早咲きの梅
昨日は設定などに手こずったので、
今日はのんびり梅だよりとします。
数日まえ近くの熱海梅園に出かけました。
まだ早いようですが、中には見事に咲き誇る紅梅や白梅もあり、MOA美術館でもこの時期には光琳の屏風を展示していて粋な計らいです。(美術館への無料送迎バスあり)
今年の梅まつりは例年よりかなり人出が少なくゆったり歩け天気も良くて、長い自粛疲れが癒されるようでした。(駐車場には県外ナンバーの車も多く、同じような気持ちの人は多いのでしょう)
様々な梅の木があり花を目で楽しめても、その匂いが全く分からないのはガッカリ。ただ園内で軽食をとった時は、せいせいと私はマスクを外し思いっきり深呼吸いたしました。梅はやっぱり爽やかな香りあってこそです。
時間をかけて園内を巡るうち、菅原道真の歌が思い出されてきました。
東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
(意味)東風が吹いたら 私の所まで匂いを届けておくれ 主人がいないからと言って 春を忘れないようにね
我が家の梅の木に、遠く離れた大宰府から道真が声をかけたという歌です。東風は耳慣れない言葉ですが、梅の開花をさそう春風なのです。まぁ、北風みたいなインパクトはありませんが。
熱海梅まつり ~3月7日(日) 熱海梅園
am8:30~16:00 日曜、祝日は大道芸などのイベントも
◎次回は「工房の道具‥刃物」の予定です。