]や[烙印の気炎]を拾うこともままあります。
全く素引きしたくないため1枚の採用。

ティアラメンツギミック

烙印の展開をより伸ばす役割、および[シェイレーン]に触ることで手札の墓地効果モンスターを切る役割があります。

[ティアラメンツ・シェイレーン]

シェイレーン

手札の墓地効果モンスターを切りながらデッキまで墓地に送ってくれる最高のモンスターです。
[副葬]→[架け橋]→[ペルレイノ]→[シェイレーン]でアクセスしている場合は、宝玉獣を切ることで[シェイレーン]の効果発動を担保することができます。
墓地効果ももちろん優秀で、展開伸ばしに一役買ってくれます。
制限カードのため1枚。

[ティアラメンツ・ハゥフニス]

ハゥフニス

数少ないこのデッキの手札誘発として機能してくれますが、【超重武者】や【勇者シンクロン】等の発動しなければ死ぬ対面でなければ抱えることも多いです。
制限カードのため1枚。

[ティアラメンツ・メイルゥ]

メイルゥ

ティアラ3種の中では一番役割が薄いため、[烙印融合]で融合素材になることが多いです。
ティアラを素引きしている場合は、[グランギニョル]成立後の[アプカローネ]のサーチ後手札墓地送りで送ることで、落ちている[アプカローネ]+ティアラ→[ミドラーシュ]として盤面を更に強固にできます。
制限カードのため1枚。

[壱世壊-ペルレイノ]

ペルレイノ


このデッキでは[架け橋]ギミックによって触れる機会が多く、初手にほしい[シェイレーン]へのアクセス元として非常に優秀です。
②打点アップも[ミドラーシュ]を固くしてくれる点で非常に優秀です。
③破壊効果も、相手の魔法罠に触る手段が限られるこのデッキにおいては非常に優秀です。
[バグースカ][トライヒハート]等への数少ない回答の一つです。
なんだこのカード
制限カードのため1枚。

イシズギミック

こちらも烙印展開への補助、および手札コストとしてもデッキから落ちても強い、エンジンのような立ち位置のギミックです。
天使族であるため[気炎]で[ネフィリム]を落とすことで切ることができます。

[古衛兵アギド]

アギド

効果で手札・デッキから落ちた時に強いのはもちろんですが、[アルバス][神炎竜][オフリス]の手札コストで切った場合も効果発動可能な点は見逃せません。
制限カードのため1枚。

[古尖兵ケルベク]

ケルベク

基本的には[アギド]と同じですが、手札誘発としての役割もあります。
制限カードのため1枚。

[宿神像ケルドウ]

ケルドウ

手札効果を使うことは稀ですが、墓地効果が事故落ちのリカバリとして優秀です。
[ダーリングコブラ]や宝玉獣、[アルバス]2枚目などデッキに眠っていてほしいカードを即座に戻せます。
後手の[影依融合]が通った場合は[シェキナーガ]の素材になることで、
【斬機】【神碑】等に強く出ることができます。
制限カードのため1枚。

シャドールギミック

デッキの潤滑油、および【ピュアリイ】へのメタとしての役割があります。シャドールモンスターは重ね引きしたくなく、[気炎]で[グランギニョル]を落とす動きも可能であればしたくないため、すべて最低枚数の採用です。

[シャドール・ビースト]

ビースト

シンプルに1枚ドローするだけですが、このデッキにおいては手札が1枚増えることは重要であるため便利カードです。
【神碑】対面では永続罠に縛られてしまった自場のモンスターをリリースしてアドバンスセットすることもちらほらあります。
素引きで被ると弱すぎるので1枚の採用。

[シャドール・ドラゴン]

ドラゴン

後述する【ピュアリィ】へのメタ、および罠型デッキへの回答として1枚採用。

[星なる影 ゲニウス]

【ピュアリィ】へのメタとして1枚採用。
見つけてくれたかをぽっぽさん(@chaos_jar)には頭が上がりません。
その他にも、相手の大型妨害を踏むことで妨害を吐かせられることがあります。

[シャドール・リザード]

リザード

[ビースト][ドラゴン]の枚数のかさまし、および[ドロバ]下で[烙印融合]から[影依の外典]にアクセスできるルートがあるため1枚採用。

[影依融合]

