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EDH《堕落者、アスタリオン》安価構築

ここ数か月、身の回りでEDHをプレイする人間が増えた事もあり、EDHを週2ぐらいのペースで遊んでいます。
遊んでいますが、本当にこの統率者組んでる人間もいなければ、知ってる人間も少ない。何故?こんなに面白いのに…

そんな事をぼやいてると、BG3のマルチを一緒にプレイする友人から
「アスタリオンの構築自体は需要があると思うんですよね…」
「私も組みたいんですが…すでにねじこさんが全部試してるし、下位互換になっちゃいそうで」
と言われたので、リスト共有するか!と思ったんですけど

普段回してるリストの合計金額

馬鹿?????
すみません…
これはできるだけ安価なバージョン・状態で計算した合計金額なんですが、自分が思った以上の値段になって笑っちゃった。

実際アスタリオンの構築話をしているnoteの反応を見るに、mtgプレイヤーよりもBG3プレイヤーが多いっぽいんですよね。
尚且つアスタリオンを推していて、そこからmtgに参入したいな~みたいな人もいるっぽい。
そんな人間に30万払ってみましょう!!!!って言う人間いたら、そりゃビビって遊ばんくなるのよ。


やるか、安価構築…
というか自分がL4-5卓に持っていく用のアスタリオンのリスト共有。

そんなわけで、デッキリストを公開して、解説したりします。
マジでmtg知らないけどやってみたいぜ!な人に向けたnoteなので、弊noteを読んでいるみんなは、弊note頻出クリーチャーであるアスタリオンの事を、テキスト一字一句全て把握されているでしょうが統率者解説からやります。

その上マジでmtg知らん人も読んで大丈夫なように、キーワード能力とかもざっくり書きます。
ざっくりな上、できる限り例外についてはややこしくなって初心者は余計にわからなくなると思う為記載しません。
実際遊ぶときは自分でも軽くルールを調べて遊んでね。


あと金出して強くしていきたいな~と思う人もいるかもしれない(本当に?)ので、差し替え案とかもいきます。行くぞ!

統率者解説


面白統率者

白黒含む6マナで、接死絆魂を持つ4/4のクリーチャー。
接死という能力により、攻撃時・ブロック時のダメージが当たったクリーチャーが破壊不能等を持たない限り、確実に殺す事ができます。
その為攻撃せずに立てておくと相手が強いクリーチャーで殴る事を躊躇してくれる事も多い。嬉しいね。

絆魂という能力ですが、アスタリオンがプレイヤーやクリーチャーに与えたダメージ分プレイヤーが回復します。
ブロックした時に相手クリーチャーに与えたダメージでも回復します。
4点回復は結構大きいので嬉しい。

ただ本命は接死と絆魂ではなく、その下のやたら長い能力!
自分のターンの終了ステップ開始時に発動するモード選択能力です。
モードは『食事』と『仲間』の2つ。

『食事』を選択すると、対戦相手一人を選択する必要があります。
その後指定した対戦相手がそのターン中に喰らったダメージと、同じ量のダメージを与えることができます。
例えば対戦相手Aさんを指定し、Aさんが4点ダメージを受けていると、食事の能力でさらに4点与えられます。

『仲間』を選択すると、自分がそのターンに回復したライフと同じ量のライフを回復します。
これは自分しか選択できません。他の対戦相手を回復させたりはできないです。
4点回復していたら、仲間の能力でさらに4点回復です。シンプル!

長いけどシンプルな能力。基本的にはゲームに慣れないうちは仲間を選択する方が安定します。


デッキリスト

デッキリストです。


2万以内にはなった

晴れる屋さんの合計金額だとこんな感じ。
在庫の関係でfoilや少し高額のバージョンが選択されていたりするので、実際お店で探すと15,000円ぐらいで収まったりすると思います。

初めてmtg触る人も想定しているので、無限コンボは入れていません。
コンボ入ってると変に意識して、シンプルに考えられなかったりもするし、慣れるまでは入れなくて良いと思います。
尚且つシンプルな能力のカードのみに絞ってます。
土地とかも安価なものかつ、カジュアル帯なら最後まで使えるかな〜なものにしてます。
安いからって入れて、後から買い替えまくるのもちょっとやだしね…


では早速クリーチャーから解説していきます。

クリーチャー

1 《セラの高位僧》
強い絆魂持ち。
初期ライフが40点な上、ライフを回復するカードが多いのですごく噛み合うカード。
ちょっと高いけれど、唯一無二の存在なので買う事をお勧めします。強い構築を目指すにしても、ずっと使うカード。
ひとまず安く抑えたいのなら《吸血鬼の殺し屋》に差し替えましょう。こちらも絆魂を持つ1マナの吸血鬼。

