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受精方法で培養の結果が変わる?

異常受精には、以下のような場合があります。

  • 1PN(1 Pronucleus):受精が進んで、卵子と精子が結合しているが、核が1つしか形成されていない場合を指します。このような場合、受精卵は発育が妨げられる可能性が高いようです。

  • 3PN(3 Pronuclei):卵子が2つの精子から受精され、3つの核が形成された場合を指します。このような受精も異常受精で、胚発育に問題がある可能性が高いようです。

  • 2.1PN(2.1 Pronuclei):2PNと1PNの中間的な状態で、卵子と精子が正常に結合したものの、核が2つ以上形成された場合を指します。このような異常受精は比較的稀だそうです。

私はこの2年で4回2.1PNでの受精を医師から報告されました。
胚盤胞になれば大丈夫とか言われましても、胚移植の結果は陰性。
陰性の因果関係で異常受精が関わっているのかは特定できませんが、
とにかくこの異常受精の多さが気になっていました。

夫の総精子数から判断すると顕微授精( ICSI)一択なのですが、
とにかく妊娠という結果を出すために何か変えなきゃ・・
しかし医師からすれば毎度受精はするのに新たに別の方法などはあえて
提案できないのでしょうか・・

つまるところ、病院変えて採卵しました。
今回採卵した病院は全例
ピエゾ ICSIを実施しているということでした。

通常の ICSIは、とんがったピペットで卵子に穴を開けて、
一匹精子を卵子の中へ送り込む。

ピエゾ ICSIは、形状は平らなピペット。このピペットの振動で卵子に緩やかに穴を開けて精子を送り込む。

この差がどう私の卵子に効くのかはやってみないとわかりませんが、
説明を聞いて納得してピエゾ ICSIを行うことにしました。

結果は採卵して成熟していた2つの卵子とも正常受精。
これで2.1PNが出たら、答えの出ない悩みのスパイラルに入るところでした。

結果としてVeek分類Grade3の卵を一つ凍結しました。

次もピエゾ ICSIで挑戦します。


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