シャドフュ

後手最強カードです。
基本的には後手では[カルテシア]→[グランギニョル]→[アプカローネ]→[影依融合]とアクセスします。
[ステイセイラ・ロマリン]の採用によって、かなり強く打てるようになりました。
先手で素引きしたくないため、また後手でアクセス手段が確立できているため1枚採用。

[影依の外典]

ルーク

このデッキの存在意義です。
[影依融合]と同様のルートでアクセスします。
[ミドラーシュ]着地、および相手の同属性の墓地送りによって、開くタイミング次第ですがかなり一方的にマウントを取ることが可能です。
チェーンを組む特殊召喚に対してはめっぽう強く、例えば[サーキュラー]の特殊召喚効果にチェーンして[影依の外典]を開くことで相手はそのターン何も特殊召喚することができなくなります。
罠型デッキ相手には[ネフィリム]着地から[シャドール・ドラゴン]の墓地送りも狙えます。
最近環境に増えている[D.D.クロウ]は天敵であるため、ケア手段としてシャドールモンスターを複数墓地にためておきたいところです。
サーチ手段が確立されており、素引きしたくないため1枚採用。

捕食植物ギミック

【ピュアリィ】への対策として、および[影依融合]の強化のために採用しています。個々のカードも[ダーリングコブラ]以外は素引きでも役割があり、展開の補助をしてくれます。
[気炎]で落とす融合モンスターが存在しないことから、採用枚数は絞っています。

[捕食植物 オフリス・スコーピオ]

オフリス

召喚権を割く&手札コストを切ることで、[烙印融合][融合派兵]両者にアクセスできます。
どちらも重要なカードではありますが、召喚権+手札1枚コストは重いため、召喚権が余っている場合にのみ後述の[ロマリン]からアクセスしたいカードです。
制限カードですが、そうでなくとも1枚。

[捕食植物 ダーリング・コブラ]

ダーリン

[オフリス]の弾です。
こいつが落ちてしまった場合は[ケルドウ]でリカバリするしかありません。
素引きしたら終わりなので1枚。

[捕食植物 ビブリスプ]

ビブリスプ

後述の[ロマリン]で落とすことで、[オフリス]もしくは[ブフォリキュラ]にアクセスすることができます。
地味に手札コストで切ってもサーチ可能な点は優秀です。
あくまでコンボパーツなので1枚の採用。

[捕食植物 ブフォリキュラ]

ブフォリキュラ

実質的な[融合]魔法カードであり、召喚権が余ってない場合の[ビブリスプ]のサーチ先です。
後手での[ガーキマ]着地や展開の最後での[スタぺリア]着地など、痒いところに手が届く系のカードです。
闇属性縛りのため、[グランギニョル]の融合のためには使えない点に注意が必要です。
素引きもありですが、コンボパーツであるため1枚の採用。

[ステイセイラ・ロマリン]

ロマリン

[影依融合]で[ネフィリム]を作りながら捕食ギミックに触れるカードです。
[烙印融合]で[烙印竜]を作りたいときも同様に優秀であり、手札に来ても融合素材にしやすい属性なのも評価点です。
素引きもありですが、コンボパーツであるため1枚の採用。

宝玉獣ギミック

最高のフィールド魔法である[ペルレイノ]へのアクセス、
およびサイド後先攻の[魔法族の里]へのアクセスに非常に便利ですが、
現在の環境では[ドロバ]を大きく警戒する必要があります。

[究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン]

究極宝玉「獣」のほう

ドラゴン族/光属性の唯一の宝玉獣として採用。
[グランギニョル]の融合素材になれる / [気炎]で[烙印竜]を落とせるため、
このデッキにおいては最適解と考えています。
手札に来てしまった、墓地に落ちてしまった等で[架け橋]が使えない場合は、[ケルドウ]で戻す、ティアラメンツと[プロスケニオン]の融合に巻き込む、の2つの方法でデッキに戻す想定です。
素引きしたくなさすぎるため1枚採用。

[救いの架け橋]

架け橋

[副葬]やデッキ落としで墓地に送ることで大きいアドバンテージを得ることができるカードです。
手札に来た場合でも、[神炎竜]や[アルバス]のコスト、もしくは[アプカローネ]墓地効果のサーチ後墓地送りで切ることができます。
素引きは許容寄りですが、かぶりたくないため1枚採用。