2.《命の恵みのアルセイド》
絆魂持ち。
なんと生け贄に捧げる事でクリーチャーやエンチャントを守る事ができます。強い!
統率者であるアスタリオンや、後述するヴィト、放血者等の強いクリーチャー等を守る為に使いましょう。

3.《天界の語り部》
絆魂持ち。
ライフが47点以上であれば、タップして起動する能力で天使が出てきます。
天使は4/4で飛行!強い!
ソーサリータイミングでしか起動できないので、自分のターンの終了前に忘れずに使いましょう。
警戒という攻撃してもタップしないで良い能力がある為、攻撃してからタップして起動できると嬉しい。
でも本人は1/1と貧弱な為、無理に殴らないようにしましょう。

4.《贖罪の聖騎士》
各ターンのアップキープ開始時に発動する能力により、直前のターンに自分が1点でもライフが減っていると大きくなる吸血鬼。
死んだ時に大きくなった分回復させてくれるので、除去された後もおまけがあって嬉しい。
後述の《太陽冠のヘリオッド》の能力とも相性が良い。

5.《縫合の僧侶》
自分がクリーチャーを出すと回復。
相手がクリーチャーを出すとその相手にダメージを与えられる。
《天界の語り部》が天使を出す時なんかにも当然誘発して回復をくれる。
相手がたくさんクリーチャーを出すデッキの時は良い感じに牽制してくれる。
仕事人!

6.《這い寄る吸血者》
自分のターンのアップキープ開始時に、敵全員に1点ダメージ。そして与えた分自分は回復。
ダメージを受けた対戦相手が3人いると3点回復。嬉しい。

7.《税収飲み》
絆魂持ち。
強請という能力を持っていて強い。
強請は自分が唱えた呪文に誘発する効果。
自分が呪文を唱えた時に追加で白マナか黒マナを支払うと、各対戦相手に1点ずつダメージを与え、与えたダメージ分自分は回復できます。
前述した《這い寄る吸血者》の効果を、呪文払った時にコストを払うと追加で発動できる…みたいな認識でOKです。

8.《幽霊議員カルロフ》
アスタリオンと相性が良い貪欲議員。
ライフが回復した時にどんどん大きくなります。絆魂等で回復して大きくした後、ターン終了時のアスタリオンの仲間効果で回復してもう一回大きくしたり。
貪欲議員と汚職判事で相性良いのちょっとウケる

白黒1マナずつ支払い、貯まったカウンターを6個取り除くと好きなクリーチャーを追放できます。
大きくして殴った後に敵のクリーチャーを追放して相手に圧を与えましょう。

9.《残忍な巡礼者、コー追われのエオス》
接死持ち。
自分が自分の場にクリーチャーを出すと回復。
自分のクリーチャーが死ぬと各対戦相手にダメージ。
シンプルだけど長く効く。

10.《太陽冠のヘリオッド》
ちょっと高いけど唯一無二!買おう!
ライフを回復するたびにクリーチャーかエンチャント1つに+1/+1カウンターを乗せて強化してくれます。
飛行持ちに乗せると強くなって嬉しい。
《贖罪の聖騎士》に乗せると死んだ時の効果も強化されるので嬉しい。
起動能力でクリーチャー1体に絆魂が付けられるのもたまに役に立つ。
レベルを上げると《歩行バリスタ》というカードを入れて、無限にダメージを飛ばすコンボを使ったりできる。
最初から最後までお世話になるカード。
ストーリー上だと結構カスな性格の神な為、ヘリカスと呼ばれる。
アスタリオンはカスみたいな性格のクリーチャーと相性が良い。カス同士お似合いやね…

11.《歓迎する吸血鬼》
飛行持ち。
自分の場にパワー2以下のクリーチャーが出てくると、各ターン1回までだけどカードが引ける。
嬉しい!

12.《とっつぁん》
各ターンの終了ステップ開始時に、そのターン3点以上回復しているとカードが1枚引ける。
相手ターンでも発動するので、相手クリーチャーを絆魂持ちでブロックして回復した時もカードが引ける。
本当に便利なクリーチャー。

13.《薄暮薔薇の棘、ヴィト》
最高に相性が良い吸血鬼。
アスタリオンのズッ友吸血鬼2人の内の1人。
ライフを回復すると回復した分、指定した対戦相手1人に同じ量のダメージが飛ぶ。
いろんな絆魂持ちと噛み合ってアホみたいなダメージが飛び、宇宙…
慣れない内はダメージの計算や、誘発効果の処理を忘れがちなので、メモを取りつつたくさん宇宙を見て慣れよう。
もう1人のズッ友もいると銀河。

14.《病的な日和見主義者》
他のクリーチャーが死亡するとカードを1枚引ける。
相手のクリーチャーが死亡した時も引けるので忘れずに引こう。

15.《ドラーナの使者》
飛行持ち。
ちょっと弱いけど《這い寄る吸血者》と同じような効果を持つ。
飛行がついてるのでヘリオッドの能力で絆魂付けて攻撃したり、相手の飛行持ちをブロックしたりできるので、吸血者に比べてものすごく弱いというわけではない。
とはいえ抜いてもいい。

16.《夢の巣のルールス》
絆魂持ち。
相棒と書かれてる部分はこのデッキでは関係ないので、ひとまず理解しなくても大丈夫です。
墓地から2マナ以下のクリーチャー・アーティファクト・エンチャントを唱える事ができます。
生け贄に捧げた《命の恵みのアルセイド》を墓地から唱えて使い回したり、《贖罪の聖騎士》をもう一度出したり。
墓地に行ったカードがもう一回使えるので雑に強いです。

17.《耽溺する貴族階級》
飛行と絆魂持ち。
自分のターンの終了ステップ開始時に誘発する効果持ち。
3点以上回復していると、各対戦相手に3点ダメージ。強い!
イラストがエッチ

18.《マルコフの浄化師》
絆魂持ち。
自分のターンの終了ステップ時に誘発する効果持ち。
1点でも回復していた場合、2マナ支払う事でカードが1枚引けます。
意外と仕事する。

19.《ロウクスの信仰癒し人》
絆魂持ち。
自分が回復する時の回復量が2倍になる。すごい。
2倍になった回復をアスタリオンの効果でもう1回回復して、それも2倍になって…
宇宙。ヴィトがいると恐ろしいくらいのダメージを飛ばしてくれます。夢がある。

20.《墓所の怪異》
強請持ち。
沼からマナを出す時、黒マナを1つ追加で出してくれるクリーチャー。
今回は安価構築なので入っていないが《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》という全ての土地を沼にもしてくれる土地ととても相性がいいので、ちょっと強くする時に購入を検討すると良い。

21.《アクロゾズの放血者》
飛行待ち。
アスタリオンのズッ友吸血鬼2人目。
自分のターンに相手に与えるダメージが2倍に。
こいつの能力はややこしいので、例を挙げて話します。

例として《アクロゾズの放血者》と《堕落者、アスタリオン》がいる場合に、2体とも対戦相手にダメージを与えるとする。
その場合通常だと放血者が2点、アスタリオンが4点ダメージを与えるのだが、放血者の能力により前者が4点、後者が8点となり、計12点のダメージを与えられる。
このターンの終了ステップ開始時にアスタリオンの食事モードを選択すると、通常12点を与えるのだが、そのダメージも放血者の効果により2倍になり、24点を与える事ができる。
結果合計36点を1ターンで与える事になる。

ただこれはダメージの置換効果である。ここがややこしいところ!
《堕落者、アスタリオン》は絆魂持ちの為与えたダメージ分回復ができるのだが、この場合アスタリオン自体が与えたダメージは4点なので4点しか回復しない。
ここが置換効果のややこしいところ。
アスタリオンが与えた4点ダメージ分4点を絆魂で即時回復するが、相手がダメージを喰らう時に放血者の効果で置換されるので、相手は8点ダメージ喰らう…みたいな感じ。
ここはよくわからなかったらとりあえず『よくわからないけど絆魂はパワー分しか回復しないんだな!』くらいで認識しといてください。

放血者がいる場合、よほどの事がなければアスタリオンのモードは食事を選択する事になります。
その方が強いから。
こいつも1500円くらいするけれど、唯一無二なのとマジで相性良いので必ず買いましょう。
安いカードにも高いカードにもこいつを誤魔化せるカードは無いんだ。買え。

22.《薄暮薔薇、エレンダ》
絆魂持ち。
エレンダ以外のクリーチャーが死亡すると+1/+1カウンターが乗って大きくなる。
相手のクリーチャーが死亡した時も乗る。
エレンダが死ぬと、乗っていたカウンターの個数分の吸血鬼が出てくる。
ヘリオッドの能力で大きくしよう!