その他

[おろかな副葬]

副葬

上述の[架け橋]を送るためのカードです。
稀に[烙印断罪]等を送ることで[烙印融合]へのアクセス補助とする場合があります。
準制限カードなので2枚採用。

[テラ・フォーミング]

テラフォ

上述の[架け橋]ギミック同様、フィールド魔法にアクセスするためのカードです。
制限カードのため1枚採用。

[おろかな埋葬]

おろ埋

展開はじめとして[悲劇]を送って[アルベル]サーチ、
展開伸ばしとしてティアラを送って追加融合、
[シャドール・ドラゴン]を送って疑似サイクロン、
[ゲニウス]を送って相手モンスター黙らせ等、
無限の使い道があります。
制限カードのため1枚採用。

[封印の黄金櫃]

[悲劇]を送って[アルベル]サーチ、
[メルクーリエ]を送って[カルテシア](orその他)サーチと、
初動として択を選べて優秀です。
2ターン後の手札加えは忘れがちなので注意。
制限カードのため1枚採用。

[隣の芝刈り]

芝刈り

説明不要、通ったら勝ちです。
ただし、このデッキは芝刈りにそこまで依存していません。
もし手札に来たらラッキー、と考えて気楽に[烙印融合]に[うらら]をもらいましょう。
サイド後の後手は[三戦の号]によって全力で探しに行きます。
準制限カードのため2枚採用。

[沼地の魔神王]

沼地マン

疑似的な[融合]および墓地にいる間は[カルテシア][アルバス][キトカロス]です。ティアラの各種融合や[神炎竜][烙印竜]の融合で有効活用しましょう。
[ドロバ]の流行によって、気軽にサーチ効果を使えなくなりました。
[副葬]or[テラフォ]と[沼地]を持っている場合は、[ペルレイノ]ではなく[烙印劇城]をサーチすることでドロバをケアするべきかと思います。
逆に【神碑】対面では[融合]が飛ぶ前にサーチするべきです。
引いても落ちても強い便利カードであるため3枚採用。

[融合]

融合

[沼地]でサーチでき、[カルテシア]への[無限泡影]の貫通札となりえます。
後手ではこのカードを使って[ガーキマ]を成立させることで、捲りの可能性がかなり上昇します。
素引きも強いですがデッキ枚数の兼ね合い上1枚採用。

[融合派兵]

派兵

[アルバス][カルテシア]になれる万能カードです。
召喚権を切らずに[カルテシア]になれるのはえらい反面、[増殖するG]のドローを余分に許してしまう弱点もあります。
[カルテシア]になれるため3枚採用。


◆採用カード解説(エクストラデッキ)

[赫焉竜グランギニョル]

1体で6XX人分!(ᵔᴗᵔ)

[カルテシア]にアクセスすることで、このモンスターが成立することをまず目指したいです。
実質[影依の外典]サーチであるだけでも優秀ですが、②の効果により後続の妨害として[クエム]もしくはデスピアEXモンスターを着地させることができます。
相手からすれば厄介なモンスターですが、モンスター効果にのみ反応する点には注意が必要です。
2枚ほしい場面もありますが、大抵はなくても問題ないため1枚のみ採用。

[エルシャドール・ミドラーシュ]

ウィンダ

このデッキの存在意義その2です。
成立するだけで無限妨害であるため、このカードをいかに守るかが大事になってきます。
対面デッキごとに、どの突破手段があるか理解しておくことが非常に重要です。
基本的には[影依の外典]で着地を狙いますが、展開が上振れた場合はティアラ効果で1体目を着地させつつ[影依の外典]をセットできます。
その場合、[ニビル]は打ちどころを失うため結果的に[ニビル]ケアになります。
1回蓋したあと、突破された後の返しの蓋として、またWミドラーシュをする場合もあるため2枚採用。

[エルシャドール・アプカローネ]

マインドオーガス

[影依の外典][影依融合]サーチのためのパーツです。
稀に[影依融合]素引きから[ゲニウス]+[リザード]→[アプカローネ]と場に成立する場合もあります。
フィールド効果も優秀であり、確実に相手の1妨害を踏むことができます。
【ふわんだりぃず】対面では[ミドラーシュ]の1000倍頼りになります。
基本的にはコンボパーツであるため1枚の採用。