23.《生ける聖人、セレスティン》
飛行と絆魂持ち。
自分のターンの終了ステップ開始時の誘発効果待ち。
自分のターン中回復したライフの量以下のマナコストを持つクリーチャーを墓地から戦場に出す効果がある。
《夢の巣のルールス》を持ってくると後が繋げやすいかな。
アスタリオンが除去をもらった時に統率者領域に戻すと、次から唱える際に8マナ以上必要になる為、わざと墓地に落としてセレスティンの効果で持ってきたりもできる。

24.《アスフォデルの灰色商人》
戦場に出た時効果持ち。
出た時に黒の信心分のダメージを各対戦相手に与え、与えた分回復できる。
黒の信心は、自分の場にあるクリーチャー・アーティファクト・エンチャントが持つ黒のマナシンボルの数。
自分の場にたくさん黒いマナシンボル持ちカードが並んでる時に出そう。
灰色商人だけ出した時は黒の信心が2個なので、各対戦相手に2点ずつダメージ、3人相手がいれば6点回復になる。
これでも別に弱いわけでは無いし、ライフが低くなってたら迷わず出そう。

25.《名誉の御身》
飛行と絆魂持ち。
自分のライフが25点以上あれば、8/8に。
パワーで押し切ろう。

26.《フェリダーの君主》
警戒と絆魂持ち。
自分のターンのアップキープ開始時に誘発する効果持ち。
自分のターンのアップキープ開始時にライフが40点以上あるとそのまま勝ちになる豪快なカード。
気持ち良く勝とう!

27.《黄昏をもたらす者、ルドルフ》
飛行と接死と絆魂持ち。
そして天使で吸血鬼。属性盛りすぎだろ。
ライフを回復していると、そのターンの間は破壊不能になり、追放以外では死ななくなる。
自分の終了ステップ開始時に誘発する効果持ち。
1マナと白か黒マナどちらかひとつを支払うと、自分が回復したライフ量以下のマナコスト分のクリーチャーを墓地から場に出せる。

28.《夜をもたらすもののシャード》
飛行待ち。
唱えて場に出すと対象にとった対戦相手1人のライフを切り上げ半分減らせる。
自分はその分回復する。
放血者やヴィトがあると1人即死させられる豪快なカード。
アスタリオンがいた場合、相手が回復しなければ終了ステップ時に倒す事ができる。
唱えた時のみ発動する効果なので、セレスティンやロドルフの効果で場に戻した時は効果が発動しない。
それでも8/8飛行はつよいのだ。



インスタント

インスタントはざっくり言うと相手ターンにも使えるカード。
相手の行動後なんかに優先権というものが渡されるのだが、それを渡してもらったタイミングで使えます。
優先権の移行するタイミングはいろんな人の対戦動画を見たり、マジックアリーナを遊んで確認してみてね。
近所に初心者講習しているショップがあったら参加してみると、もっとしっかり学べるのでおすすめ。

29.《流刑への道》
所謂単体除去と言われるカード。
クリーチャー1体を追放できる。
破壊不能がついてるカードもどかす事ができて強い。

30.《剣を鋤に》
単体除去。
クリーチャー1体を追放できる。

31.《暗黒の儀式》
マナ加速カード。
黒マナ1つから黒マナ3つを出せる。
統率者領域からアスタリオンを出す時とか、《夜をもたらすもののシャード》のように大量のマナを使う必要がある時に使おう。

32.《エレボスの介入》
モード選択があり、黒マナに追加でさらにマナを支払う分だけ効果が強くなる。
ひとつ目は除去。ライフ回復もできるのがちょっと嬉しいけど、コストに対してメリットが少ないのであまり使わないです。
ふたつ目は墓地追放。こっちの方が良く使う。
相手が《夢の巣のルールス》のように墓地を再利用するカードを持っていたりする時に、再利用されたら嫌なカードを取り除く為に使いましょう。

33.《マラキールの再誕》
両面カード。
裏面は土地になっていて、場に出す時に表のインスタントを使うか、裏の土地を使うかを選択する。
クリーチャー1体を対象として、そのターンに死亡しても、墓地からタップ状態で戻ってくる効果を付与できる。
要するに除去を打たれた時にクリーチャーを守る為のカード。

34.《活力回復》
3点のライフを回復して、カードを1枚引ける。
相手ターンに使って《耽溺する貴族階級》の効果を誘発させたりできる。
肝心のドロー効果の恩恵は低いので、mtgに慣れてきてもっとカードを効率良く引けるカードが欲しくなったり、ライフの管理ができるようになったら差し替えよう。
差し替え候補は《夜の囁き》や《血の署名》という、ライフを追加で支払って2枚引けるカード。

35.《ヘリオッドの介入》
モード選択があるカード。《エレボスの介入》と同じく、追加でマナを支払うほど効果が大きくなる。
ひとつ目は支払った追加マナ分、アーティファクトやエンチャントを破壊する効果。強い!
ふたつ目は追加マナの2倍分ライフを回復する効果。ヴィトがいるとダメージ源になって嬉しい!

36.《一時の猶予》
相手の呪文を対象に取って、手札に戻すカード。
その後1枚カードを引けます。

ちょっと複雑だけど、mtgでよく使われる打ち消し呪文の一つ。
例えば相手が強力なクリーチャーを唱えて、これが着地すると全員ボコボコにされて負ける!という状況の時。
そのような時に対応して《一時の猶予》を唱えて、対象を唱えているクリーチャーに打つと、馬に着地せず一度相手の手札に戻ります。
要するに延命する為のカードです。
相手がたくさんのマナを支払って唱えた呪文を戻せば、そのターン相手の行動はそれ以上取れなくなるし、次のターン同じ事をしようとした時には他の人が対処する手段を整えてくれたりするかもしれない。
そんな感じでピンチを乗り切れるカードです。
デッキを強くしていってもずっと使うカードなので、たくさん使って『どの状況で使うべきカードなのか』を学んでいきましょう!

37.《インプの悪戯》
これも打ち消し呪文みたいなもの。
単一の対象を取る呪文の対象を、別のものに変えられる効果。
わかりやすいところだと、自分のクリーチャー1体に使われた単体除去に対して使う事で、その単体除去を対象を別のクリーチャーに変えられます。
もちろん対象を相手のクリーチャーにも変更可能!
ただし単一の対象を取る呪文限定なので、クリーチャーや全体除去などには使えません。
使いどころが難しいけれど、上手く使うと強いカード。

38.《若返りの儀式》
4点回復して1枚カードを引けます。
これも《活力回復》みたいな使い方をするカード。
差し替えたくなったら前述した2枚にしましょう。

39.《苦渋の破棄》
クリーチャーだけでなく、アーティファクトやエンチャントも追放できる単体除去。強い!
ライフ3点を支払う必要がありますが、恩恵の大きさに比べると誤差みたいなダメージ。

40.《ラエゼルの軽業》
全体除去を回避するカード。
全体除去を使われると、自分の場・相手の場全てのクリーチャーが死亡したり追放されたりでまっさらになってしまうので、それを回避する為に使います。
自分だけ上手く回避できると、盤面が一気に有利に。嬉しい。
mtgだとラエゼル表記ですが、書かれてるのはBG3のレイゼル。
差し替え候補は《テフェリーの防御》。
こっちはライフも変動しなくなって強いけど、お値段がするのでmtgにハマってから買えば良いです。

41.《アスタリオンの渇望》
単体除去。
追放除去なのが少しえらい。
統率者がいるときに使うと、追放したクリーチャーのパワー分、統率者に+1/+1カウンターが乗るおまけつき。
アスタリオンがなんか勝手に満足するやつ。
あまり強くないけど、フレーバーとかの関係で入れている。
差し替え候補は《滅ぼし》かな。

42.《不死の標》
ライフが2倍に!すごい!
ヴィトでダメージを飛ばすでも良し、アスタリオンの仲間モードでさらに回復するも良し。


ソーサリー

自分のターンのみに使えるカード。
インスタントと違って使えるタイミングは限られるが、その分効果は強力!ド派手!

43.《戦慄の奔出》
放題持ち。
黒マナにプラスしてそれぞれのモードに応じた追加コストを支払うことで、任意のモードを使用できる。全ての追加コストを支払って全部使ってもOK!
基本的には2マナ追加支払いをして、対戦相手一人のライフを切り上げ半分失わせるモードを使う。
アスタリオンや放血者の効果も合わせてワンパンしよう!

44.《時間の恐喝》
追加ターンを得るカード。
対戦相手の誰かがライフの切り上げ半分を支払うと打ち消されてしまう。
だがそこにアスタリオンか放血者がいると確定で通る。何故なら死ぬので。
ガチの恐喝をして気持ちよくなろう!