[エルシャドール・ネフィリム]

ラピス

基本的にはデスピア/イシズの天使族モンスターを[気炎]で送るために採用しています。
また、後手の[影依融合]発動によって、[ロマリン]+[ドラゴン or ゲニウス]→[ネフィリム]とすることで、相手の盤面を崩しながら後続を確保することができ強力です。
[リザード]の効果等で[影依の外典]が墓地にいる場合は、[グランギニョル]によって[ネフィリム]を送ることで[影依の外典]を拾うことができます。
使っても1回であるため1枚の採用。

[エルシャドール・シェキナーガ]

キラー

[影依融合]によって[ケルドウ]を落とすことで【斬機】相手の[超階乗]をケアすることができます。
また、このデッキにおいて回答の少ない[バグースカ]に対して、[影依の外典]で出すことで回答とできることを評価し採用しました。
上記を鑑み1枚のみ採用。

[ティアラメンツ・ルルカロス]

ルルカロス

[気炎]でティアラ/[沼地]を送るために採用。
稀に[沼地]とティアラで融合して場に出力することもあります。
基本的にコスト用なので1枚の採用。

[神炎竜ルベリオン]

ベル

[烙印融合]にて[アルバス]+ティアラ or シャドールで出力します。
融合効果は☆8以下指定であるため、[ミラジェイド]のほかに[ミドラーシュ]が融合可能であることも覚えておきましょう。
1度効果を使うと基本はデッキに戻る想定であるため、1枚採用。

[烙印竜アルビオン]

暴走バス

[烙印の気炎]でドラゴン族を捨てる場合に一緒に墓地に送る候補筆頭です。
その場合、墓地効果で[赫の烙印][烙印開幕]等の妨害を追加で構えることができます。
[ミラジェイド]のコストとしても優秀で、その場合は[烙印融合][烙印劇城]などの返し札をサーチしましょう。
[烙印融合]に対して[増殖するG]を受けた場合はこのカード経由で[グランギニョル]を成立させることが多いです。
[神炎竜]と違って融合後も攻撃できるため、後手では積極的に融合しに行きたいモンスターです。
2枚ほしくなる場面もありますが、枠がないため割り切りで1枚採用。

[氷剣竜ミラジェイド]

主人公

[ミドラーシュ]の守り手として100点のカードです。
このモンスター単体だといくらでも突破手段がありますが、
[ミドラーシュ]と並ぶことで途端に突破困難な布陣となります。
効果発動のためのコストは[烙印竜]か[リンドブルム]が優先されますので、状況に応じて使い分けましょう。
2枚ほしくなる場面もありますが、枠がないため割り切りで1枚採用。

[撃鉄竜リンドブルム]

スプ「リンド」+ベア「ブルム」

[気炎]で鳥獣族を送れるようになるカードです。
[ミラジェイド]のコストとしても優秀です。
また、クシャ対面 or 裂け目等を貼られた際の後手で[烙印融合]を打てた場合は、[アルバス][メルクーリエ]で[リンドブルム]を着地することで、後続を確保しながら相手の盤面を崩しに行くことができます。
基本的に2枚以上ほしくなる場面がないため1枚の採用。


[デスピアン・プロスケニオン]

プロスケニオン

フィニッシャー、およびティアラ墓地効果で[レインボードラゴン]を墓地から戻すためのカードです。
優勢な盤面の時に通せば勝ちです。
[グランギニョル]のリクルート先でもあるため、効果的な場面であれば出したいモンスターです。
ピンポイントでの利用用途であるため1枚採用。

[捕食植物ドラゴスタペリア]

スタペリア

便利に融合できる枠。
ティアラ墓地効果や[ブフォリキュラ][烙印劇城]によって、展開が伸びた先に大抵このカードが着地します。
雑に妨害になり、採用することによってリソース回復にもつながるため1枚採用。

[ガーディアン・キマイラ]

キマイラ

後攻時は、このカードを通すために立ち回ります。
先攻時も、[赫の烙印]の存在によって妨害として機能します。
また、正規の[融合]から着地したこのカードは【神碑】に対して強く出られるため、モンスターセット等で素材を稼いだ後に着地させたいです。

[スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン]