45.《燻蒸》
全体除去。
これにより破壊されたクリーチャーの数だけ、自分はライフを回復できる。
相手のクリーチャー分も回復できる。
差し替え候補は《虐殺》。対戦相手が平地を場に出していると無料で使える全体除去。
全体に-2/-2を与えるので、弱いクリーチャーを一掃できる。
ただ無理に差し替えなくても、《燻蒸》が普通に相性良いのでそのまま使ってもOKです。


46.《ダンス・マカブル》
全員がそれぞれクリーチャーを生贄に捧げるタイプの除去。
そのあと20面ダイスを振り、出た目が1-14だとそのうち1体を自分の場に出せ、15以上だとそのうち2体が出せる。
BG3でサーイの死霊術を読み終わった後に得られる、『死の舞踏』のカード。流石に4体召喚はできないけど面白くて派手。
とはいえ強いカードではない為、カードを引く為の呪文や強いクリーチャーと差し替えても問題は無い。


47.《血の貢ぎ物》
キッカーコストを持っているカード。
黒マナ2つとマナ4つに加えて、自分がコントロールしている吸血鬼を1体タップすることで唱えられる。
対戦相手のライフを切り上げ半分減らし、自分はその分回復する。
ワンコンした上で回復できる嬉しいカード。


48.《ゾフの消耗》
これも両面で、裏が土地になっている。
表面は各対戦相手に4点ずつダメージを与え、自分は4点回復できる。


49.《回生+会稽》
分割カード。唱える時にどちら側を使うか選択し、両方同時に使う事は出来ない。
《回生》は墓地にあるマナコストが3以下のクリーチャーを場に出せる。
《会稽》は自分のライフを2倍にし、対戦相手一人のライフを切り上げ半分失わせる。
どっちを使っても強い。
アスタリオンとものすごく相性の良いカード。必須レベルで強い。ずっと使うのですぐに買おう!


エンチャント

クリーチャーのように場に滞在する置物。
エンチャントが直接戦闘をすることは無いが、様々な効果を持っていて状況を有利にしてくれる。

50.《ファイレクシアの闘技場》
自分のアップキープ開始時にカードを1枚引き、1点のダメージを喰らうエンチャント。
ダメージはもらうけれど、毎ターン追加で1枚必ずカードを引けるのでものすごく強い。

51.《加護の反射》
自分がライフを回復する時、回復量が2倍になるカード。
《ロウクスの精神癒し人》のエンチャント版。
シンプルに強い。
相手ターン中に回復する時もちゃんと2倍回復する。

52.《傷の反射》
アスタリオンの『食事』モードが全員のターンの終了ステップ開始時に発動する。
しかも同時に対戦相手全員に発動する。一瞬で場をぐちゃぐちゃにできるカード。
ただし置いた瞬間に対戦相手全員から敵視をもらう為、ライフを十分に回復してからや、強いクリーチャーを数体並べてから置こう。


アーティファクト

これも置物。
起動型能力を持っていて起動することで場を有利に出来るものが多い。
エンチャントが魔法によるバフで、バフが切れるまで有利になるイメージ。
アーティファクトは魔法のアイテムや武器を使って有利になるイメージをするとわかりやすいかな。

53.《太陽の指輪》
統率者の鉄板アーティファクト。
1マナで置いて、起動すると無色マナを2つ出せる。
ものすごく強い。
《太陽の指輪》のように、マナを出せるアーティファクトはマナファクトと呼ばれると覚えておくと、他の人のデッキ解説を読んだり、他のカードを調べる時に便利。覚えておこう。

54.《秘儀の印鑑》
これも鉄板マナファクト。
自分の統率者に含まれるマナのうち好きな色のマナを1つ出せる。
アスタリオンなら白マナか黒マナを出せる。
強い。強すぎる。

55.《稲妻のすね当て》
装備品。装備コストを支払う事で好きなクリーチャー1体に装備できる。
なんとこれは装備コストが0マナなので、無料で装備できる。
装備しているクリーチャーは速攻と被覆という能力を得る。
速攻は場に出てすぐ攻撃や、タップして使う起動能力が使える能力。
被覆は他の呪文や能力の対象にならない能力。
攻めと守り両方に使える万能装備品。

56.《オルゾフの印鑑》
マナファクト。
1マナ支払って起動すると、白マナと黒マナを1つずつ出せる。
特別強いわけではないので、mtgにハマって高額のマナファクトを買う事があれば抜くかな。
でもそれって1枚4,000円とか一万円超えたカードを入れるようになるようなタイミングなので、気にせず使い続けて問題無いです。

57.《速足のブーツ》
装備品。
装備コストに1マナ必要、
装備しているクリーチャーは呪禁と速攻を持つ。
呪禁は対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象にならない効果。
《インプの悪戯》のように、自分がコントロールしている呪文の対象を変えられた場合には対象にされてしまったりするが、それでもクリーチャーを守るには十分。

58.《聖列のタリスマン》
マナファクト。
普通に起動すると無色1マナが出る。
1点ダメージをもらって起動すると白マナか黒マナの好きな方1マナを出せる。
これもずっと使うカード。