スターヴ

相手の無敵脳筋モンスターを打点で超えるためのカード。
主に[ノアール]を[ゲニウス]で黙らせたあとに着地させます。
[サイコ・エンド・パニッシャー]への回答にもなります。
採用するのであれば[超融合]とも相性〇。


◆採用カード解説(サイドデッキ)

[増殖するG]

増G

このデッキで唯一、アクセス元でもアクセス先でもないカードです。
サイチェン後の後攻で、先攻展開系に何もさせてもらえない場合を嫌ってサイドに3枚採用しています。

[影依融合]

シャドフュ

後手札としては素引きしても強いため、追加で2枚採用。

[超融合]

超融合

[スターヴ]の採用に伴い後手札として採用。
一応、[オフリス]→[ダーリング]からサーチ可能。
仮想敵がふわふわしていたので抜くかもしれません…
準制限のため2枚採用。

[三戦の号]

サイチェン後の先攻では後述の[赫ける王の烙印]、
後攻では[隣の芝刈り]をサーチするためのカードです。
通れば勝ちよりであるためサイドに3枚採用。

[赫ける王の烙印]

結婚の波動

[拮抗勝負][冥王結界波][ハーピィの羽根帚]等、
強力なサイドカードをまとめて無力化するためのカードです。
自分のアルバス融合以外の表側カードも無効化されてしまうため、
このカードを構えている場合は[影依の外典]をむやみに開かない意識が重要です。
サーチ対象であり、素引きしたくないため1枚採用。

[真炎竜アルビオン]

結婚竜

サイド後の先攻において、[拮抗勝負][ライトニング・ストーム]をケアできるモンスターです。
サイド後先攻では[ミラジェイド]より優先する場合が多いです。
同時に【クシャトリラ】へのメタともなります。
ピンポイントな役割のため1枚採用。

[魔法族の里]

サイド後の先攻において、[グランギニョル][ミドラーシュ]と合わせて強力なロックをかけることができます。
[魔法族の里][ミドラーシュ]が揃った場合はほぼ負けません。
サーチ対象のため1枚のみ採用ですが、増やしてもいいかもしれません。

[盆回し]

盆回し

サイド後の先攻において、フィールド魔法へのアクセスを増やすためのカードです。
制限カードのため1枚採用。


◆展開例

展開は[カルテシア]+光闇モンスターで[グランギニョル]→[アプカローネ]→[影依の外典]を構える動きを基本として、他の手札によって展開が伸びていく形になります。
そのため決まった展開パターンは存在せず、アドリブで最も伸びる展開を探る必要があります。
初手と最終盤面をいくつか紹介します。
 #展開手順はリクエストがあれば加筆します。

初手①(ロマリン/融合派兵/断罪/影依融合/ケルベク)

初手①
展開後①

展開後の妨害は[ミラジェイド]、[ミドラーシュ]、[グランギニョル]、[赫の烙印]に加えて未発動の[影依の外典]になります。
[グランギニョル]の成立に[ロマリン]を巻き込むことで捕食ギミックにアクセスし、[烙印融合]の発動に至っています。

初手②(アルベル/沼地/テラフォ/ビースト/メイルゥ)

初手②
展開後②

展開後の妨害は[ミラジェイド]、[ミドラーシュ]、[グランギニョル](墓地)、[スタペリア]と未発動の[影依の外典]になります。
初手で[カルテシア]にアクセスできない場合でも、ティアラメンツと[沼地の魔神王]で[グランギニョル]を成立させることができます。

初手③(気炎/副葬/悲劇/ケルドウ/ドラゴン)

初手③
展開後③

展開後の妨害は[ミラジェイド]、[ミドラーシュ]、[グランギニョル]、[赫の烙印]と未発動の[影依の外典]、[失烙印]でサーチする[メルクーリエ]になります。
[失烙印]にアクセスできていることで[レッド・リブート]をケアできている、且つ手札にも妨害を抱えられているのがポイントです。
サイド後は[拮抗勝負]が怖いので[ミラジェイド]の部分を[真炎竜]に置き換えます。