59.《古術師の地図》
強すぎる。必須。
場に出た時に、山札から基本平地カード(カード名が《平地》の土地カード)を2枚まで探し出して、手札に加えられる。
そのあとも対戦相手が土地を1つ出すたびに、その相手が自分よりも土地を多く出している場合、自分は手札から好きな土地を出せる。
この時出す土地は《平地》以外も出せる。

mtgは土地というカードがすごく大事で、可能な限り自分のターンでは毎回土地を出したい。
でもどうしても土地が引けずに、自分だけマナを出せる量が少ない状況は発生してしまう。
それをリカバリーすることができる。
mtgに慣れれば慣れるほど強さが実感できるカード。

60.《汚れた印章》
起動効果で生け贄に捧げる必要がある、使い捨てのアーティファクト。
起動すると自分はそのターンに全てのプレイヤーが失ったライフに等しい点数のライフを回復する。
《夜をもたらすもののシャード》や《血の貢ぎ物》のように一気に相手のライフを減らすカードと相性が良い。
相手のターンにも起動できるので、相手がたくさんダメージを出した時にも使える。
意外と使い道はたくさん。

61.《統率者の宝球》
マナファクト。
統率者の色のうち好きな色のマナを1つ出せる。
生け贄に捧げるとカードが1枚引ける。

62.《清純のタリスマン》
マナファクト。
無色1マナが出る上、ライフを1点回復する。
そんなに強くない。これも高額マナファクトが欲しくなったら抜きましょう。

63.《星界の霊薬》
自分の終了ステップの開始時に発動する効果を持つアーティファクト。
これは起動能力が無い。
終了ステップ開始時に、自分のライフ総量が41以上だとカードが引ける。
40以下だと2点回復する。
アスタリオンと相性が良いアーティファクト。

64.《アルハマレットの書庫》
回復量が2倍になる。
そして自分のターンに、最初のドローステップで引く以外のタイミングでカードを引くときに2枚引ける。
《ファイレクシアの闘技場》や《歓迎する吸血鬼》で引けるカードの枚数が2枚になる。
5マナは少し重いけれど、その分しっかり仕事するアーティファクト。

プレインズウォーカー

mtgのストーリーにて主要人物として出てくる、プレインズウォーカーたちのカード。
忠誠値とそれを使って起動する能力を持つ。

65.《復習に燃えた血王、ソリン》
初期忠誠値は4。
忠誠値を+2するとプレイヤー1人かプレインズウォーカー1体に1点ダメージを与える。
忠誠値を好きなだけ減らすと墓地から減らした分と同じマナコストのクリーチャーを戦場に戻せる。
その上戻ってきたクリーチャーは吸血鬼になる。
吸血鬼になる方はこのリストだとあまり意味ないので無視で良いです。

ソリンがいると自分のターン中、自分のクリーチャーとプレインズウォーカーは全て絆魂を持つようになる。
たくさん殴ってたくさん回復しよう。


土地

66.《陽光昇りの小道》/《恐怖昇りの小道》
両面カード。
表で出すと白マナが、裏で出すと黒マナが出る土地になる。
手札や既に場に出ている土地を見て、今一番必要な色の面で置こう。

67.《斡旋屋一家の潜伏先》
68.《舞台座一家の中庭》
69.《貴顕廊一家の劇場》
70.《常夜会一家の店先》
71.《土建組一家の監督所》
一気にまとめて。フェッチランドと呼ばれる土地の一種。
それぞれ起動して生け贄に捧げる事で、対応した基本土地を山札からタップ状態で出せる。
その上1点回復ができる。
安価なので5枚入れたけれど、2色土地をたくさんかう段階になれば抜いて良い。
フェッチランドとしての上位互換は
《湿地の干潟》《乾燥台地》《新緑の地下墓地》等。
たくさんあるが、この3枚は特に安いので買いやすい。

72.《アーデンベイル城》
既に平地を出していればアンタップで置けるが、そうでなければタップ状態で出る。
起動効果で1/1の人間を出せるので、マナが使い切れなかった時に使うと便利。

73.《フロスト・ドラゴンの洞窟》
自分がすでに2つ以上の土地を出しているとタップ状態で出る。
起動すると飛行を持つ3/4のドラゴンに。
正直強くはないが、D&D関連で入れてみた。

74.《コイロスの洞窟》
そのままだと無色マナが、1点ダメージをもらうと白マナか黒マナが出る土地。

75.《統率の灯台》
無色マナが出る土地。
起動能力を使って生け贄に捧げると、統率領域にいる統率者を手札に加えられる。
統率者は統率領域から唱えるたびに統率者税といい、唱える時のマナコストが2マナずつ増えていく。
アスタリオンは2回目以降、8マナ、10マナと増えて唱える事がどんどん難しくなってしまう。
ただ《統率の灯台》で手札に加え、手札から唱える時は追加のマナコストが発生しない為、6マナで出せる。
ちょっと高いが買うと便利。

76.《統率の塔》
統率者において最強の土地。
統率者に含まれる色の中から好きな色のマナを出せる。
強い、安い、便利。
絶対に入れよう。

77.《僻地のぬかるみ》
無色1マナを使うと白マナと黒マナを1点ずつ出せる土地。
これだけだとマナを出せないので、初手で置かないように注意。
マナの出し方にも注意!

78.《寓話の小道》
フェッチランド。
生け贄に捧げると山札から好きな基本土地を選び、その後土地を4つ以上場に出しているとアンタップ状態で出せる。
3つ以下だとタップ状態で出る。

79.《祖先の道》
タップ状態で出る。
統率者に含まれる色のうち好きな色のマナを出せ、このマナを使い統率者と同じクリーチャータイプを持つクリーチャーを唱えると占術ができる。
クリーチャータイプはクリーチャーに書かれた『エルフ』『吸血鬼』のようなカテゴリの事。
アスタリオンは『エルフ』『吸血鬼』『ならず者』なので、このどれかが含まれたクリーチャーを唱えると占術ができる。
占術は山札の一番上を見たあと、それをそのまま上に戻すか山札の一番下に置くかを選択する効果。
一見よくわからないかもしれないが、その後カードを引く時に自分の要らないカードを引く可能性を減らす事ができるので、地味に強い。
アスタリオンを同じクリーチャータイプを持つクリーチャーを減らした場合は不採用にするかな。

80.《眠らずの城塞》
タップ状態で出る。
白マナか黒マナを出せる土地。
起動すると1/4のクリーチャーになり、攻撃するたび攻撃された対戦相手は2点ダメージ、自分は2点回復できる。

81.《磨かれたやせ地》
タップ状態で出る。出た時に1点回復。
白マナか黒マナを出せる土地。

82.《乱脈な気孔》
タップ状態で出る。
白マナか黒マナを出せる土地。
起動すると絆魂持ちの2/3のクリーチャーになる。

83.《勝者の大霊堂》
クラウドランドと呼ばれる土地のひとつ。
対戦相手が2人以上いるとアンタップ状態で出る。
白マナか黒マナを出せる土地。

84.《ボジューカの沼》
タップ状態で出る。
場に出た時に対戦相手1人を選び、その相手の墓地を全て追放できる。
墓地を再利用する呪文を使っている人を対象にしよう。
出るのは黒マナのみ。

85.《孤立した礼拝堂》
自分が平地や沼をすでに場に出している場合、アンタップ状態で出る。
そうでなければタップ状態で出る。
白マナか黒マナを出せる土地。

86.《静寂の神殿》
タップ状態で出る。
出た時に占術を1回行える
白マナか黒マナを出せる土地。

87-93.《平地》計7枚
基本土地。白マナが出る。

94-99.《沼》計6枚
基本土地。黒マナが出る。

基本土地である《平地》《沼》は他の2色土地を買う段階になった時、差し替えの対象になっていくカード。
ただ《古術師の地図》を採用しており、《平地》の枚数が少なすぎると地図を出した時に持ってくる分が少なくなるので、《平地》は最低3枚から4枚は必須です。

強い2色土地の例は《Scrubland》《神無き祭殿》《薄暗い裏通り》《悪臭の荒野》等。
この辺は2色土地で検索すると高額なものから安価なものまでたくさん出てくるので、お財布と相談しつついろいろ試してみてください。

以上の99枚と統率者を合わせて100枚!
基本的にはライフを回復しつつ、それによってダメージを出せる能力を使って戦うデッキです。シンプル!
アスタリオン自体はいろんな面白いカードと相性が良く、変なマイナーカードと噛み合ったりするのでデッキ構築の幅が広くて本当に面白い統率者です。
BG3から気になってこの記事読んだ人、組みましょう。
そしてmtgにはまりましょう。
沼の底からお待ちしております!


noteを読んでもよくわからないとか、構築で困ったりとか、どんなカードが他に相性が良いか気になる人がいれば是非twitter(@Nejico961)やnoteの方で声をかけてもらえれば、わかる範囲で答えます。
もっと安く組むには?みたいな質問等も大歓迎。


次回は自分がメインで回している、L7想定のアスタリオンの100枚解説を書く予定。

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