◆環境デッキごとに意識していること

【斬機】

先攻時は[サーキュラー]特殊召喚効果に[影依の外典]を打てば爆散してくれるので簡単な対面です。
[スモワ]→[ドゴラン]、[荒魂]展開は警戒要なので、チェーンに乗る特殊召喚に対して開くことを意識しましょう。
後攻時は割と素直な妨害が構えられるため、[ディセーブルム]と[ラプラシアン]を何で踏むか考えながら[影依融合][烙印融合][芝刈り]のどれかを通せるようにしましょう。

【ピュアリィ】

先攻時はメモリー系にチェーンして[影依の外典]を開きたいところですが、[スリーピィ]や[プリティ]などドローフェイズに打たれた場合は素直に[ピュアリィ]or[リリィ]の変身効果に打ちましょう。
変身後に一番怖いのは[ビューティ]ですが、変身効果に[グランギニョル]が反応するので、追加で着地する[クエム]を頼りにしましょう。
後攻時は[ノアール]+[ストリート]の布陣がかなり強力ですが、それだけであれば以下の流れで捲ることができます。

[カルテシア]→[グランギニョル]→[アプカローネ]→[影依融合]
[影依融合]→[ロマリン]+[ドラゴン]→[ネフィリム]
[ロマリン]→[ビブリスプ]、[ドラゴン]→[ストリート]破壊、[ネフィリム]→[ゲニウス]
[ゲニウス]→[ノアール]無力化、[ビブリスプ]→[オフリス] or [ブフォリキュラ]
[オフリス] or [ブフォリキュラ]から[スターヴ]着地

もともとはノアール対策で[Bloo-D]を着地できないか考えていた時に狼さん(@Wolf_Funeral)から案をいただいたルートを改変したものです。
本当に感謝…!


【神碑】

先手でも後手でも、場2枚素材の「ガーディアンキマイラ」をいかに通すかを意識しましょう。
60枚であるためL.O.までの時間は比較的稼ぎやすいので、それまでにモンスターを伏せつついかに[融合]にアクセスするかがポイントです。
もちろん、モンスターは軽々に表で出さないことを意識しましょう。
サイチェン後は[魔法族の里]に[破壊の神碑]を合わせられなければ勝てる公算が大きいです。

【超重武者】

先攻は[影依の外典]で黙ってくれるのですが、
後攻はかなり無理よりなので祈りましょう。
このあたりの後攻無理対面でのみ[ハゥフニス]を誘発として使用します。
じゃんけんです。

【勇者シンクロ系】

先攻は[影依の外典]に対して[ドラゴパック]という強烈なメタが飛んできます。
意識的に[赫の烙印]を用意することで、勇者トークン(と装備されている[ドラゴパック])を破壊するようにしましょう。
後攻はかなり無理よりなので祈りましょう。
じゃんけんです。

【ティアラメンツ】

先攻では基本的には圧殺できますが、[ティアラメンツ・クシャトリラ]の打点と着地タイミングには気を付けましょう。
後攻の場合、今期のティアラメンツはイシズを使わないと展開が伸びないため、ティアラ先攻でもまず[ケルベク][アギド]が使われます。そこに便乗してこちらも展開できれば勝利は間近です。
[サロニール]を握れていれば尚良しです。
[ルルカロス]の妨害に対しては[失烙印]でケアできることも覚えておきましょう。

【クシャトリラ】

先攻は[スタペリア] or [ミラジェイド]+[影依の外典]+[ペルレイノ]を目指したいです。
クシャトリラモンスターは軒並み攻撃力が高いうえに、大半がチェーンを組まずに出てくるので[影依の外典]の発動タイミングが図りづらいです。
サイド後は[真炎竜アルビオン]によってメタりながら展開できれば〇です。
後攻は[アライズハート]の着地だけで厳しいですが、大抵相手の[ディアブロシス]が抜いてくるのは[ガーキマ]なので、[烙印融合]にアクセスできている場合は[アルバス]+[メルクーリエ]→[リンドブルム]として、[メルクーリエ]で2枚目の[アルバス]をもってきて召喚することで完全にまくりきることができます。


◆おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。
note執筆を通して、自分がどう考えて構築をしているのかをより言語化できた気がします。
初めての執筆だったため至らないところもままあったかと思いますがご容赦ください。
もし良ければ感想等Twitter(@Neiz_YGO)までいただけたらとても嬉しいです!
最後に、数多くの調整や採用カードの検討を手伝ってくれたのぶを(@nobunobuwowo)に超絶感謝!


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